

【フローニンゲンからの便り】18413-18416:2026年3月24日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18413 断捨離に伴う文献の再読で生じている現象 18414 今朝方の夢 18415 今朝方の夢の振り返り 18416 真如の非実体的顕現論としての唯識思想 18413. 断捨離に伴う文献の再読で生じている現象 毎週日曜日の午後には、書籍や論文の断捨離をしながら懐かしのJ-POPを聴いている。その時に相川七瀬さんの曲が流れてきて、音楽活動を続けているのか調べてみたところ、彼女が修士課程を修了されたという事実を知った。また先日は、協働者の知人の方が50歳を過ぎて博士課程に進学することになったという嬉しい知らせを受けた。自分よりも年長である二人の大学院進学や卒業の知らせは、ここからの自分の大学院進学の励ましとなった。 書籍の断捨離に伴い、寄付やリサイクルに出すと決めた書籍を再読してみると、もうその書籍


【フローニンゲンからの便り】18407-18412:2026年3月23日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18407 書物の断捨離の快感を味わって 18408 今朝方の夢 18409 今朝方の夢の振り返り 18410 ゼロと空 18411 日本史を踏まえた日本法相唯識研究 18412 知識と物質の両面における循環としての書籍の断捨離 18407. 書物の断捨離の快感を味わって エディンバラへの引っ越しに伴って、毎週日曜日の夕方から一時間ほど使って、もう読まないであろう書籍と読むであろう書籍を弁別している。今日が二回目の弁別だったのだが、もうすでに大量の文献を寄付したり、リサイクルに出すことになった。断捨離の気持ち良さを存分に味わっている。書物に関する断捨離がこんなに爽快なものだとは知らなかった。エディンバラへの移行という人生の節目において、書籍の弁別という行為は単なる整理整頓ではなく、自分の知的環境そのものを再設計する営みである。この過程で


【フローニンゲンからの便り】18401-18406:2026年3月22日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18401 音楽の抽象性と数学の抽象性 18402 今朝方の夢 18403 今朝方の夢の振り返り 18404 知的パズルとしての学術論文の執筆とクラシックギターの演奏 18405 クラシックギターの特徴を再考して 18406 ゆっくり正確に進むこと 18401. 音楽の抽象性と数学の抽象性 音楽の抽象性と数学の抽象性は、どちらも具体的対象から離れて構造を扱うという点で共通しているが、その抽象の方向性と成立基盤は本質的に異なっている。まず数学の抽象性は、端的に言えば差異を消去し、不変な構造だけを残す方向に進む。数や関数や空間は、具体的な対象から切り離され、形式的な関係性のみが保持される。例えば三角形は、どのような素材で描かれようと「三つの辺と三つの角」という構造だけが問題になる。このように数学は、具体性を削ぎ落とし、再現可能で普遍的な形式へと収束して


⭐️最終告知【オランダ生活最後の記念講座】『心の複雑さに向き合うとは、どういうことか』完全解読!監訳・翻訳者と読み解く「複雑性の心理学」実践講座
皆さま 春も深まりを見せている季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 今週末からスタートする新しい講座について、最終のご案内をさせていただければと思います。 今回の講座はいよいよ今週末、 4月25日(土) より開講となります。ご関心をお持ちくださっていた皆さまには、ぜひこの機会にご参加いただけましたら幸いです。 今回の講座のテキストは、私が監訳を務め、2026年3月に上梓したマーク・フォーマン著『 心の複雑さに向き合うとは、どういうことか:成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学 』です。 今回の講座で私たちが向き合うのは、「治癒(癒やし)」と「発達(成長)」は決して切り離せない不可分なものであるという真実です。 過去の傷を癒やすことと、未来へ向けて自己を成熟させること。この両輪がどのように噛み合い、一人の人間の変容を導くのか。そのダイナミズムを、本書は鮮やかに描き出しています。 本書の原著のタイトルには「サイコセラピー」という言葉が含まれていますが、その射程は臨床の場にとどまりません。コーチング、組織開発、教


【フローニンゲンからの便り】18395-18400:2026年3月21日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18395 ゼミナールの第175回のクラスに向けて 18396 今朝方の夢 18397 今朝方の夢の振り返り 18398 クラシックギターの奥深い楽しさに触れて 18399 仏教研究にも当てはまる奥深い楽しさ 18400 クラシックギターと微分幾何/位相幾何の親和性 18395. ゼミナールの第175回のクラスに向けて 今日は午後にゼミナールの第175回のクラスがある。本日のクラスでは、ギブソンの生態学的知覚発達理論を扱う。この理論は、知覚を単なる受動的な刺激処理ではなく、環境の中で行為を可能にする情報を能動的に抽出する過程として捉える点に特徴がある。本理論の中心概念であるアフォーダンスとは、環境が生物に対して提供する行為の可能性であり、それは環境の物理的性質と個体の能力との関係として成立する。したがって、同一の環境であっても、個体の発達段


