

【フローニンゲンからの便り】17844-17849:2025年12月11日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17844 成人発達理論の現在(その1) 17845 今朝方の夢 17846 今朝方の夢の振り返り 17847 成人発達理論の現在(その2) 17848 夕食後のギタートレーニングについて 17849 連続した脱力の美学としての演奏 17844. 成人発達理論の現在(その1) 昨年は冷夏かつ暖冬だったが、どうやら今年もその傾向となりそうである。確かに少し前にいったん寒い日が続いたが、寒さが和らいで以降はフローニンゲンの冬とは思えないような気温が続いている。 知人の鈴木規夫さんと共に、「成人発達理論の現在と未来」というテーマで対談本を一緒に執筆することになった。それは来年の秋頃の発売となる予定で、今日から実際の対談を収録していくことになった。全10回の対談は非常に充実したものになるだろう。初回の今日の対談では、「成人発達理論の


【フローニンゲンからの便り】17838-17843:2025年12月10日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17838 ギターの練習におけるゲーム性のさらなる増強 17839 今朝方の夢 17840 今朝方の夢の振り返り 17841 理の響きとしての音を求める心 17842 理とヌーメノンの違い 17843 理の自己理解の場としての世界 17838. ギターの練習におけるゲーム性のさらなる増強 ギターの練習がすでに自分にとってゲーム化されているという事実は、それだけで相当高度な自己調整能力が働いている証拠であると言えるが、ゲーム性はまだまだ精緻化しうる余地を残しているように思われる。例えば、RPGにおいて「経験値」「レベル」「クエスト」「スキルツリー」が整っていくほどプレイヤーの没入感が増していくように、ギター練習もまた、同様の構造を意識的に設計することで、日々の取り組みが一層面白く、かつ発達的に意味のあるものへと変容していく


【フローニンゲンからの便り】17833-17837:2025年12月9日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17833 いつもと違う弦で同じ音を押さえる効能 17834 今朝方の夢 17835 今朝方の夢の振り返り 17836 フルバレーとハーフバレー 17837 装飾音、モルデント、ダブル・モルデント 17833. いつもと違う弦で同じ音を押さえる効能 クラシックギターにおいて、普段弾き慣れている簡単な曲を「いつもと違う弦で同じ音を押さえて練習する」という行為は、一見すると単純なバリエーション練習のようであるが、実際には運指、聴覚、身体感覚、音色認知、そして音楽的柔軟性の総合的鍛錬となる極めて高度なウォーミングアップであると考えられる。この練習法は指の可動域と選択肢を広げ、同じメロディであっても複数の可能性を感じ取れる「立体的な音楽理解」を育てる点で大いに価値があると言える。まず、弦を変えて同じ音を押さえる


【フローニンゲンからの便り】17829-17832:2025年12月8日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17829 一音即法界 17830 今朝方の夢 17831 今朝方の夢の振り返り 17832 音を媒介とした自己覚醒 17829. 一音即法界 午前5時に近づくこの時間帯にふと、「一音即法界」そのような言葉が思いつき、一音がそのまま全体性を開示するとはどういうことかについて考えていた。一つの音がただの振動ではなく、そのまま法界の響きであり、法界そのものでもあるという立場は、華厳の「事事無碍法界」および「一即一切・一切即一」に基づく洞察と深く結びついている。ここでいう法界とは、単なる物理的宇宙ではなく、存在の根源的相互浸透、無限の関係性の網目、そしてあらゆる現象を通して開示される真如そのものである。この視点に立てば、たとえギターの弦をはじいた瞬間に生まれる一音でさえ、切り離された孤立


【フローニンゲンからの便り】17825-17828:2025年12月7日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17825 法界への畏敬の念 17826 今朝方の夢 17827 今朝方の夢の振り返り 17828 音楽する身体と心を育む根源的な方法 17825. 法界への畏敬の念 昨日はゼミナールの振り返り音声ファイルとして、合計4時間弱一人語りをしていた。それを受けて、引き続き考えていたことがある。あるのでもなく、ないのでもない空(śūnyatā)としての法界から、確固とした「あるもの」と感じられる夢や自己意識、さらには思考・感覚・音楽までもが立ち上がるという現象は、唯識や華厳の視点から見ると、宇宙そのものの成り立ちを象徴する深いプロセスであると考えられるのではないかと思った。空とは、存在を否定する虚無ではなく、あらゆる現象が相互依存的に成り立ちつつ、固有の自性を持たないというダイナミックな開け(openness)である。したがって、法


