

【フローニンゲンからの便り】18072-18079:2026年1月21日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18072 Jozsef Eotvosの“Goldberg Variations, BWV 988” 18073 今朝方の夢 18074 今朝方の夢の振り返り 18075 発達の諸領域──心・身体・自己超越性/自己深層性の統合的理解(その1) 18076 発達の諸領域──心・身体・自己超越性/自己深層性の統合的理解(その2) 18077 発達の諸領域──心・身体・自己超越性/自己深層性の統合的理解(その3) 18078 ハードステージモデルとソフトステージモデル 18079 カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論の位置付け 18072. Jozsef Eotvosの“Goldberg Variations, BWV 988” “Goldberg Variations, BWV 9


【フローニンゲンからの便り】18068-18071:2026年1月20日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18068 位置で決まる音の本質 18069 今朝方の夢 18070 今朝方の夢の振り返り 18071 演奏技術の向上における統制係数と定向進化の原理 18068. 位置で決まる音の本質 ブランダン・エイカー氏が、クラシックギター演奏における音の本質が「力」ではなく「位置」によって決まるという事実を極めて明晰に言語化していた。この言葉が重要なのは、単なる左手のフォームの注意喚起にとどまらず、練習観そのものを根底から修正する含意を持っている点にある。まず、「どれほど洗練された右手であっても、左手のポジションが悪ければ補えない」という指摘は、音の生成が左右の手の協働によって初めて成立することを改めて突きつけている。アルペジオやトレモロの粒立ち、音色のコントロールといった右手技術がいかに高度であっても、左手が弦の振動を適切に解放していなけれ


【フローニンゲンからの便り】18063-18067:2026年1月19日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18063 和音をイメージしてから鳴らす訓練 18064 今朝方の夢 18065 今朝方の夢の振り返り 18066 スローモーション練習からの気づき 18067 アルペジオ練習の工夫 18063. 和音をイメージしてから鳴らす訓練 楽譜上に和音が現れるたびに、即座に指板を見るのではなく、まずその和音の形と指板上の位置を一瞬心の中で描いてから音を鳴らすという練習法を極力採用している。それは、クラシックギターの演奏を単なる反射的運動から、意識的で統合的な行為へと変容させる効能を持つと考えられる。この工夫の核心は、目で探してから押さえるという外部依存のプロセスを、内的に把握してから身体を動かすという内在的プロセスへと反転させる点にある。まず、この練習は指板認知を根本から変える可能性がある。指板を視覚的に追いかける癖が強い場合、和


【フローニンゲンからの便り】18057-18062:2026年1月18日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18057 瞑想実践としての日々のクラシックギター練習 18058 今朝方の夢 18059 今朝方の夢の振り返り 18060 発達心理学・死生学・仏教の架橋 18061 死生学について 18062 死生観の構造と発達心理学 18057. 瞑想実践としての日々のクラシックギター練習 日々のクラシックギター練習を、単なる技能向上の作業ではなく、瞑想実践に近い営みとして行うためには、まず「何を達成するか」よりも「いま何が起きているか」に注意の重心を移す必要があるであろう。多くの場合、練習はテンポ、正確性、音量、曲の完成度といった未来志向の目標に引きずられがちである。しかし瞑想的実践においては、結果は副産物であり、中心に置かれるのは現在進行中の身体感覚と意識の状態である。第一に重要なのは、練習に入る前の入り口を明確にすることである。ギターを構える前に


【フローニンゲンからの便り】18052-18056:2026年1月17日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18052 社会正義の実現に向けた怒りの性質について 18053 今朝方の夢 18054 今朝方の夢の振り返り 18055 指先を硬直させる問題 18056 スケール練習の意義 18052. 社会正義の実現に向けた怒りの性質について 唯識では怒りは悪の煩悩だとされているが、社会正義の実現に向けた社会問題に対する怒りも本当に悪の煩悩だと言えるのだろうかという点について考えていた。唯識において怒り(瞋・dveṣa)は、貪・癡と並ぶ根本煩悩の一つとされ、心を乱し、対象を歪め、業を増長させる否定的な心所として厳しく位置づけられている。そのため一見すると、社会正義の実現を求める怒り、すなわち差別や抑圧、不正義に対する強い憤りもまた、無条件に「悪の煩悩」と断じられるように思われる。しかし唯識の理論


