

【フローニンゲンからの便り】18809-18814:2026年6月5日(金)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18809 引越しの見積もりを受けて、書籍について思うこと 18810 今朝方の夢 18811 今朝方の夢の振り返り 18812 役目を終えた書籍たちとの別れ 18813 静かな布施波羅蜜としての書物の手放し 18814 1000冊以上の学術書を手放すことによるアイデンティティシフト 18809. 引越しの見積もりを受けて、書籍について思うこと 昨日は引越しの見積もりを受け、不思議な時代の流れを感じた。10年前、日本からオランダへ渡ったときの引越費用はわずか9万円ほどだった。それが今回は、オランダからエディンバラへの引越しで100万円近い見積もりである。もちろん単純比較はできない。当時は段ボール9箱ほどの船便であり、今回は40-50箱近い荷物を抱えている。それでも数字だけを見ると、その差の大きさに思わず目を見張ってしまった


【フローニンゲンからの便り】18803-18808:2026年6月4日(木)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18803 自分以外の全存在への感謝の念/エディンバラでの新居の仮押さえを終えて 18804 今朝方の夢 18805 今朝方の夢の振り返り 18806 小さな演奏宇宙を育てるスケールの中での技術練習 18807 ハートマスの心拍変動・フーリエ変換・チャクラ理論 18808 サイケデリクスによる意識拡張体験とガイア意識との関係 18803. 自分以外の全存在への感謝の念/エディンバラでの新居の仮押さえを終えて 昨夜ふと、自分という存在は自分以外の全ての存在の否定形で定義されることを思い出し、自分以外の全存在へ感謝の念を持った。そもそもこの発想は、仏教の否定の論理からもたらされたものである。例えば、リンゴは「リンゴでないものではない」という形で定義される。自己存在もまた同じである。他の存在との動的な関係性の中で立ち現れる自


【フローニンゲンからの便り】18797-18802:2026年6月3日(水)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18797 新体操選手としての両手の指 18798 今朝方の夢 18799 今朝方の夢の振り返り 18800 指板上の運動芸術 18801 生物と無生物の間 18802 低音弦のハイフレットが持つ豊かな音色 18797. 新体操選手としての両手の指 昨日、ギターを練習している最中、ふと面白いことに気づいた。クラシックギタリストとは、ある意味で両手の指だけで演じる新体操選手なのではないかということである。新体操の選手は、身体全体を使ってリボンやボール、フープを操る。観客の目には優雅で自然な動きとして映るが、その背後には膨大な訓練が隠されている。柔軟性、独立性、タイミング、空間認識、そして無数の反復練習。それらが高度に統合されたとき、初めて美しい演技が生まれる。考えてみると、クラシックギターも驚くほど似ている。左手の指は、それぞれが独立した演者である。人差し


ハーバード・ビジネス・レビューへの投稿記事の公開(第14回〜第15回)
皆さま いつもお世話になっております。 成人発達学者の加藤洋平です。 今週と来週にかけて、ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)にて、新たな連載記事(第14回〜第15回)が公開されます。 今回の記事では、ハーバード大学教授カート・フィッシャー(Kurt Fischer)が提唱した「ダイナミックスキル理論」を取り上げています。 私たちはしばしば、人の能力を「できる人」「できない人」という固定的な見方で捉えてしまいます。しかし実際には、人の能力は状況や支援の有無によって大きく変化します。ある場面では高いパフォーマンスを発揮できても、別の場面では十分に力を発揮できないことは珍しくありません。 ダイナミックスキル理論は、このような能力の変動性を前提に、人間の成長を理解しようとする理論です。 第14回では、「能力とは何か」という根本的な問いから出発します。 多くの企業では、能力を固定的な資質として捉えがちですが、フィッシャーは能力を「文脈の中で発揮されるスキル」として理解しました。そして、一人の人間の中には


【フローニンゲンからの便り】18790-18796:2026年6月2日(火)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18790 エディンバラ大学へ提出する修士論文の執筆を始めて 18791 今朝方の夢 18792 今朝方の夢の振り返り 18793 夢の現象学的体験に関する興味深い気づき 18794 唯識とサイケデリック研究が合流する地点へ向かって 18795 長調・短調・教会旋法 18796 プレシーズンを迎えての新たな感覚 18790. エディンバラ大学へ提出する修士論文の執筆を始めて 昨日から本格的にエディンバラ大学へ提出する修士論文の執筆を始めることにした。テーマは良遍の『法相二巻鈔』である。これまで何度も関連文献を読み、研究計画について考えてきたが、いよいよ実際に文章として形にしていく段階に入ったのだと思うと、不思議な高揚感と緊張感が同時に湧いてくる。論文について改めて考えていて気づいたの


【フローニンゲンからの便り】18784-18789:2026年6月1日(月)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18784 9月からのエディバラ大学での探究に向けたプレーシーズンの開始 18785 今朝方の夢 18786 今朝方の夢の振り返り 18787 原子の内面性について:汎心論と観念論の間に 18788 作曲家からの手紙としての楽譜を「弾き解く」楽しさ 18789 重力の中での最も自然な身体配置 18784. 9月からのエディバラ大学での探究に向けたプレーシーズンの開始 時刻は午前6時を迎えた。ここ最近のフローニンゲンは天気がとても良い。4月に入ってから晴れの日が増えてきて、5月はさらに晴れの日が増えた。起床直後の屋外でのHIITの際には、朝焼けを見ながら覚醒に必要な太陽光を浴びることができている。いよいよ今日から6月ということで、エディンバラ大学での研究に向けたプレシーズンがスタートした。9月からのエディンバラ大学での研究活動


【フローニンゲンからの便り】18777-18783:2026年5月31日(日)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18777 マイケル・コモンズによるテロリズム論の論文 18778 今朝方の夢 18779 今朝方の夢の振り返り 18780 新しい身体組織化の始まり 18781 小指の覚醒と可能性の扉 18782 汎心論的観念主義の目覚め 18783 原子に内面性を認めることについて 18777. マイケル・コモンズによるテロリズム論の論文 今週は、マイケル・コモンズによるテロリズム論の論文を読んでいたのだが、非常に独特な視点に驚かされた。普通、テロリズム研究というと、宗教、経済格差、地政学、イデオロギーなどが中心になる。しかしこの論文では、それを成人発達理論の観点から分析しようとしていた。つまり、国家や組織、文化そのものにも発達段階が存在し、その発達課題がうまく達成されない時に、暴力やテロが生まれやすくなるというのである。読んでいて特に印象的だったのは、「社会は発


【フローニンゲンからの便り】18770-18776:2026年5月30日(土)
⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「加藤ゼミナール─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 18770 マイケル・コモンズの階層的複雑性モデルに関する論文を読んで(その2) 18771 今朝方の夢 18772 今朝方の夢の振り返り 18773 関係性の時間的織物を分析する交差再帰定量化解析(CRQA) 18774 種々の同期現象を分析する交差再帰定量化解析(CRQA)の魅力 18775 アトラクター・ランドスケープの変容としての発達 18776 自己を彫刻する日々のコミットメント 18770. マイケル・コモンズの階層的複雑性モデルに関する論文を読んで(その2) 数日前にマイケル・コモンズの「Model of Hierarchical Complexity(階層的複雑性モデル)」の入門論文を読んでいたのだが、読めば読むほど、この理論は単なる発達理論ではなく、「世界そのものを