

【最終告知】成人発達理論「器の探究」講座
皆さま いつもお世話になっております。 以前ご案内しました、株式会社チームボックス代表取締役・中竹竜二さんとの共著『「人の器」の磨き方』をもとにした実践講座が、いよいよ8月18日(火)より開講となります。 今回のテーマは、器を知り、器を磨く。― 加藤洋平×中竹竜二が問う「相互発達」の実践 ―です。 他者をどう変えるかを考える前に、まず自分自身の器をどのように捉えるか。 本講座では、自己認識を起点に、自分の器の形や限界を見つめ、そこから器を磨き、他者との関わりの中で育てていくプロセスを探究します。 学びの土台となるのは、私が研究を重ねてきた成人発達理論と、中竹さんがトップアスリートや経営者への支援を通じて培ってきた実践知です。 さらに今回は、書籍の内容を解説するだけではありません。 出版後も両著者がそれぞれ研究と実践を重ねる中で、「器」や人間的成長について新たに見えてきた知見があります。そうした出版後にアップデートされた考察や実践知についても、講座の中でご紹介していきます。 すでに書籍を読まれた方にとっても、その


【フローニンゲンからの便り】19107-19109:2026年8月10日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19107 全知全能に関する唯識と中観の応答 19108 今朝方の夢 19109 今朝方の夢の振り返り 19107. 全知全能に関する唯識と中観の応答 先週行った勉強会で、ある参加者の方が「全知全能」というキーワードをアンケートに書いており、それは自分の究極的な関心事項に関わるものでもあったので、唯識と中観において全知全能というものをどのように考えることができるのかについて考えを深めていた。考えてみると、仏教における全知と全能は、一般的な宗教で語られる絶対神のイメージとはかなり異なるように思う。何でも知り、何でも思い通りに実現する巨大な主体が宇宙の外側に存在する、という発想ではないのである。むしろ仏教では、全知と全能のうち、とりわけ「全知」の意味が独特な形で深められているように感じる。唯識の観点から考えると、全知とは知識量の無限化で


【フローニンゲンからの便り】19104-19106:2026年8月9日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19104 サグレラスの教則本の第三巻に進むタイミング 19105 今朝方の夢 19106 今朝方の夢の振り返り 19104. サグレラスの教則本の第三巻に進むタイミング 最近、サグレラスの教則本の第二巻についても、ゆっくりではあるがすでに音を出せるようになってきた。まだ第一巻のような滑らかさはない。しかし、譜面を見てもまったく手が動かないという段階ではなく、一つ一つ確認しながらであれば音楽として形にすることができる。この状態まで来たこと自体、10ヶ月ほどの学習の蓄積が確実に身体へ浸透している証拠なのだと思う。では、いつ第三巻へ進むのがよいのだろうか。今のところ、第二巻を完全に仕上げてから第三巻へ進む必要はないように思える。むしろ、自分の場合は第二巻の7、8割程度の曲について、ゆっくりでも大きく止まらず最後まで音を追


【フローニンゲンからの便り】19100-19103:2026年8月8日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19100 古書店の店主のセオさんの訪問より 19101 今朝方の夢 19102 今朝方の夢の振り返り 19103 クラシック・ギターを始めてから10ヶ月経って 19100. 古書店の店主のセオさんの訪問より 時刻は午前6時を迎えた。今、うっすらとした朝焼けのもと、数羽の小鳥が清澄な鳴き声を上げている。今の気温は12度とかなり肌寒く、今朝方起床した時に、日の出の時間がピークの時よりも随分と遅くなっていることを実感した。目覚めた時には辺りがまだ随分と暗く、そこから歯磨きをして、少し明るくなり始めた時に外に出てHIITを行った。心拍数を大きく上げるトレーニングをしても、汗をかくことは全くなく、フローニンゲンは秋の入り口の手前にいるようだ。来週の半ばに30度近くに到達する夏日があるが、週末は19度までしか最高気温が上がらないことを見


【フローニンゲンからの便り】19097-19099:2026年8月7日(金)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19097 複雑さの錯覚 19098 今朝方の夢 19099 今朝方の夢の振り返り 19097. 複雑さの錯覚 今朝は、ブランダン・エイカー氏の助言を読みながら、クラシックギターが生み出す「複雑さの錯覚」について考えていた。流れるようなアルペジオの上で旋律が歌い、低音が静かに進み、内声まで動いているように聴こえると、ついその背後には非常に複雑な仕組みがあると思ってしまう。しかし、実際には一つひとつの材料は驚くほど単純なのかもしれない。たとえば、同じ和音を一度に鳴らせば、ただの響きとして聴こえる。ところが、その構成音を右手の一定の型で順番に弾くと、和音はたちまち時間の中を歩き始める。さらに左手の指を一本だけ外し、また戻すと、そのわずかな変化が旋律になる。和声はほとんど変わっておらず、右手も同じ動きを繰り返している。それでも耳には、幾つもの声部が精巧に


