

【フローニンゲンからの便り】17896-17900:2025年12月21日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17896 万物の流転や諸行無常を感じさせるクラシックギターの演奏 17897 今朝方の夢 17898 今朝方の夢の振り返り 17899 音色のパレットを広げるサウンドホールの左側での演奏 17900 指の独立のための瑜伽行 17896. 万物の流転や諸行無常を感じさせるクラシックギターの演奏 クラシックギターの演奏は、同じ譜面、同じ楽器、同じ奏者であっても、決して二度と同一にはならない営みであることを早朝考えていた。この事実は、音楽的な偶然性や演奏技術の不安定さという表層的な問題に還元されるものではなく、より深い次元で、万物の流転や諸行無常という根本的な真理を体感させる実践であると言える。まず身体の側から見れば、演奏者の身体状態は一瞬たりとも同じではない。呼吸の深さ、筋肉の張力、指先の湿度や感覚の鋭さ、集


【フローニンゲンからの便り】17890-17895:2025年12月20日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17890 ゼミナールの第163回のクラスの課題文献の要約 17891 今朝方の夢 17892 今朝方の夢の振り返り 17893 本日のクラスの事前課題 17894 能力主義による民主主義の正当性の毀損 17895 指番号の守破離 17890. ゼミナールの第163回のクラスの課題文献の要約 今日は午後にゼミナールの第163回のクラスがある。年内のクラスも残すところあと2回である。今年も非常に充実した学びがゼミナールを通じて展開されていたことに深く感謝している。今日取り上げる課題文献において、著者のスタインが展開する議論の中心は、発達測定や発達理論がどのように使われるべきかという倫理的・社会的問題にある。先週の箇所で提示された「所与の神話」が主に認識論と方法論の問題であったのに対し、後半では


【フローニンゲンからの便り】17885-17889:2025年12月19日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17885 欲求・欲望・煩悩の違いの整理 17886 今朝方の夢 17887 今朝方の夢の振り返り 17888 ティンバーのコントロール 17889 演奏の一部としての呼吸 17885. 欲求・欲望・煩悩の違いの整理 「欲求」「欲望」「煩悩」はいずれも人の内面に生じる衝動や動因を指す語であるが、その射程と評価、さらには修行論・心理論における位置づけは大きく異なる概念である。これらを区別して理解することは、人間理解を深める上で極めて重要である。まず「欲求」とは、生存や心身の安定を維持するために自然に生じる根源的な必要性を指す概念である。空腹になれば食を求め、疲れれば休息を求めるといった反応は、意志や価値判断を介さずに生起するものであり、生理的・心理的基盤に根ざしている。心理学的には欲求は中立的な現象として捉えられ、それ自体が善悪


【フローニンゲンからの便り】17880-17884:2025年12月18日(木)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17880 今のクラシックギターと長く付き合う姿勢 17881 今朝方の夢 17882 今朝方の夢の振り返り 17883 レストストロークのようなフリーストロークに向けて 17884 摩擦音のコントロール 17880. 今のクラシックギターと長く付き合う姿勢 今自分が持っているのは5万円前後のアルハンブラのクラシックギターだが、そうした初心者用のギターであっても、長く弾き込み、丁寧に付き合っていけば、自分の音を表現できる楽器になっていく可能性は十分にある。むしろその価格帯の楽器だからこそ得られる恩恵も存在すると考えられる。アルハンブラはスペインの老舗メーカーであり、入門から中級までのモデルにおいて、音程の安定性やネックの精度、全体のバランスに強い定評がある。5万円前後のモデルは、材料や製作工程においてコスト制約はあるものの、「無理に鳴


【フローニンゲンからの便り】17874-17879:2025年12月17日(水)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17874 ハンマーオンとプルオフ 17875 今朝方の夢 17876 今朝方の夢の振り返り 17877 仏教を哲学思想として捉える内在的危険性 17878 内省的アスリートとしてのクラシックギタリスト 17879 安田理深先生の仏教の捉え方より 17874. ハンマーオンとプルオフ クラシックギターにおいてハンマーオンとプルオフの技術は、単なる装飾的技巧ではなく、音楽表現の根幹に関わる重要な要素である。これらはいずれも左手のみで音を発生・連結させる奏法であり、右手の発音に依存しないところに本質的特徴がある。そのため、この二つの技術を深めることは、音の連続性、フレージングの自然さ、さらには演奏全体の呼吸感を根本から支えることにつながる。まず重要性の第一は、レガート表現の実現である。クラシックギ


