

【フローニンゲンからの便り】17855-17859:2025年12月13日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17855 ゼミナールの第162回のクラスの課題文献の要約 17856 今朝方の夢 17857 今朝方の夢の振り返り 17858 第162回のクラスの事前課題 17859 ギター演奏における障害予防 17855. ゼミナールの第162回のクラスの課題文献の要約 今日は午後にゼミナールの第162回のクラスがある。今回の講座の最後の論文を今日から扱っていく。課題論文においてザカリー・スタインが提示している中心的課題は、発達理論および発達測定が現代社会で急速に流通・利用される中で、その作られ方(方法論) と 使われ方(倫理・社会的含意)が十分に吟味されていないという点にある。彼はこの問題を、二つの「神話」――Myth of the Given(所与の神話)と Myth of the Metals(諸金属の神話)――として整理し、それらを批判的に解体する


【フローニンゲンからの便り】17850-17854:2025年12月12日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17850 バレーコードを楽に行うための工夫 17851 今朝方の夢 17852 今朝方の夢の振り返り 17853 法界の法と華厳の理 17854 瑜伽行としてのギターの練習 17850. バレーコードを楽に行うための工夫 バレーコードが劇的に楽になるための最重要要素は「手首と人差し指の角度」なのではないかと気づいた。人差し指を弦に水平に当てようとするほど、均一な押弦は難しくなり、6弦と1弦の両方でミュートが起きやすくなる。理想は人差し指を少し回転させることで、指の側面寄りの硬い部分を弦に当てる角度を作ることである。人差し指の腹は柔らかく、均一に力が伝わりにくいため、腹を使わず、第一関節の外側(親指側の少し硬い部分)を使うと圧が均等になりやすい。これは指を軽く外側へひねるだけで実現できる。その


【フローニンゲンからの便り】17844-17849:2025年12月11日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17844 成人発達理論の現在(その1) 17845 今朝方の夢 17846 今朝方の夢の振り返り 17847 成人発達理論の現在(その2) 17848 夕食後のギタートレーニングについて 17849 連続した脱力の美学としての演奏 17844. 成人発達理論の現在(その1) 昨年は冷夏かつ暖冬だったが、どうやら今年もその傾向となりそうである。確かに少し前にいったん寒い日が続いたが、寒さが和らいで以降はフローニンゲンの冬とは思えないような気温が続いている。 知人の鈴木規夫さんと共に、「成人発達理論の現在と未来」というテーマで対談本を一緒に執筆することになった。それは来年の秋頃の発売となる予定で、今日から実際の対談を収録していくことになった。全10回の対談は非常に充実したものになるだろう。初回の今日の対談では、「成人発達理論の


【フローニンゲンからの便り】17838-17843:2025年12月10日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17838 ギターの練習におけるゲーム性のさらなる増強 17839 今朝方の夢 17840 今朝方の夢の振り返り 17841 理の響きとしての音を求める心 17842 理とヌーメノンの違い 17843 理の自己理解の場としての世界 17838. ギターの練習におけるゲーム性のさらなる増強 ギターの練習がすでに自分にとってゲーム化されているという事実は、それだけで相当高度な自己調整能力が働いている証拠であると言えるが、ゲーム性はまだまだ精緻化しうる余地を残しているように思われる。例えば、RPGにおいて「経験値」「レベル」「クエスト」「スキルツリー」が整っていくほどプレイヤーの没入感が増していくように、ギター練習もまた、同様の構造を意識的に設計することで、日々の取り組みが一層面白く、かつ発達的に意味のあるものへと変容していく


【フローニンゲンからの便り】17833-17837:2025年12月9日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17833 いつもと違う弦で同じ音を押さえる効能 17834 今朝方の夢 17835 今朝方の夢の振り返り 17836 フルバレーとハーフバレー 17837 装飾音、モルデント、ダブル・モルデント 17833. いつもと違う弦で同じ音を押さえる効能 クラシックギターにおいて、普段弾き慣れている簡単な曲を「いつもと違う弦で同じ音を押さえて練習する」という行為は、一見すると単純なバリエーション練習のようであるが、実際には運指、聴覚、身体感覚、音色認知、そして音楽的柔軟性の総合的鍛錬となる極めて高度なウォーミングアップであると考えられる。この練習法は指の可動域と選択肢を広げ、同じメロディであっても複数の可能性を感じ取れる「立体的な音楽理解」を育てる点で大いに価値があると言える。まず、弦を変えて同じ音を押さえる