【フローニンゲンからの便り】18391-18394:2026年3月20日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18391 定位と明確さを意識した練習 18392 今朝方の夢 18393 今朝方の夢の振り返り 18394 この五ヶ月間のクラシックギターの総練習時間とここから 18391. 定位と明確さを意識した練習 ブランダン・エイカー氏は、楽曲習得の初期段階における認知の在り方を根本から再定義する助言をしている。多くの演奏者は新しい曲に出会った瞬間、それを無意識に「テスト」として扱ってしまう傾向があるように見える。音がうまく出るか、ミスがないか、流暢に弾けるかといった観点で自己評価を開始し、崩れた箇所を即座に修正しようとする。しかしこの反応は、本来まだ成立していないものに対して完成度を要求するという点で、学習の順序を逆転させている可能性が高い。ここで指摘されている核心は、初見の目的は「遂行(execution)」で


【お知らせ】Back Number Vol 909-920(記事18161-18400)
いつもブログをご覧になってくださり、どうもありがとうございます。 過去記事18161-18400のPDFを公開いたしました。 お役に立てる情報は少ないかもしれませんが、皆さんのご関心に合わせて、必要な箇所を読んでいただければ幸いです。 閲覧・ダウンロードは下記よりご自由に行えます。 ・ Blog Back Number


【フローニンゲンからの便り】18385-18390:2026年3月19日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18385 ギネス申請の提案を受けて 18386 今朝方の夢 18387 今朝方の夢の振り返り 18388 ギネス世界記録の意義・価値・面白さ 18389 学位に関するギネス世界記録について 18390 悪作について 18385. ギネス申請の提案を受けて フローニンゲンの朝、静かな空気の中で、知人から受けたある提案が心に残っている。エディンバラ大学で四つ目の修士号を取得した暁に、ギネス記録への申請を検討してはどうかという勧めを受けた。その瞬間は半ば冗談のようにも感じられたが、よくよく考えてみると、それは単なる記録の話ではなく、自分のこれまでの歩みをどのように位置づけるかという問いに直結しているように思われるのである。アメリカ、オランダ、そしてイギリスへと連なる学びの軌跡は、振り返れば偶然の積み重ねではなく、ある種の必然


【フローニンゲンからの便り】18379-18384:2026年3月18日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18379 人生の新たな章の幕開けに向けて/サッカーを題材にした書籍の原稿のドラフト 18380 今朝方の夢 18381 今朝方の夢の振り返り 18382 理解を伴った練習 18383 父から嬉しい知らせを受けて 18384 何かを諦めるという尊い意思決定 18379. 人生の新たな章の幕開けに向けて/サッカーを題材にした書籍の原稿のドラフト 時刻は午前5時半を迎えた。この時間帯はまだ真っ暗だが、もう30分したら夜が明け始める。夜明けに関して言えば、自分は今学術研究上の夜明け前にいるように思える。フローニンゲン大学を卒業して以降、学術機関に所属することなく一人在野の研究者として長らく探究を進めてきた。そこでは自由な研究が広く深く行えて、今となっては非常に希少な時間を過ごしたと思っている。その期間は気づけば8年ほどになっていた。そうした自由


【フローニンゲンからの便り】18373-18378:2026年3月17日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18373 渡英に際するえも言われぬ不安と恐怖と向き合って 18374 今朝方の夢 18375 今朝方の夢の振り返り 18376 パズルを解く楽しみ・作る楽しみとしての学術論文の執筆 18377 学術論文の執筆を目的にした集中的な再読 18378 欧米での四つ目の修士号を前にして 18373. 渡英に際するえも言われぬ不安と恐怖と向き合って 時刻は午前4時45分を迎えた。春らしさを感じるようになったフローニンゲンは、季節の移行の節目ゆえにか、また少し肌寒い日々となっている。今の気温は5度で、今日の最高気温は11度とのことである。まだしばらく寒さが残るだろうが、最近の天候の大きな変化はなんといっても晴れの日が多くなったことである。これが何よりも嬉しい。太陽の姿を拝めるだけで、自然と内から活力が湧いてく