【フローニンゲンからの便り】17869-17873:2025年12月16日(火)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17869 華厳宗だけでなく三論宗を併せて学ぶこと 17870 今朝方の夢 17871 今朝方の夢の振り返り 17872 慈悲と智慧の深まりに向けて 17873 一を突き詰める生き方 17869. 華厳宗だけでなく三論宗を併せて学ぶこと 法相宗(瑜伽行派)を十分に探究した後に、華厳宗だけでなく三論宗を併せて学ぶことには、思想的にも修行論的にも深い意義があるだろう。これは単なる学派横断的知識の拡張ではなく、仏教思想そのものの立体構造を理解するための必然的な歩みであると考えられる。法相宗は、あらゆる経験世界を「識」の働きとして精緻に分析し、迷いがどのように構造化され、いかに転依によって清浄化されるかを理論化した学派である。八識・三性・三無性といった体系は、認識の発生条件や錯誤のメカニズ


【フローニンゲンからの便り】17864-17868:2025年12月15日(月)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17864 歌うように演奏する意識とその工夫 17865 今朝方の夢 17866 今朝方の夢の振り返り 17867 薬指と小指の独立に向けて 17868 四無量心の実践 17864. 歌うように演奏する意識とその工夫 クラシックギターは撥弦楽器であるがゆえに、音の立ち上がりは明確である一方、音の減衰が比較的早いという物理的特性を持っている。この特性をそのまま放置すれば、演奏は点の連なりのように断片化し、旋律は「弾かれては消える音」の集合にとどまってしまう。ゆえにクラシックギターにおいて「歌うように演奏する」こと、すなわちレガートを意識することは、単なる表現上の工夫ではなく、楽器の構造的制約を乗り越えるための本質的課題であると言える。レガートとは、音と音のあいだに心理的・聴覚的な断絶を生じさせず、あたかも一つの息の流れの中で旋


【フローニンゲンからの便り】17860-17863:2025年12月14日(日)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17860 大学院への出願完了に向けて/美的感覚を磨くギターの練習 17861 今朝方の夢 17862 今朝方の夢の振り返り 17863 高次元まで貫入している感覚 17860. 大学院への出願完了に向けて/美的感覚を磨くギターの練習 イギリスの大学院の出願期限はまだ余裕があるのだが、今日は出願する3校のうち、一番出願期限が早いオックスフォード大学の出願を完了させようと思う。イギリス旅行中に書き上げた志望動機書と二つのライティングサンプルのドラフトを丁寧に読み返し、納得のいく出願書類を提出したい。エディンバラ大学とSOASについては、来年の3月や6月が提出期限だが、すでに提出書類のドラフトを完成させていることもあり、来週末に出願を完了させようと思う。あとはどこの大学とご縁があるかを楽しみに待つだけだ。 クラシックギターの練習に励むほど


【フローニンゲンからの便り】17855-17859:2025年12月13日(土)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17855 ゼミナールの第162回のクラスの課題文献の要約 17856 今朝方の夢 17857 今朝方の夢の振り返り 17858 第162回のクラスの事前課題 17859 ギター演奏における障害予防 17855. ゼミナールの第162回のクラスの課題文献の要約 今日は午後にゼミナールの第162回のクラスがある。今回の講座の最後の論文を今日から扱っていく。課題論文においてザカリー・スタインが提示している中心的課題は、発達理論および発達測定が現代社会で急速に流通・利用される中で、その作られ方(方法論) と 使われ方(倫理・社会的含意)が十分に吟味されていないという点にある。彼はこの問題を、二つの「神話」――Myth of the Given(所与の神話)と Myth of the Metals(諸金属の神話)――として整理し、それらを批判的に解体する


【フローニンゲンからの便り】17850-17854:2025年12月12日(金)
⭐️ 心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「 加藤ゼミナール ─ 大人のための探究と実践の週末大学院 ─ 」も毎週土曜日に開講しております。 タイトル一覧 17850 バレーコードを楽に行うための工夫 17851 今朝方の夢 17852 今朝方の夢の振り返り 17853 法界の法と華厳の理 17854 瑜伽行としてのギターの練習 17850. バレーコードを楽に行うための工夫 バレーコードが劇的に楽になるための最重要要素は「手首と人差し指の角度」なのではないかと気づいた。人差し指を弦に水平に当てようとするほど、均一な押弦は難しくなり、6弦と1弦の両方でミュートが起きやすくなる。理想は人差し指を少し回転させることで、指の側面寄りの硬い部分を弦に当てる角度を作ることである。人差し指の腹は柔らかく、均一に力が伝わりにくいため、腹を使わず、第一関節の外側(親指側の少し硬い部分)を使うと圧が均等になりやすい。これは指を軽く外側へひねるだけで実現できる。その