

【フローニンゲンからの便り】18697-18702:2026年5月17日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18697 自由になるための基礎練習 18698 今朝方の夢 18699 今朝方の夢の振り返り 18700 朝のブラックコーヒーの飲み方 18701 基礎練習だけの日 18702 フォームの調整日としての基礎練習のみの日 18697. 自由になるための基礎練習 最近続けている左右の運指トレーニングについて考えていると、これは単なる「ギターの練習」というより、スポーツ選手が毎日繰り返している基礎ドリルに極めて近いものなのだろうと思うようになった。特に感覚として近いのは、サッカー選手のボールタッチ練習や、バスケットボール選手のハンドリング練習である。サッカーでは、一流選手ほど地味なインサイドパスやリフティングを異常な精度で繰り返しているという。試合中に華麗なプレーができるのは、複雑なことをしているからではなく、「基礎動作が身体の奥深くまで染み込んでいる」から


【フローニンゲンからの便り】18692-18696:2026年5月16日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18692 音の内部に秩序と重力を与えること 18693 今朝方の夢 18694 今朝方の夢の振り返り 18695 身体の可能性の探究 18696 無意識下で進む神経の配線工事 18692. 音の内部に秩序と重力を与えること ブランダン・エイカー氏の助言は、単なる「音量調整」の話ではなく、「音楽の中に階層構造を生み出す感覚」について語っているのだと思う。多くの人は、コードを「同時に鳴る複数の音」として捉える。しかし実際の音楽では、コードは単なる塊ではない。その内部には、複数の声部が生きている。まるで一枚の絵画の中に、前景、中景、背景があるように、和音の内部にも焦点の違いが存在しているのである。自分も最近、ギターを弾きながら、この「全部を均等に鳴らそうとする癖」に気づき始めている。基


【フローニンゲンからの便り】18686-18691:2026年5月15日(金)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18686 基礎練習に深い楽しさを感じて 18687 今朝方の夢 18688 今朝方の夢の振り返り 18689 人格の声としての演奏 18690 探検としての基礎練習 18691 感動の背後にある演奏者の存在の質 18686. 基礎練習に深い楽しさを感じて 自分は改めて、基礎練習を楽しめるということが、実は非常に大きな転換点なのではないかと思うようになっている。多くの人は、音楽の楽しさを「曲を弾けること」や「人前で演奏すること」の中に見出そうとする。しかし今の自分は、むしろ単音の響き、右手のわずかな角度、左手の指先の圧力、スケールの均一さといった、ごく小さな営みの中に深い充足感を感じ始めている。それはまるで、派手な花を追い求めることをやめ、土を耕す時間そのものに喜びを感じる庭師の


【フローニンゲンからの便り】18681-18685:2026年5月14日(木)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18681 今朝方の夢 18682 今朝方の夢の振り返り 18683 神経系を鍛える基礎鍛錬 18684 基礎練習の真髄 18685 DMNを緩める神経学的坐禅としてのクラシックギターの演奏 18681. 今朝方の夢 今朝方はいつも以上に睡眠を取っており、気がつくと9時間半ほど寝ていた。途中で目覚めることは一切なく、深い睡眠を通じて心身が深く癒されていた。そんな中、今朝方は次のような夢を見ていた。夢の中で私は、あるアメリカ人の同世代の著名な哲学者の妻のケアをしていた。本来は夫の彼がそれを担うはずなのだが、彼曰く、どうやって彼女に接したらいいのかわからないと悩んでいたのである。私は彼に、「複雑に考える必要はなく、ただそばにいて優しく接してあげればそれでいいのではないか」と述べた。実際に彼女もそれを望んでいるようで、自分が彼女に対してそのように接してあげるとす


【フローニンゲンからの便り】18677-18680:2026年5月13日(水)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18677 宇宙の形について 18678 今朝方の夢 18679 今朝方の夢の振り返り 18680 筋力不足ではなく協調性への意識 18677. 宇宙の形について ここ数日、宇宙の「形」について考える時間が増えている。惑星は球体であり、水滴もまた球体に近づき、細胞や眼球、果実、星々までもが丸みを帯びている。この世界にはなぜこれほど球体が多いのだろうかと思う。重力の働きによって、エネルギー効率の良い形が球体になるという説明は知っている。しかし、それでもなお直感的には、「部分に見られる形は全体にも現れるのではないか」という感覚が残る。まるで木の枝分かれが肺胞や河川の流れと似ているように、小宇宙と大宇宙の間には反復する構造があるのではないかと思えてくる。フラクタル構造という観点から見ると、この感覚にはある種の魅力がある。自然界では、局所的なパターンが異なるス