【フローニンゲンからの便り】19094-19096:2026年8月6日(木)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19094 指板を見ない演奏に向かって 19095 今朝方の夢 19096 今朝方の夢の振り返り 19094. 指板を見ない演奏に向かって 昨日は、いつか指板をまったく見ずに、目を閉じて音だけを感じながら演奏することについて考えていた。もちろん、いきなり盲目のプロギタリストのように演奏することはできない。長年かけて築かれた身体感覚や空間認識を、短期間で再現できるはずもない。しかし、できないことと、近づけないことは同じではない。バスケットボールでノールックパスを覚えたときも、最初から味方の位置を見ずに正確なパスを出せたわけではなかった。視線で状況を確認し、動きを予測し、その感覚を身体の中に少しずつ蓄積した結果、やがて目が向いていない場所にもパスを通せるようになったのである。クラシックギタ


【フローニンゲンからの便り】19091-19093:2026年8月5日(水)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19091 選択肢の縮小と自由の拡張 19092 今朝方の夢 19093 今朝方の夢の振り返り 19091. 選択肢の縮小と自由の拡張 ふと、ブランダン・エイカー氏の「自由とは、制約がないことではなく、適切な制約を選ぶことで生まれる」という助言について考えていた。音楽を学んでいると、自由に演奏するとは、好きな音を好きな順番で使うことだと思いがちである。決められた音も、調性も、和声も、リズムもなければ、何でもできるように見える。しかし実際には、選択肢が無限に広がるほど、どの音を選ぶべきか判断できなくなる。広大な海に地図も羅針盤もなく放り出されたようなもので、進める方向は無数にあるのに、どこへ向かえばよいのか分からない。自由のはずの状態が、かえって不安や停止を生むのである。反対に、使用する音を一つのキーに限定し


【フローニンゲンからの便り】19087-19090:2026年8月4日(火)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19087 曲との出合い直し 19088 今朝方の夢 19089 今朝方の夢の振り返り 19090 排便に潜む音楽 19087. 曲との出合い直し 昨日、ブランダン・エイカー氏の文章を読んで、音楽には不思議な時間が流れているのだと改めて思った。楽譜に書かれた音符は変わらない。和声も、フレーズも、休符の位置も、以前に弾いたときとまったく同じである。それなのに、何年か後に同じ曲を聴くと、まるで別の作品に出会ったように感じることがある。曲が成長したのではない。曲を眺める自分の目や、音を受け取る心のほうが変化したのである。一曲を練習するということは、正しい完成形へ近づいていく作業だと考えられがちである。音を間違えず、テンポを整え、強弱や表情を決めれば、やがて作品は完成する。その地点に到達したら、曲は理解済みのものとして、自分の中の棚に収めら


【フローニンゲンからの便り】19083-19086:2026年8月3日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19083 五度圏を使った遊びを行ってみて 19084 今朝方の夢 19085 今朝方の夢の振り返り 19086 コード進行の役割と力について 19083. 五度圏を使った遊びを行ってみて 昨日、五度圏を使った遊びが、実際にはどのような力を育てているのかを考えながら練習した。これまでは、五度圏を調号やコード進行を覚えるための図として見ていたが、実際に即興へ取り入れると、耳と身体と理論を同時に結びつける装置のように感じられた。右方向や左方向へ一つずつ調を移していくと、新しい調に入った瞬間、どの音が中心になるのかを探す必要がある。主音が見つかると、それまで浮いていた音が急に一つの方向へ引かれ始める。この感覚を繰り返すことで、調性感や主音への帰属感が少しずつ強くなるように思えた。調が変わるたびに、耳の中で重力の中心を置き直し


【フローニンゲンからの便り】19079-19082:2026年8月2日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19079 基礎の集積 19080 今朝方の夢 19081 今朝方の夢の振り返り 19082 五度圏を使った遊び 19079. 基礎の集積 ブランダン・エイカー氏の言葉を読みながら、難しい技術を前にしたとき、自分がいかに完成形だけを見てしまっているかを考えた。演奏を聴くとき、耳に入ってくるのは滑らかに仕上がった音だけである。そこに至るまでに何度動きを遅くし、何度失敗し、どれほど単純な練習を積み重ねたのかは見えない。そのため、自分は完成した技術と現在の自分を直接比べ、能力の差だと思い込んでしまうのだろう。トレモロはその典型である。速く均一に連続する音だけを聞けば、一つの特殊な才能によって生み出されているように感じられる。しかし実際には、右手の各指を独立して動かすこと、一定の順序を保つこと、余分な力を抜くこと、音量をそろえること、拍の中に音を配置するこ