

【世界標準の発達理論 プロフェッショナルコース】臨床現場における「治療」と「発達」の統合
セミナー紹介動画 皆さま いつもお世話になっております。 成人発達理論の世界的研究者をお招きして開催している特別セミナーシリーズの第2回を、下記の通り開催いたします。 今回のテーマは 「 臨床現場における『治療』と『発達』の統合 」 です。 25年以上の臨床経験を持つサイコセラピスト、Dr. Mark Formanをお迎えし、成人発達理論を臨床心理やセラピーの現場にどのように応用できるのかについてお話しいただきます。 トラウマの癒し、シャドー(心の影)の統合、精神的成熟という多層的な観点から、人間の成長プロセスを立体的に捉えるアプローチを学びます。 「癒やし」と「発達」を分断するのではなく、人間を全人的に理解し、深い自己変容を支えるためのインテグラルな臨床的視点と倫理について探究していきます。 また、フォーマン博士の代表的著作『A Guide to Integral Psychotherapy: Complexity, Integration, and Spirituality in Practice』が、先日『...


【本日発売開始!!】『心の複雑さに向き合うとは、どういうことか ~成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学~』
皆様 いつもあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。 成人発達学者の加藤洋平です。 このたび、監訳者・翻訳者として関わらせていただいた『 心の複雑さに向き合うとは、どういうことか——成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学—— 』が、本日発売となりました。 本書は、リーダー、コーチ、コンサルタント、教育関係者、セラピストなど、人と深く関わり続けるすべての方に向けた一冊です。 善意からの関わりがなぜか届かない。 何度も対話を重ねているのに、どこかで理解が止まってしまう。 本人は本気で変わりたいと思っているのに、同じパターンを繰り返してしまう。 こうした現象を、性格や能力の問題としてではなく、「発達の構造」という視点から丁寧に読み解いていくのが本書の大きな特徴です。目の前の言動の背後にある「意味づけの枠組み」を見立てることで、支援の質が根本から変わっていく。その実践的なプロセスが、豊富な臨床経験に基づいて具体的に描かれています。 著者のマーク・フォーマン博士は、私が米国ジョン・エフ・ケネディ大学に留学していた際にお世


【フローニンゲンからの便り】18368-18372:2026年3月16日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18368 エディンバラ大学での指導教官について 18369 今朝方の夢 18370 今朝方の夢の振り返り 18371 バッハのコラール(その1) 18372 バッハのコラール(その2) 18368. エディンバラ大学での指導教官について エディンバラ大学の仏教学修士課程に進学した場合、誰に修士論文を指導してもらうのがよいのかということについて今一度考えている。現在の研究テーマは日本法相宗の唯識思想であるため、直感的には仏教哲学を専門とする森里武先生の方が直接的に近い分野であるように思える。しかし、もう一人の候補であるアビゲイル・マクベイン博士の経歴や研究内容を詳しく見ていくと、必ずしも専門が完全に一致していなくても、むしろ修士段階では大きなメリットがあるのではないかと感じ始めている。マクベイン博士は、日本仏教そのものの思想研究と


【フローニンゲンからの便り】18362-18367:2026年3月15日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18362 エディンバラの水道水の美味さを思い出して 18363 今朝方の夢 18364 今朝方の夢の振り返り 18365 四無量心の実践 18366 記憶を促す感動 18367 コーヒーの不思議な効能 18362. エディンバラの水道水の美味さを思い出して エディンバラ大学に留学することを決めて、昨年の秋にエディンバラを訪れた際に、水道水が美味しかったことをふと思い出した。それを受けて、引っ越しに際してBRITAを持っていく必要はないのかもしれないと思って改めて調べてみた。結論から言えば、エディンバラではBRITAを必ずしも持っていく必要はない可能性が高い。むしろ多くの人はそのまま水道水を飲んでいるらしい。理由は、スコットランドの水質がヨーロッパの中でも非常に良いからである。エディンバラの水は主に周辺の貯水池や高地の水源から供給


【フローニンゲンからの便り】18356-18361:2026年3月14日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18356 ゼミナールの第174回のクラスの課題文献の要約 18357 今朝方の夢 18358 今朝方の夢の振り返り 18359 知能研究と個人差の視点から考えるクラシックギターの練習 18360 文化箏の練習を再開して 18361 文化箏の音色の魅力に改めて気づいて 18356. ゼミナールの第174回のクラスの課題文献の要約 今日のゼミナールの第174回のクラスでは、課題文献の第7章を扱う。そこでは、発達心理学における知能と個人差(individual differences)の問題を中心に扱う。この章の主要な関心は、人間の認知能力がどのように個人によって異なるのか、知能とはどのような能力なのか、そしてその能力がどのように測定され、どのような要因によって形成されるのかという点にある。発達心理学の多くの理


