ハーバード・ビジネス・レビューへの投稿記事の公開(第16回〜第17回)
- 2 日前
- 読了時間: 3分

皆さま
いつもお世話になっております。
成人発達学者の加藤洋平です。
ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)にて、新たな連載記事(第16回〜第17回)が公開されました。
前回の連載では、ハーバード大学教授カート・フィッシャー(Kurt Fischer)のダイナミックスキル理論をもとに、「能力」の発達について考察しました。
今回の連載では、もう一つの重要な発達軸である「器」の発達に焦点を当てます。
理論的な土台となるのは、ハーバード大学教授ロバート・キーガン(Robert Kegan)が提唱した主体客体理論です。
私たちは日常的に、「あの人は器が大きい」「器が小さい」といった表現を使います。しかし、その違いはどこから生まれるのでしょうか。
それは単なる性格の違いでも、経験年数の違いでもありません。
キーガンは、人が世界をどのように意味づけ、自分自身や他者との関係をどのように理解しているのかという「心の構造」の発達に着目しました。
第16回では、「器の大きいリーダー」と「器の小さいリーダー」の違いを、成人発達理論の観点から解説しています。
なぜ同じ出来事に直面しても、人によって受け止め方や対応が大きく異なるのでしょうか。
なぜあるリーダーは批判を成長の糧にできる一方で、別のリーダーは過剰に防衛的になってしまうのでしょうか。
記事では、成人発達理論が示す発達段階の違いを手がかりに、「器」とは何かを具体的に考察しています。
続く第17回では、その視点を部下育成へと応用します。
多くの管理職が、「主体性がない」「指示待ちだ」「自分で考えて行動しない」といった悩みを抱えています。
しかし、部下の主体性の欠如を単なる意欲の問題として捉えてしまうと、支援の方向性を誤る可能性があります。
成人発達理論の観点から見ると、主体性とは「持っている・持っていない」という固定的な特性ではなく、その人の意味づけの構造と深く関係しています。
記事では、部下がどのような世界観の中で仕事をしているのかを理解しながら、どのような関わりによって主体性の発達を支援できるのかについて解説しています。
今回の2本は、これまで論じてきた「器」と「能力」の二軸モデルのうち、「器」の側面をより深く理解するための内容です。
人材育成において重要なのは、人を変えようとすることではなく、その人が現在どのような意味世界の中で生きているのかを理解することです。
その理解があって初めて、適切な支援や対話が可能になります。
本連載が、リーダーシップや部下育成をより深く捉え直す契機となれば幸いです。
以下が各回の概要です。
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第16回
「器の大きいリーダー」と「器の小さいリーダー」の違いは何か:ロバート・キーガンの「成人発達理論」で捉える①
公開URL
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第17回
「主体性がない」部下を変える上司の関わり方:ロバート・キーガンの「成人発達理論」で捉える②
公開URL
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本連載が、皆さまの発達理論の理解と実践をさらに一段引き上げる契機となれば幸いです。
ぜひ今回の記事をお読みいただき、周囲の方にも共有いただけましたら嬉しく思います。


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