

【講座のご案内】大人になってからも、人はどのように成長するのか?――成人発達理論スターベーシック講座
皆さま いつもお世話になっております。 このたび、アンファク株式会社が主催する「成人発達理論スターベーシック講座」に登壇させていただくことになりました。 成人発達理論は、大人になってからも人間のものの見方や意味づけの仕組みが変化し、成長していく可能性を探究する学問です。 私たちは日々、さまざまな経験を通じて知識や技能を獲得しています。しかし、人間の成長とは、単に知っていることやできることが増えるだけではありません。これまで当然だと思っていた前提を問い直し、自分自身や他者、そして世界を捉える枠組みそのものが変わっていくことも、重要な成長の一つです。 では、そうした深い意味での成長は、どのような条件のもとで生じるのでしょうか。また、人間の成長についての理解を、日々の仕事や組織づくり、教育、コーチング、さらには自分自身の人生にどのように生かしていけるのでしょうか。 今回の講座では、成人発達理論を手がかりに、こうした問いをさまざまな角度から探究していきます。 私自身、長年にわたって成人発達理論の研究と実践に携わってきましたが、


【DHBR連載】成人発達理論で考える部下の育て方とリーダーの成長(第27回〜第32回公開)
皆さま いつもお世話になっております。 成人発達学者の加藤洋平です。 ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)にて、連載「成人発達理論で考える部下の育て方とリーダーの成長」の第27回〜第32回が公開されました。 今回の記事では、成人発達理論の観点から、部下を育てる上司の特徴、効果的な指導のあり方、ミッドライフ・クライシスへの向き合い方、感情的な葛藤への対処、困難な経験とリーダーとしての成熟の関係、そして新任マネジャーの成長を支える方法について考察しています。 今回の6本を通じて一貫して問いかけているのは、「人はどのような経験を通じて成長し、その成長をどのように支援できるのか」という問いです。 部下の成長を促すためには、単に知識やスキルを教えるだけでは十分ではありません。また、リーダー自身も、困難な経験を積み重ねれば自動的に成熟するわけではありません。 重要なのは、自分自身のものの見方や思考の前提に気づき、それらを問い直しながら、他者や環境との関わり方を変容させていくことです。 部下への指導やフィード


⭐️YouTubeチャンネル開設のお知らせ成人発達学とリアリティ探究を、日々の耳学習に
皆さま いつもお世話になっております。 このたび、YouTubeチャンネル「加藤洋平の成人発達学とリアリティ探究 | 日米蘭英からの便り」を開設しましたので、ご案内いたします。 本チャンネルでは、2011年から2026年にかけて約15年間にわたり執筆してきた探究日記をもとに、人間発達、意識、リアリティ探究に関する動画を順次公開していく予定です。 また、これまでゼミナールという学びの場で共有してきた内容や、私自身が長年かけて探究してきた事柄を、より広く、無料でアクセスできる形にしていきたいという想いもあります。成人発達学やリアリティ探究に関心を持つ方が、場所や時期を問わず学びに触れられる場として、このチャンネルを少しずつ育てていければと思っています。 動画は、2011年から始まるジョン・エフ・ケネディ大学への留学記をもとにしたものから順番に公開しています。時系列に沿って視聴していただくことで、私自身の探究の歩みを追体験していただきながら、人間発達やリアリティに関する理解を少しずつ深めていただけるのではないかと思っています。 .


【エディンバラ大学からの便り】19470-19474:2026年11月1日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19470 善珠の『因明論疏明燈抄』と『唯識分量決』に見出した興味深い論証上の違い 19471 今朝方の夢 19472 今朝方の夢の振り返り 19473 善珠に関する研究を進めて 19474 善珠に関する研究の進展 19470. 善珠の『因明論疏明燈抄』と『唯識分量決』に見出した興味深い論証上の違い 時刻は午前6時半を迎えた。快眠を経て、心身のエネルギーが完全に充電されているのを感じる。そんな中、エディンバラ大学のPGT Supervised Research Essayの研究について考えていた。ここ数週間、奈良時代の法相宗の学僧である善珠の著作を読み、中国・新羅から伝えられた唯識思想が、日本でどのように解釈されていたのかを調べてきた。最初の問題意識はかなり大きかった。中国


【エディンバラ大学からの便り】19465-19469:2026年10月31日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19465 第207回のゼミのクラスに向けて(その1) 19466 今朝方の夢 19467 今朝方の夢の振り返り 19468 第207回のゼミのクラスに向けて(その2) 19469 第207回のゼミのクラスに向けて(その3) 19465. 第207回のゼミのクラスに向けて(その1) 時刻は午前6時半を迎えた。昨日はハロウィンということもあって、隣のイベント会場は深夜まで騒がしく、それが終わるまで寝付くことができなかったのだが、ベッドの上で目を閉じているだけでも身体は休まっているようで、起床してアパートメントのジムに行っていつものようにSpirint8のプログラムを行なっても何の問題もなかった。 英国のサマータイムが終了したことを受けて、今日からのゼミは英国時間の正午から行われる。その点に注意し、早めに昼食を食