【フローニンゲンからの便り】18350-18355:2026年3月13日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18350 数学の公式を学ぶように仏教概念を学ぶこと 18351 今朝方の夢 18352 今朝方の夢の振り返り 18353 詰将棋に似た知的ゲーム性 18354 メロディーとベースを分離して練習する方法 18355 引っ越しに際しての文化箏の行方 18350. 数学の公式を学ぶように仏教概念を学ぶこと 数学の公式は、単に暗記されるだけでは十分に機能しない。重要なのは、必要な場面で自然に呼び出され、問題解決の道具として働く状態にまで身体化されていることである。例えば、二次方程式の解の公式を知っているだけでは数学力とは言えず、問題を見た瞬間に「ここではこの公式が使える」と気づき、適切に適用できて初めて知識は力になる。この構造は、実は仏教の概念の理解にもほぼそのまま当てはまる。四諦、八正道


【フローニンゲンからの便り】18344-18349:2026年3月12日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18344 エディンバラ大学への進学の意向を固めて 18345 今朝方の夢 18346 今朝方の夢の振り返り 18347 論文を書くための読書へ 18348 仏教研究を本業として 18349 引っ越しに際しての本の断捨離 18344. エディンバラ大学への進学の意向を固めて 時刻は午前5時半を迎えた。今の気温は5度で、昨日よりも気温が低い。一昨日にエディンバラ大学からオファーをいただき、その翌日の昨日にはオックスフォード大学から連絡があり、今回はご縁がなかったようである。ロンドン大学SOASとエディンバラ大学は共に魅力的な研究環境を提供しているため、昨日はどちらの大学院に進学しようかと悩んでいた。今日も午後には十分に時間を取って、じっくりと進学先を検討したい。今の所、ロンドン大学SOASからはルシア・ドルチェ教授が異動してしま


【フローニンゲンからの便り】18338-18343:2026年3月11日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18338 エディンバラ大学から合格通知を受けて 18339 今朝方の夢 18340 今朝方の夢の振り返り 18341 詰将棋的な面白さを持つ仏教研究 18342 流動性知能を鍛えるクラシックギターの練習 18343 楽器を持って練習していない時のイメージトレーニング 18338. エディンバラ大学から合格通知を受けて 時刻は午前5時を迎えた。3月に入ってフローニンゲンもようやく極寒を脱却し、春らしさが感じられるようになってきている。それは気温に現れているし、何よりも晴れの日が増え、冬の間はなかなか拝むことができなかった太陽を拝むことができている。日中の最高気温も15度に到達する日が続いていたが、今日からは最高気温がまた少し下がり、10度ほどの日が続いていく。最低気温に関してもまた下がるが、これは正式な春がやっ


【フローニンゲンからの便り】18332-18337:2026年3月10日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18332 技術的シグナルとしての身体の緊張 18333 今朝方の夢 18334 今朝方の夢の振り返り 18335 身体と音のパズルとしてのクラシックギターの練習 18336 即身成仏体験を誘発するクラシックギターの演奏 18337 詰将棋の美的構造と類似する譜面上の美 18332. 技術的シグナルとしての身体の緊張 ブランダン・エイカー氏の助言は、演奏における「緊張(tension)」を心理的問題ではなく技術的な情報として理解するべきだという重要な視点を提示している。多くの演奏者は、身体の緊張を「緊張しているから」「自信がないから」といった心理的原因に帰属させがちである。しかしエイカー氏は、その理解自体が問題の核心を外していると指摘する。演奏中に生じる緊張の多くは、心理ではなく、身


【フローニンゲンからの便り】18326-18331:2026年3月9日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18326 クラシックギターのゲーム構造 18327 今朝方の夢 18328 今朝方の夢の振り返り 18329 仏教研究のゲーム構造 18330 プロゲーマーの練習法からの学び 18331 プロゲーマーの訓練法と仏教研究 18326. クラシックギターのゲーム構造 クラシックギターの練習を長く続けていると、それは単なる技能訓練というより、ある種のゲームのような構造を持っていることに気づくことがある。この視点を意識的に取り入れたものが「ゲーミフィケーション」であり、本来ゲームが持っている動機づけの仕組みを学習や訓練に応用する考え方である。クラシックギターの練習は、この観点から見ると非常にゲーム的な要素を多く含んでいる。まず最もわかりやすいのは、経験値の概念である。ゲームでは敵