

【フローニンゲンからの便り】18167-18173:2026年2月7日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18167 ゼミナールの第169回のクラスの事前課題 18168 今朝方の夢 18169 今朝方の夢の振り返り 18170 ピアジェの発達理論(その1) 18171 ピアジェの発達理論(その2) 18172 ピアジェの発達理論(その3) 18173 唯識とピアジェの発達理論 18167. ゼミナールの第169回のクラスの事前課題 今日は午後にゼミナールの第169回のクラスがある。いつものように事前課題について自分なりの回答を考えておこうと思う。一つ目の問いは、「ピアジェの認知発達理論において、子どもは知識をどのように獲得していく存在として捉えられていますか。構成主義という立場に触れながら説明してください」というものだ。ピアジェの認知発達理論において、子どもは知識を外界から受動的に受け取る存在としてではなく、環境との相互作用を通して能動的に


【フローニンゲンからの便り】18161-18166:2026年2月6日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18161 ダブルスラーの安定化に向けて 18162 今朝方の夢 18163 今朝方の夢の振り返り 18164 親指と人差し指の交互運動の深み 18165 ステフィン・カリーのプレーからの考察 18166 完璧な演奏とは 18161. ダブルスラーの安定化に向けて ダブルスラーを安定して行うために左手の薬指と小指を実質的に独立させるには、単なる筋力強化ではなく、神経制御の再編成と不要緊張の除去を目的とした段階的訓練が必要だろう。薬指と小指は解剖学的に深指屈筋腱の一部を共有し、神経支配も部分的に重なるため、初期段階では「同時に動いてしまう」「片方を動かすともう一方が浮く」といった現象が起こる。これは能力不足ではなく、制御パターンが未分化な状態である。第一段階は、独立性の可視化である。ギターを持たず、机上で薬指のみをゆっくり上げ下げし、小指は机に接地さ


【お知らせ】Back Number Vol 897-908(記事17921-18160)
いつもブログをご覧になってくださり、どうもありがとうございます。 過去記事17921-18160のPDFを公開いたしました。 お役に立てる情報は少ないかもしれませんが、皆さんのご関心に合わせて、必要な箇所を読んでいただければ幸いです。 閲覧・ダウンロードは下記よりご自由に行えます。 ・ Blog Back Number


【フローニンゲンからの便り】18156-18160:2026年2月5日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18156 ダブルスラーの技術 18157 今朝方の夢 18158 今朝方の夢の振り返り 18159 神経系の再教育 18160 英語専門書の音読の効能 18156. ダブルスラーの技術 ジュリオ・サグレラスの教則本の中にダブルスラーの技術が試される曲があるのだが、実際のところこの技術の使用頻度は低いように思うが、この技術を習得することには意義があるのだろうかということについて考えていた。というのも、左手の薬指と小指を同時に着地させるのが非常に難しく感じているからである。結論から言えば、ダブルスラーの使用頻度が相対的に低く感じられるとしても、その習得には十分な意義がある。特に、サグレラスの教則本に含まれるダブルスラー課題は、単に特殊技巧を学ぶためのものではなく、左手の運動制御体系そのものを再編成するための


【フローニンゲンからの便り】18150-18155:2026年2月4日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18150 身体の可塑性を感じながら 18151 今朝方の夢 18152 突然の警報アラーム/今朝方の夢の振り返り 18153 音読による多角的な刺激 18154 アルペジオの理想的イメージ 18155 救済論的仏教心理学としての唯識思想 18150. 身体の可塑性を感じながら 昨日届かなかった指が、今日はわずかに届く。その変化を目撃する体験は、単なる技巧の向上ではなく、身体の可塑性を直接観察する行為である。ギターという楽器は、とりわけ左手の独立性、指間距離、伸展角度、微細な圧力調整を要求するため、身体の限界が可視化されやすい。ゆえに練習は、音楽活動であると同時に、身体可能性の探究でもある。まず、これは神経系の再編成を体験しているということである。指が届くようになる背景には、単なる筋力