【フローニンゲンからの便り】17829-17832:2025年12月8日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17829 一音即法界 17830 今朝方の夢 17831 今朝方の夢の振り返り 17832 音を媒介とした自己覚醒 17829. 一音即法界 午前5時に近づくこの時間帯にふと、「一音即法界」そのような言葉が思いつき、一音がそのまま全体性を開示するとはどういうことかについて考えていた。一つの音がただの振動ではなく、そのまま法界の響きであり、法界そのものでもあるという立場は、華厳の「事事無碍法界」および「一即一切・一切即一」に基づく洞察と深く結びついている。ここでいう法界とは、単なる物理的宇宙ではなく、存在の根源的相互浸透、無限の関係性の網目、そしてあらゆる現象を通して開示される真如そのものである。この視点に立てば、たとえギターの弦をはじいた瞬間に生まれる一音でさえ、切り離された孤立


【フローニンゲンからの便り】17825-17828:2025年12月7日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17825 法界への畏敬の念 17826 今朝方の夢 17827 今朝方の夢の振り返り 17828 音楽する身体と心を育む根源的な方法 17825. 法界への畏敬の念 昨日はゼミナールの振り返り音声ファイルとして、合計4時間弱一人語りをしていた。それを受けて、引き続き考えていたことがある。あるのでもなく、ないのでもない空(śūnyatā)としての法界から、確固とした「あるもの」と感じられる夢や自己意識、さらには思考・感覚・音楽までもが立ち上がるという現象は、唯識や華厳の視点から見ると、宇宙そのものの成り立ちを象徴する深いプロセスであると考えられるのではないかと思った。空とは、存在を否定する虚無ではなく、あらゆる現象が相互依存的に成り立ちつつ、固有の自性を持たないというダイナミックな開け(openness)である。したがって、法


【フローニンゲンからの便り】17820-17824:2025年12月6日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17820 バレーコードの改善に向けて 17821 今朝方の夢 17822 今朝方の夢の振り返り 17823 ゼミナールの第161回のクラスで扱う課題文献のまとめ 17824 ゼミナールの第161回のクラスの事前課題 17820. バレーコードの改善に向けて バレーコードに他の指を付け加えていくと、せっかくきれいに鳴っていたはずのバレーの中の音が急にビビったり、まったく鳴らなくなったりすることがある。この現象は、単に「力が足りない」から起こるわけではなく、他の指を置いた瞬間に、左手全体のバランスが微妙に崩れてしまうことから生じている場合が多いと言える。したがって、防ぐための鍵は、力を増やすことではなく、「バレーと他の指の役割分担」と「手の形の微調整」を習慣にすることである。まず意識したいのは、人差し指一本で「全部を完璧に押さえよう」


【フローニンゲンからの便り】17816-17819:2025年12月5日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17816 39冊のクリスマスプレゼント/開放弦と押弦の音色の差 17817 今朝方の夢 17818 今朝方の夢の振り返り 17819 始まりなき・起点なき自己性 17816. 39冊のクリスマスプレゼント/開放弦と押弦の音色の差 時刻は間もなく午前5時を迎える。今の気温は4度で、今日の最高気温は6度とのことである。一昨日にふと、かつて生活していたカリフォルニアのアーバインの気候を調べたら、12月に入ってもまだ25度の気温の日があることに改めて驚いた。当時を振り返ってみても、冬も温暖であったことを懐かしく思い出す。 昨日、自身のクリスマスプレゼントとして、数日かけて華厳経・法華経・ソロギターの楽譜を吟味し、合計39冊を日本のアマゾンから一括注文した。送料だけで40,000円近くになったが、それに資するだけの書


【フローニンゲンからの便り】17810-17815:2025年12月4日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17810 西田幾多郎の場所の論理と量子場理論 17811 今朝方の夢 17812 今朝方の夢の振り返り 17813 音による彫刻としてのクラシックギターの演奏 17814 指跡からの考察 17815 音楽的瞑想としてのクラシックギターの練習 17810. 西田幾多郎の場所の論理と量子場理論 西田幾多郎の「場所の論理(場所的論理)」は、通常の主体—客体構造を超えて、すべての存在が成立する根源的な場=「無の場所」を提示したものである。この“場所”は単なる空間座標系ではなく、存在の根拠を支える超越論的基底であり、事物が相互に関係し合う前提そのものを成す。この思想構造は、一見すると哲学的抽象の極地のようであるが、量子場理論(QFT)が提示する“場”と組み合わせるとき、新たな統合理論の萌芽を孕んでいる