【フローニンゲンからの便り】18046-18051:2026年1月16日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18046 将棋や囲碁における盤面記憶とギターにおける指板記憶 18047 今朝方の夢 18048 今朝方の夢の振り返り 18049 発達段階測定の科学──人間を「測る」ことの意味(その1) 18050 発達段階測定の科学──人間を「測る」ことの意味(その2) 18051 発達段階測定の科学──人間を「測る」ことの意味(その3) 18046. 将棋や囲碁における盤面記憶とギターにおける指板記憶 クラシックギターの弦の配置、すなわち指板上に広がる音高・和声・運指の関係を覚えていく力は、将棋や囲碁の棋士が盤面を記憶する能力と、本質的にきわめて近い性質を持っているのではないかと考えていた。ただし、それは単なる記憶力の類似ではなく、構造化されたパターンを知覚し、身体化していく認知様


【フローニンゲンからの便り】18041-18045:2026年1月15日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18041 博士論文における参考文献の総数 18042 今朝方の夢 18043 今朝方の夢の振り返り 18044 バッハの《Prelude No.1(BWV1007)》 18045 CメジャーとAマイナーのスケール練習 18041. 博士論文における参考文献の総数 唯識を主題として欧米の大学院で博士号を取得する場合、参考文献の総数が数百に及ぶ一方で、思考の中核を成す文献は意外なほど少数であるという見通しは、実際の博士論文執筆の現場感覚とよく一致しているのではないかと思う。さらに、自分の場合は日本語の唯識文献を原文で扱えるという明確な強みがあり、この点を踏まえると、核となる文献の構成はより立体的かつ戦略的に組み立てることが可能である。まず、博士論文における「核」とは、単に頻繁に引用される文献の数ではなく、思考の枠組みを形成し、論証を駆動し続ける文献群


【フローニンゲンからの便り】18034-18040:2026年1月14日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18034 クラシックギターの母語国化に向けて 18035 今朝方の夢 18036 今朝方の夢の振り返り 18037 唯識の四分義から見た科学 18038 右手の小指を鍛えること 18039 右手の小指のトレーニング方法 18040 指の独立性を高める日々の習慣 18034. クラシックギターの母語国化に向けて クラシックギターを母語国にするほど身体化することを目指して日々練習に励んでいる。それは、単に高度な演奏技術を身につけることではなく、音楽が思考や感情よりも先に、身体の反応として自然に立ち上がる状態を指している。楽譜を読み、指示を理解し、それを再現する段階を超え、音楽そのものが身体の内部で生成され、外界へと発話されるような在り方である。母語とは、意識的に文法を考えずとも意味が立ち現れ、


【フローニンゲンからの便り】18027-18033:2026年1月13日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18027 日々のスケール練習について 18028 今朝方の夢 18029 今朝方の夢の振り返り 18030 真如と純粋経験 18031 12フレット以降のポジション 18032 意識科学と量子力学の接続 18033 改めて量子場について 18027. 日々のスケール練習について 夕食後のスケール練習においては、1日1つのスケールに集中する方が理にかなっているのではないかと思う。特に4つのポジションを用いて練習する場合、この方針は技術的にも認知的にも、そして時間帯の特性という点でも合理性が高い。まず前提として、夕食後という時間帯は、脳と身体が拡張よりも統合に向かいやすい状態にある。日中に比べて瞬発的な集中力は下がる一方で、同じ情報を繰り返し扱い、意味づけを深める力は保たれている。この時間帯に複数のスケールを切り替えながら練習すると、指の配置、調


【フローニンゲンからの便り】18020-18026:2026年1月12日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18020 ジュリオ・サグレラスの教則本の続編を発見して 18021 今朝方の夢 18022 今朝方の夢の振り返り 18023 ジュリオ・サグレラスの教則本と即興演奏 18024 真如と意識の関係 18025 夕食後のスケール練習 18026 レストストロークを優先して鍛えること 18020. ジュリオ・サグレラスの教則本の続編を発見して 現在、ジュリオ・サグレラスの教則本を毎日弾き込んでいる。偶然にも続編のものがあることに気づいた。今取り組んでいるBooks 1–3を最低1年は徹底的にやり込んでから、4–6に進む判断をするのが、サグレラス体系を最も生かすタイミングなのかもしれない。ただし、それは年数ではなく、身体化の度合いによって決めるべきであり、ここを見誤るとBooks 4–6は宝の持ち腐れにも、逆に過剰負荷にもなりうる。まず前提