【フローニンゲンからの便り】18146-18149:2026年2月3日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18146 渡英前の最後の冬の厳しさより/フェルナンド・ソルの教則本 18147 今朝方の夢 18148 今朝方の夢の振り返り 18149 和声思考の身体化に向けて 18146. 渡英前の最後の冬の厳しさより/フェルナンド・ソルの教則本 時刻は間も無く午前5時半を迎える。今の気温はマイナス6度だが、体感温度はマイナス16度らしい。今年の冬は過去10年間の中で最も過酷であり、オランダで過ごす最後の冬がこうした過酷さを伴うというのは何かのメッセージなのだろう。自分にとってみたら、冬は厳しければ厳しいだけ有り難い。厳しい冬の先には、それに見合うだけの暖かさと優しさ、そして輝きがあるからである。それは自己修練の観点においても当てはまり、厳しい冬の後には必ずより磨かれた自己がある。オ


【フローニンゲンからの便り】18141-18145:2026年2月2日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18141 音楽と数学の共通性を感じて 18142 今朝方の夢 18143 今朝方の夢の振り返り 18144 日々の音色に注意深く耳を傾けること 18145 ジュリオ・サグレラスとバッハの音楽語法の身体化に向けて 18141. 音楽と数学の共通性を感じて クラシックギターの楽譜と向き合っているときに、数学の問題を解いている感覚が生じるのは偶然ではないのではないかと思う。両者は表面的には音楽と数理という異なる領域に属するが、深層構造においては驚くほど共通している。まず、どちらも記号体系の解読を要求する。楽譜は音高・リズム・強弱・運指といった多層的情報を、限られた視覚記号で圧縮している。数学もまた、数式や記号によって抽象関係を表現する。いずれも、目に見える記号の背後にある構造を再構成する作業が本質である。楽譜を読むとは、単なる音符の逐次処理ではなく、和


最終ご案内【世界標準の発達理論 プロフェッショナルコース】複雑性リーダーシップの測定と科学 全3回プレセミナー
本セミナーのご紹介動画 皆さま 先日ご案内いたしましたセミナーにつきまして、最終のご案内を申し上げます。 本セミナーでは、エイデン・ソートン博士、マーク・フォーマン博士、ザカリー・スタイン博士という、成人発達理論の分野における世界的研究者三名をお招きいたします。日本ではまだ十分に紹介されていない最先端の理論と実践に直接触れていただける、極めて貴重な機会です。 この三名が同時に日本で登壇するのは初めてのことであり、今後同様の機会があるとは限りません。ぜひこの機会にご参加をご検討いただけましたら幸いです。 セミナーは英語で実施いたしますが、当日はリアルタイムの日本語通訳をご用意しております。また、終了後には鈴木さんと私による日本語でのフォローアップセッションも予定しておりますので、英語に不安のある方も安心してご参加いただけます。 それでは、下記にあらためて詳細をご案内いたします。 *** 皆さま いつもお世話になっております。 このたび、2026年5月より開講する「 世界標準の発達理論 」講座のプレイベントとして、欧米の発


【フローニンゲンからの便り】18135-18140:2026年2月1日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18135 神経制御の裾野を広げる長期投資 18136 今朝方の夢 18137 今朝方の夢の振り返り 18138 SNSの一切の不使用によるウェルビーイングの向上 18139 神経系と認知構造の再編成 18140 ミラーニューロンの活性化を意図した注意深い観察 18135. 神経制御の裾野を広げる長期投資 昨日の日記の内容を受けて、日中の実践では従来どおりp–i–m–aの四指体系を用い、夜の基礎練習で右手小指の独立性を高めるという二層構造の練習をしていくことにした。それは、長期的にはいくつかの合理的効能をもたらす可能性がある。重要なのは、小指を今すぐ実戦投入する指としてではなく、神経制御の拡張訓練の対象として位置づける点である。第一に神経可塑性の観点である。小指は薬指との腱連結が強く、独立性が弱いがゆえに、そこに意識的刺激を与えることは運動野


【フローニンゲンからの便り】18128-18134:2026年1月31日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18128 右手の小指の活用について 18129 今朝方の夢 18130 今朝方の夢の振り返り 18131 第168回のゼミナールのクラスの事前課題 18132 量的変化 18133 第168回のクラスの課題文献の要約 18134 第168回のクラスの課題文献と唯識 18128. 右手の小指の活用について クラシックギターにおいて右手の小指が基本奏法に含まれない理由について考えていた。それは、歴史的・解剖学的・音響的な三要因に整理できるのではないかと思う。。まず歴史的経緯である。19世紀に確立されたクラシック奏法は、親指p、人差し指i、中指m、薬指aの四指を基本とする運指体系を中心に発展した。タレガ以降の近代奏法は、音色均質性とコントロール性を重視し、四指で十分に多声音楽を再現できる技術体系を洗練させた。教育体系もこの四指前提で