ハーバード・ビジネス・レビューへの投稿記事の公開(第12回〜第13回)
皆さま いつもお世話になっております。 成人発達学者の加藤洋平です。 今週と来週にかけて、ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)にて、新たな連載記事(第12回〜第13回)が公開されます。 今回の記事では、「測定」と「倫理」という、成人発達理論を実務で扱ううえで避けて通れないテーマを取り上げています。 これまでの連載では、「人は大人になってからも発達しうる」という前提のもと、「器」と「能力」という二軸モデルを用いながら、部下育成やリーダーシップをどのように捉え直せるかを論じてきました。 また、インタビュー、文章完成テスト、LDMAなどを通じて、「器」をどのように見立てるかという具体的な方法論にも踏み込んできました。 しかし、成人発達理論は、人の内面構造に深く触れる理論であるからこそ、使い方を誤ると、人を支える知ではなく、人を固定化し、序列化し、可能性を閉じる道具にもなりえます。 第12回では、「部下の発達を測定する」という行為そのものが持つ危うさを扱っています。 測定は、本人の学習や自己理解を促進す


【フローニンゲンからの便り】18672-18676:2026年5月12日(火)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18672 広大な自由のための基礎 18673 今朝方の夢 18674 今朝方の夢の振り返り 18675 朝のスクワットジャンプ 18676 アムステルダムでビザ申請に必要な生体認証を終えて 18672. 広大な自由のための基礎 時刻は午前5時を迎えた。今日は英国ビザの申請手続きのためにアムステルダムに行く。出発までちょうど3時間ほどあるので、早朝のギター練習に力を入れたい。最近、自分の中で、クラシックギターの練習に対する感覚が少し変わってきている。以前は曲を弾くことそのものに意識が向かいやすかった。しかし今はむしろ、曲以前の「身体の基礎工事」をしている感覚が強い。まるでバスケットボール選手が、試合形式より先に、延々とドリブルやボールハンドリング、レイアップ、フォームシュートを反復す


【フローニンゲンからの便り】18665-18671:2026年5月11日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18665 神義論について 18666 今朝方の夢 18667 今朝方の夢の振り返り 18668 発話人格の移植としてのシャドーイング 18669 反対の手の感覚 18670 認知文明論としての唯識思想とテクノロジー哲学の接続に向けて 18671 音を聴くとは何か 18665. 神義論について 先日、神義論について考えていて、特に「神は全善である」という前提にどこか強い違和感を覚えていた。その違和感は、おそらく唯識思想の影響を強く受けているからなのだろう。唯識では、世界は固定的実体の集合ではなく、縁起的かつ条件依存的な流れとして理解される。そのため、「完全に善なる絶対存在」という発想そのものが、どこか実体化された概念のように見えてしまうのである。そもそも唯識においては、善悪ですら条件的な現象である。煩悩もまた無明によって生じる認


【フローニンゲンからの便り】18658-18664:2026年5月10日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18658 フラメンコギターにおけるコード進行 18659 今朝方の夢 18660 今朝方の夢の振り返り 18661 耳コピ能力の涵養 18662 仏教美学 18663 朝のHIITの工夫 18664 フローニンゲンを離れる前に:ForumでVR作品『A Long Goodbye』を鑑賞して 18658. フラメンコギターにおけるコード進行 最近、フラメンコギターにもクラシック音楽のようなコード進行の概念があるのか気になって調べてみた。結論から言えば確かに存在するのだが、その感覚はポップスやジャズの「コードを並べる」という発想とはかなり異なるように思えた。むしろフラメンコにおけるコード進行は、和声そのものというより、リズムや身体感覚や情念と一体化した空気の流れのようなものなのかもしれない。特に印象的だったのは、アン


【フローニンゲンからの便り】18651-18657:2026年5月9日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18651 フラメンコギターのオンラインコースを受講し始めて 18652 今朝方の夢 18653 今朝方の夢の振り返り 18654 ラスゲアードの奥深さ 18655 『Zen Guitar』との出会い 18656 音を出す前に 18657 注意を向けることと愛 18651. フラメンコギターのオンラインコースを受講し始めて ここのところ自分の中でフラメンコギターへの関心が静かに高まり続けていたが、ついに本格的なフラメンコギターコースを受講することに決めた。今回選んだのは、ゲルハルト・グラフ=マルティネスによる体系的なコースである。単なる曲集ではなく、フラメンコという文化そのものへ身体ごと入っていくような内容に強く惹かれた。特に印象的だったのは、このコースが最初から「コンパス」を重視している点である。クラシックギタ