

【フローニンゲンからの便り】19083-19086:2026年8月3日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19083 五度圏を使った遊びを行ってみて 19084 今朝方の夢 19085 今朝方の夢の振り返り 19086 コード進行の役割と力について 19083. 五度圏を使った遊びを行ってみて 昨日、五度圏を使った遊びが、実際にはどのような力を育てているのかを考えながら練習した。これまでは、五度圏を調号やコード進行を覚えるための図として見ていたが、実際に即興へ取り入れると、耳と身体と理論を同時に結びつける装置のように感じられた。右方向や左方向へ一つずつ調を移していくと、新しい調に入った瞬間、どの音が中心になるのかを探す必要がある。主音が見つかると、それまで浮いていた音が急に一つの方向へ引かれ始める。この感覚を繰り返すことで、調性感や主音への帰属感が少しずつ強くなるように思えた。調が変わるたびに、耳の中で重力の中心を置き直し


【フローニンゲンからの便り】19079-19082:2026年8月2日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19079 基礎の集積 19080 今朝方の夢 19081 今朝方の夢の振り返り 19082 五度圏を使った遊び 19079. 基礎の集積 ブランダン・エイカー氏の言葉を読みながら、難しい技術を前にしたとき、自分がいかに完成形だけを見てしまっているかを考えた。演奏を聴くとき、耳に入ってくるのは滑らかに仕上がった音だけである。そこに至るまでに何度動きを遅くし、何度失敗し、どれほど単純な練習を積み重ねたのかは見えない。そのため、自分は完成した技術と現在の自分を直接比べ、能力の差だと思い込んでしまうのだろう。トレモロはその典型である。速く均一に連続する音だけを聞けば、一つの特殊な才能によって生み出されているように感じられる。しかし実際には、右手の各指を独立して動かすこと、一定の順序を保つこと、余分な力を抜くこと、音量をそろえること、拍の中に音を配置するこ


【フローニンゲンからの便り】19075-19078:2026年8月1日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19075 音の相対的な把握と絶対的な把握 19076 今朝方の夢 19077 今朝方の夢の振り返り 19078 音楽の血流としてのリズムを日常の中で鍛えること 19075. 音の相対的な把握と絶対的な把握 昨日、ギターの指板をどのような言語で理解していけばよいのかを考えていた。最終的な目標は、ドレミファソラシドによる相対的な把握と、C、C#、Dといった絶対的な音名の把握を、どちらか一方に決めることではないように思う。むしろ、同じ指板を二種類の地図で読めるようになることが理想なのだろう。相対音感的なドレミは、音の役割を理解するための言語である。あるキーの中でドは中心、ソはそこへ戻る力を持ち、シはドへ進みたがる。たとえば同じCの音であっても、Cメジャーではドであり、Fメジャーではソ、A♭メジャーではミとなる。音の物理的な位置は同じでも、調が


【フローニンゲンからの便り】19071-19074:2026年7月31日(金)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19071 ヘ音記号パートの練習 19072 今朝方の夢 19073 今朝方の夢の振り返り 19074 相対音感を鍛えることの意味 19071. ヘ音記号パートの練習 昨日、ピアノ楽譜のヘ音記号の部分をクラシックギターで弾いてみた。最初は、単に普段とは違う記号を読む練習になる程度に考えていたが、実際に取り組むと、これは指板と和声を結び直すかなり密度の高い訓練だと感じた。クラシックギターの楽譜は通常、ト音記号で書かれ、実際には記譜音より一オクターブ低く響く。そのため、ヘ音記号の音を実音としてギターへ移すには、いつもの譜読みの癖をいったん脇に置き、五線上の音と指板上の実際の高さを直接対応させなければならない。たとえばヘ音記号の中央付近に現れる音を、六弦や五弦だけで機械的に探すのではなく、同じ音が別の弦にも存在す


【お知らせ】Back Number Vol 948-953(記事18941-19060)
いつもブログをご覧になってくださり、どうもありがとうございます。 過去記事18941-19060のPDFを公開いたしました。 お役に立てる情報は少ないかもしれませんが、皆さんのご関心に合わせて、必要な箇所を読んでいただければ幸いです。 閲覧・ダウンロードは下記よりご自由に行えます。 ・Blog Back Number