【エディンバラ大学からの便り】19460-19464:2026年10月30日(金)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19460 ジュリオ・サグレラスの教則本と博士課程の対応関係 19461 今朝方の夢 19462 今朝方の夢の振り返り 19463 安定した演奏に向けて習熟度を高めること 19464 善行の背後に残る我執をどう考えるか 19460. ジュリオ・サグレラスの教則本と博士課程の対応関係 時刻は午前6時を迎えた。今日も快眠を取ることができ、気力に満ちている。昨日、ポール・フラー博士から仏教倫理のコースのファイナルエッセイの計画に対してフィードバックをいただいたので、今日はそれに基づいて構成案を練り直し、執筆に向けて文献調査を完了させたい。3000語の字数制限があるので、良遍の倫理思想までは踏み込めないが、将来の論文への橋渡しとなるエッセイにしたい。 昨日、ジュリオ・サグレラスの教則本について改めて考えた。第1巻から第6巻ま


【エディンバラ大学からの便り】19454-19459:2026年10月29日(木)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19454 トレーニングと研究・協働の進展を感じながら 19455 今朝方の夢 19456 今朝方の夢の振り返り 19457 良遍の教義的調停を通じて、仏教研究の方法を考える 19458 クラシックギターのグレードとサグレラスの教則本――友人イーサンとの新たな共通点 19459 無我から倫理的変容へ、仏教倫理研究の新しい方向性 19454. トレーニングと研究・協働の進展を感じながら 時刻は午前6時半を迎えようとしている。今日のエディンバラは朝から気温が比較的高く、9度もある。体感として5度以下になると、外に出た時に強い肌寒さを感じるが、9度だと全くそのようなことがない。今日も午前5時半あたりにアパートメントのジムに行ったのだが、半ズボンでもそれほど寒さを感じなかったことがそれを証明している。来週か


【エディンバラ大学からの便り】19450-19453:2026年10月28日(水)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19450 本来的な覚りと修行の因果性――良遍『真心要決』の哲学的独創性を探る 19451 今朝方の夢 19452 今朝方の夢の振り返り 19453 仏教と暴力 19450. 本来的な覚りと修行の因果性――良遍『真心要決』の哲学的独創性を探る 一昨日、新たに執筆を計画している良遍『真心要決』に関する論文の構想を、学術的な独創性という観点から大きく深めることができた。これまでの研究質問は、本来的な覚りがすでに備わっているのであれば、なぜ段階的な修行が必要なのかというものであった。しかし、この問い自体は東アジア仏教において長らく論じられてきたものであり、良遍自身もすでに明確に認識していた問題である。したがって、研究者として目指すべきなのは、この逆説を改めて指摘することではなく、


【エディンバラ大学からの便り】19446-19449:2026年10月27日(火)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19446 『中道事』を扱った英語論文の投稿用ドラフトの完成 19447 今朝方の夢 19448 今朝方の夢の振り返り 19449 虹・授業・絵画 19446. 『中道事』を扱った英語論文の投稿用ドラフトの完成 時刻は午前6時を迎えた。闇と静寂に包まれた静かな朝の世界が広がっている。昨日、良遍に帰される『中道事』を扱った英語論文の投稿用ドラフトが、ひとまず完成した。題名は「Consciousness-Only as Great Compassion in the Chūdōji: Doctrinal Gates and the Norms of Hossō Affiliation」である。わずか二頁ほどの短い仏教文献を相手に、随分と長い時間を費やしてきた。しかし、文章を追


【エディンバラ大学からの便り】19441-19445:2026年10月26日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19441 今日の計画 19442 今朝方の夢 19443 今朝方の夢の振り返り 19444 中国・新羅の唯識思想から、日本の善珠の論理学へ(その1) 19445 中国・新羅の唯識思想から、日本の善珠の論理学へ(その2) 19441. 今日の計画 時刻は午前6時を迎えた。サマータイムが終了して最初の週を迎えたわけだが、今のところ1時間の時間調整で困ったことは生じていない。人によっては心身に影響が出るらしいが、自分は速やかに適応できたようである。ゆっくりと秋から冬に向かいつつあるエディンバラだが、今のところは厳しい寒さを感じておらず、最初の冬をどのように体験するのかに関心がある。情報によると、エディンバラの地形と海との関係性から、冬はそれほど気温は下がらないと聞いた。実際に、真冬に関してはフローニンゲンの方が気温が低いぐらいなので、意外と冬も過ごしやすいので