

YouTubeチャンネル開設のお知らせ成人発達学とリアリティ探究を、日々の耳学習に
皆さま いつもお世話になっております。 このたび、YouTubeチャンネル「加藤洋平の成人発達学とリアリティ探究 | 日米蘭英からの便り」を開設しましたので、ご案内いたします。 本チャンネルでは、2011年から2026年にかけて約15年間にわたり執筆してきた探究日記をもとに、人間発達、意識、リアリティ探究に関する動画を順次公開していく予定です。 また、これまでゼミナールという学びの場で共有してきた内容や、私自身が長年かけて探究してきた事柄を、より広く、無料でアクセスできる形にしていきたいという想いもあります。成人発達学やリアリティ探究に関心を持つ方が、場所や時期を問わず学びに触れられる場として、このチャンネルを少しずつ育てていければと思っています。 動画は、2011年から始まるジョン・エフ・ケネディ大学への留学記をもとにしたものから順番に公開しています。時系列に沿って視聴していただくことで、私自身の探究の歩みを追体験していただきながら、人間発達やリアリティに関する理解を少しずつ深めていただけるのではないかと思っています。 .


【フローニンゲンからの便り】18859-18864:2026年6月13日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18859 ジンメルの『貨幣の哲学』と唯識 18860 今朝方の夢 18861 今朝方の夢の振り返り 18862 バーナード・スティグラーのテクノロジー哲学と唯識 18863 ポール・ヴィリリオの速度論と唯識 18864 アンリ・ルフェーヴルの思想と唯識 18859. ジンメルの『貨幣の哲学』と唯識 断捨離する予定のジンメルの『貨幣の哲学』について考えていると、貨幣とは単なる交換手段ではなく、人間の認識と欲望を組み替える一つの巨大な装置なのだと思わされる。貨幣は、物と物、人と人、欲望と対象のあいだに入り込み、それらを比較可能なものにしていく。リンゴ、書物、労働、時間、土地、才能、名声までもが、貨幣を介することによって同じ尺度の上に並べられる。ジンメルが見ていたのは、貨幣が経済を便利にするだけでなく、世界の見え方そのものを抽象化していく力だったのだろう。唯


【フローニンゲンからの便り】18853-18858:2026年6月12日(金)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18853 次への準備の大切さ 18854 今朝方の夢 18855 今朝方の夢の振り返り 18856 学者としての第二章の始まり 18857 ブッダが見ていた風景を求めて 18858 レヴィナスの他者論と唯識 18853. 次への準備の大切さ ブランダン・エイカー氏の助言の核心は、演奏上の難しさを「その音そのもの」ではなく、「その音に入る直前の準備」に見いだす点にある。多くの場合、弾きにくい音や不安定な箇所は、指の力が足りないからでも、純粋なスピードが足りないからでもない。問題は、その音を弾くための手や指の準備が、ほんの少し遅れていることにあるのである。初心者や中級者は、演奏を一つひとつの動作の連続として捉えがちである。ある音を弾き終えてから、次の音のことを考える。ある形を作ってから、次の形へ移る。す


【フローニンゲンからの便り】18847-18852:2026年6月11日(木)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18847 木との交流/ニューヨーク在住のローリーからのメッセージ 18848 今朝方の夢 18849 今朝方の夢の振り返り 18850 生きることは芸術であり、芸術は生きること/人生を賭けた実践上の探究テーマ 18851 一つの意識が二つの焦点を持った現象から 18852 関係性という主題の変奏曲の中で 18847. 木との交流/ニューヨーク在住のローリーからのメッセージ 時刻は午前6時を迎えた所である。今日もまた朝日がまばゆい輝きを見せている。ここ数日間は、日中に雨が降る時間帯があるのだが、それもいっときのものであり、朝はこうして朝日を拝むことができている。今の気温は幾分低く、8度と肌寒い。今朝もまた起床してすぐに外に出て、昇り行く太陽を眺めながらHIITを行った。HIITを終え、小鳥の鳴き声に耳を傾けながら外で息を整えている時にふ


【フローニンゲンからの便り】18841-18846:2026年6月10日(水)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18841 新天地への期待/より身軽な旅人への変容 18842 今朝方の夢 18843 今朝方の夢の振り返り 18844 発達の幾何学/フラクタル次元と変動性の関係 18845 知性のネットワーク脆弱性を超えて豊かな連結性へ 18846 親友のメルヴィンが与えてくれたこと/希望の種蒔き 18841. 新天地への期待/より身軽な旅人への変容 —静かな眼 平和な心 その他に何の宝がこの世にあろう—三好達治 時刻は午前6時を迎えた。今、見事な朝日が遠くの空に輝いている。フローニンゲンのこの季節は本当に素晴らしい。確かに今朝の気温は10度と冷え込んでおり、午前5時に外に出てHIITを行った際には寒さを感じたが、暑さよりも自分は寒さを好む。自分の日々の活動の性質を踏まえると、暑さは集中力の大敵であり、涼しい気候を自分は心底望む。そんな環境がここにはある。そんなフロー