【フローニンゲンからの便り】19067-19070:2026年7月30日(木)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19067 パソコンのキーボードとギターの指板 19068 今朝方の夢 19069 今朝方の夢の振り返り 19070 スケール練習とソルフェージュの統合 19067. パソコンのキーボードとギターの指板 昨日、クラシックギターの指板を覚えることは、パソコンのキーボードを覚えることに似ているのではないかと考えていた。キーボードも、最初から各文字の位置を暗記しようとして身につけたわけではない。書きたい文章があり、そのために何度も指を動かしているうちに、いつの間にか「考えてから押す」のではなく、「言葉を思い浮かべると指が動く」状態へ移っていった。指板の把握も、おそらく同じように、場所の暗記だけでは完成しないのだろう。ギターでも、何弦何フレットが何の音かを表にして覚えることはできる。しかし、それだけでは地図を眺めているにすぎない。実際に曲を


【フローニンゲンからの便り】19062-19066:2026年7月29日(水)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19062 二つの隣接音について 19063 今朝方の夢 19064 今朝方の夢の振り返り 19065 記憶を呼び戻す演奏 19066 10年の時の流れを感じながら 19062. 二つの隣接音について 昨日、Cのすぐ隣にあるC♯やD♭を同時に鳴らしたとき、なぜあれほど不気味に聞こえるのかを考えていた。二つの音は遠く離れて衝突するのではなく、ほとんど同じ場所を奪い合うように震える。完全五度のような協和音では、二つの振動が比較的単純な比率で重なり、耳はそれらを一つの秩序として受け取りやすい。しかし半音差の二音では、基本音だけでなく倍音同士も近接し、耳の内部で細かなうなりやざらつきが生じるらしい。音が滑らかな一本の線にならず、薄い刃を何枚も擦り合わせたような感触になるのである。実際、二つの周波数が近いと、振動は周期的に強め合ったり弱


【フローニンゲンからの便り】19059-19061:2026年7月28日(火)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19059 考古学者の隣人アーノルトと話をして/これからも変わらずに 19060 今朝方の夢 19061 今朝方の夢の振り返り 19059. 考古学者の隣人アーノルトと話をして/これからも変わらずに 時刻は午前6時半を迎えた。昨日と同様に、今朝もまた優しげな朝日が顔を覗かせている。気温は15度と低いが、今日は26度まで気温が上がるようなので、午前中は長袖長ズボンを履いていても、午後からは半袖半ズボンで過ごせるだろう。明日と明後日は突発的に真夏日となるが、引き続き過ごしやすい夏であってほしい。 昨日、同じ敷地内の家に住むアーノルトと話をした。彼は妻のエヴァの故郷であるチェコに娘さん2人と共に滞在し、そこから彼だけはイタリアに出かけ、考古学の発掘調査に出かけていたらしい。アーノルトは考古学者で、普段は専業主婦をしているが、こうした長期休暇の際には発掘調査


【フローニンゲンからの便り】19056-19058:2026年7月27日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19056 涼しい夏/着実に進む良遍研究 19057 今朝方の夢 19058 今朝方の夢の振り返り 19056. 涼しい夏/着実に進む良遍研究 時刻は午前7時を迎えた。新たな週の始まりを、朝日が祝福している。昨日は断続的に雨が降ったが、晴れ間が開かれている時間帯もあった。昨日は総じて涼しく、今日もまた最高気温が20度までしか上がらないので涼しく感じられるだろう。ただし、明後日と明明後日に関しては真夏日となるようで、気温は30度まで上がる。そこからまた20度前半台の涼しい日々が続くようである。8月間近となっているが、ここまでのところ大変過ごしやすい夏で助かる。フローニンゲンで過ごす最後の夏がこうして穏やかなものであることは、この土地からの最後の贈り物のように感じられる。引越しに向けての準備はもう山場を超え


【フローニンゲンからの便り】19053-19055:2026年7月26日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 19053 リアリティの根源についての中観思想の洞察 19054 今朝方の夢 19055 今朝方の夢の振り返り 19053. リアリティの根源についての中観思想の洞察 昨日改めて、リアリティの根源について、仏教、とりわけ中観仏教がなぜこれほど深い洞察を持つように見えるのかを考えていた。これまで読んできた多くの哲学思想では、世界の根底にあるものを、物質か意識かのどちらかとして説明しようとする傾向が強い。物理主義は物質を、観念論は意識を、二元論はその双方を根本に置く。立場は異なっていても、世界を成立させる究極的な何かがあるという前提は共有されているように思える。中立一元論や過程哲学は、この二者択一を超えようとしている。根源的な実在は物質でも意識でもなく、中立的な何かである、あるいは固定した実体ではなく