【フローニンゲンからの便り】17820-17824:2025年12月6日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17820 バレーコードの改善に向けて 17821 今朝方の夢 17822 今朝方の夢の振り返り 17823 ゼミナールの第161回のクラスで扱う課題文献のまとめ 17824 ゼミナールの第161回のクラスの事前課題 17820. バレーコードの改善に向けて バレーコードに他の指を付け加えていくと、せっかくきれいに鳴っていたはずのバレーの中の音が急にビビったり、まったく鳴らなくなったりすることがある。この現象は、単に「力が足りない」から起こるわけではなく、他の指を置いた瞬間に、左手全体のバランスが微妙に崩れてしまうことから生じている場合が多いと言える。したがって、防ぐための鍵は、力を増やすことではなく、「バレーと他の指の役割分担」と「手の形の微調整」を習慣にすることである。まず意識したいのは、人差し指一本で「全部を完璧に押さえよう」


【フローニンゲンからの便り】17816-17819:2025年12月5日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17816 39冊のクリスマスプレゼント/開放弦と押弦の音色の差 17817 今朝方の夢 17818 今朝方の夢の振り返り 17819 始まりなき・起点なき自己性 17816. 39冊のクリスマスプレゼント/開放弦と押弦の音色の差 時刻は間もなく午前5時を迎える。今の気温は4度で、今日の最高気温は6度とのことである。一昨日にふと、かつて生活していたカリフォルニアのアーバインの気候を調べたら、12月に入ってもまだ25度の気温の日があることに改めて驚いた。当時を振り返ってみても、冬も温暖であったことを懐かしく思い出す。 昨日、自身のクリスマスプレゼントとして、数日かけて華厳経・法華経・ソロギターの楽譜を吟味し、合計39冊を日本のアマゾンから一括注文した。送料だけで40,000円近くになったが、それに資するだけの書


【フローニンゲンからの便り】17810-17815:2025年12月4日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17810 西田幾多郎の場所の論理と量子場理論 17811 今朝方の夢 17812 今朝方の夢の振り返り 17813 音による彫刻としてのクラシックギターの演奏 17814 指跡からの考察 17815 音楽的瞑想としてのクラシックギターの練習 17810. 西田幾多郎の場所の論理と量子場理論 西田幾多郎の「場所の論理(場所的論理)」は、通常の主体—客体構造を超えて、すべての存在が成立する根源的な場=「無の場所」を提示したものである。この“場所”は単なる空間座標系ではなく、存在の根拠を支える超越論的基底であり、事物が相互に関係し合う前提そのものを成す。この思想構造は、一見すると哲学的抽象の極地のようであるが、量子場理論(QFT)が提示する“場”と組み合わせるとき、新たな統合理論の萌芽を孕んでいる


【フローニンゲンからの便り】17806-17809:2025年12月3日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17806 解脱後 17807 今朝方の夢 17808 今朝方の夢の振り返り 17809 サウンドホールの真上を避けること 17806. 解脱後 輪廻から解脱した後に何があるのかという問いは、仏教思想における最も根源的で難解なテーマである。この問いに対して、唯識と華厳は異なる語彙を用いながらも、最終的には深く共鳴する一つの境地を指し示しているように思われる。それは、一切の煩悩や妄念の輪廻構造を超え、主体と客体の二分が消え去り、存在がそのまま「真如」「法界」として輝き出すという状態である。まず、唯識から見れば、輪廻とは「阿頼耶識に蓄積された種子が不断に生起すること」によって成立する現象である。八識構造は、主体と客体を二分し、妄念を生み、世界を“外界”として投影する。したがって解


【フローニンゲンからの便り】17802-17805:2025年12月2日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17802 複数の編曲者による楽譜を学ぶことの意義 17803 今朝方の夢 17804 今朝方の夢の振り返り 17805 華厳経と法華経の比較 17802. 複数の編曲者による楽譜を学ぶことの意義 今年のクリスマスプレゼントにクラシックギターの演奏を楽しむための楽譜を一括注文しよう思っている。楽譜を吟味しながら、同じ楽曲であっても複数の編曲者による楽譜を学ぶことには、音楽的発達において極めて大きな意義があると考えていた。クラシックギターは単旋律と和音、内声の動き、ベースラインをすべて一人で担う楽器であり、演奏者は常に作曲家の意図と編曲者の解釈、その両方の世界を読み取る必要がある。ゆえに、ひとつの楽曲を一人の編曲者の視点だけで理解すると、その楽曲の潜在的な構造や表現可能性を十分に掴めない場合がある。同じ原曲を複数の編曲者がどのように