【フローニンゲンからの便り】18835-18840:2026年6月9日(火)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18835 音の扱い方に意識を向けて 18836 今朝方の夢 18837 今朝方の夢の振り返り 18838 これからの友としての書籍選び 18839 本当に次の人生へ持っていきたいものは何か 18840 書籍の手放しから起こる執着の手放し 18835. 音の扱い方に意識を向けて ブランダン・エイカー氏が伝えようとしているのは、多くの演奏者がある段階で直面する「技術と音楽性のズレ」についてである。ギターを練習していると、やがて音を間違えずに弾けるようになり、リズムも安定し、テンポも維持できるようになる。しかし録音を聴き返したとき、どこか物足りなさを感じることがある。何も間違っていないはずなのに、なぜか心を動かされない。その不思議な感覚の正体を彼は説明しているのである。多くの人は、この壁にぶつかると、さらに高度な技術が必要だと考える。もっと速く


【フローニンゲンからの便り】18829-18834:2026年6月8日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18829 散歩の意識で 18830 今朝方の夢 18831 今朝方の夢の振り返り 18832 毎日の小さな刺激の積み重ね 18833 神経系への毎日の適度な刺激 18834 未発達な領域に意識を向けることの価値 18829. 散歩の意識で ディオニシオ・アグアドのEstudio in A Minorを練習している時、自分は和音の移動について、ひとつ小さな発見をしたように思う。これまでは、ある和音を押さえ終えたあと、指をいったん指板から離し、次の和音へ改めて置き直すような感覚があった。もちろんそれでも音は出る。しかし、その動きにはどこか断絶がある。ひとつの地点から別の地点へ瞬間移動しようとして、かえって身体が緊張し、指が少し迷子になるような感じがあったのである。ところが今日は、指を「移動させる」のではなく、指板の上をゆった


【フローニンゲンからの便り】18821-18828:2026年6月7日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18821 セゴビアスケールと即興演奏 18822 今朝方の夢 18823 今朝方の夢の振り返り 18824 セゴビアスケールのパターンから 18825 速度に対する誤解 18826 査読付き論文の原稿としてのファイナルペーパー 18827 万華鏡的な主観性に祝福あれ 18828 家の見学にやって来たジュリアンから古本屋を紹介してもらって 18821. セゴビアスケールと即興演奏 数日前にふと、セゴビアスケールと通常のスケール練習の違いについて考えていた。これまではどちらも単なる音階練習の一種だと思っていたが、実際には目指しているものがかなり異なることに気づいた。通常のスケール練習は、あるポジションの中で音の並びを覚えたり、指板上の音の位置を確認したりする練習である。いわば一つの町を歩き回り、その地形を身体で覚えるような作業である。一方でセゴビアスケー


『完璧なリーダーをやめたら、人と組織が動き出した』刊行記念ウェビナー
皆さま いつもありがとうございます。 この度、2026年6月24日に、株式会社チームボックス代表取締役COO・瀬田千恵子さんの初著書『完璧なリーダーをやめたら、人と組織が動き出した――成人発達理論によるオーセンティック・リーダーシップ』が、日本能率協会マネジメントセンターより刊行される運びとなりました。 本書では、成人発達理論およびダイナミックスキル理論の観点から、監修者として関わらせていただきました。 本書は、「正解を出すリーダー」から「自分の言葉で人を動かすリーダー」へという変化をテーマに、物語と理論を行き来しながら、自分らしさが育つプロセスを描いた一冊です。 主人公・大石慧の成長は、「点→線→面→立体」と展開していくダイナミックスキル理論の視点からも読み解ける構造となっており、リーダーシップを生まれ持った才能としてではなく、経験と内省を通じて発達していくスキルとして捉え直す試みでもあります。 刊行を記念し、全4回の対談ウェビナーを開催いたします。 本イベントでは、単なる書籍解説にとどまらず、「この本をどう自分の現


【フローニンゲンからの便り】18815-18820:2026年6月6日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18815 自分は何と共に生きたいのか 18816 今朝方の夢 18817 今朝方の夢の振り返り 18818 光のような喪失感と感謝の念 18819 狂うことの勧めと背後の願い 18820 スラーに関する小さな発見 18815. 自分は何と共に生きたいのか —無限なるものに関する独創的な見解を持っている者だけが、芸術家たり得る—フリードリヒ・シュレーゲル 昨日、専門書を大量に手放すことを決めたことで、かえって自分の探究の中心が鮮明になってきた。これまで本棚には、成人発達理論、心理学、教育学、哲学、仏教、量子論、意識研究、サイケデリック学など、さまざまな知の領域が地層のように積み重なっていた。それぞれの本には、その時々の自分の切実な問いが宿っており、どれも簡単には手放せないように思えていた。しかし、いざ本当にエディンバラに持っていく本を絞り込