

2442. 【中欧旅行記】バルトーク博物館での大いなる励まし
今日は午前中にバルトーク博物館に足を運んだ。結論から述べると、ここを訪れて本当に良かったと思っている。 バルトークから得られた励ましには計り知れないものがある。昨夜から今朝方にかけて、実存的な抑鬱状態にあったが、今はもうそれが嘘のように活動エネルギーで充満している。...


2441. 【中欧旅行記】ブダペスト滞在の三日目の予定
先ほどホテルの朝食を摂り終えた。ワルシャワのホテルと同様に、現在ブダペストで滞在しているホテルの朝食も美味しい。 ビュッフェ形式ということもあり、先ほども十分な朝食を摂った。朝食の最中も今朝方に感じていた重たい感覚について考えていた。...


2440. 【中欧旅行記】胸騒ぎ
なぜだか今日は本当に、心の中に重さを感じる。ブダペストの天気が優れていればいるほどに、その内側の感覚が対照的に姿を表すかのようである。 人生には暗夜があるというのは本当であり、それは予期せぬ形で突然やってくるものなのだろう。なぜ中欧旅行の最中にそれを経験しなければならないの...


2439. 【中欧旅行記】恐怖感
ブダペストでの三日目の朝が始まった。今朝も比較的ゆっくりと起床し、六時半にベッドから体を起こした。 フローニンゲンを出発したのは13日の朝であるから、まだ一週間が経っていない。正直なところ、私はそれがとても怖い。 旅をしながらこのような恐怖感に苛まれたのは初めてのことかもし...


2438. 【中欧旅行記】リスト博物館を訪れて
果たして今日はどれほどの距離を歩いただろうか。ブダペストでの二日目は、リスト博物館に訪れることをメインにしていた。 早朝から自分の内側で行進曲のような音の流れを感じており、これはリスト博物館を訪れる前の期待感の表れなのかも知れないと思っていた。...


2437. 【中欧旅行記】聖イシュトヴァーン大聖堂でのパイプオルガンコンサートとの出会いと幼少時代の記憶
ブダペストに到着した初日のことを少しばかりまた思い出していた。空港から街の中心部に向かう景色は、どこか表現しにくいものがあったということを昨日書き留めていた。 中央ヨーロッパ独特の文化がこの国に堆積しており、それは私にとってやはりまだ未知な存在なのだろう。ホテルに到着し、ガ...


2436. 【中欧旅行記】ブダペスト滞在の二日目の朝
今日は五時半に目覚めたが、もう30分ほど寝ておきたいと思い、少しばかり起床時間を遅らせた。六時過ぎに起床し、ブダペスト滞在の二日目が静かに幕を開けた。 昨日の日記で書き留めていたように、現在宿泊中のホテルの周りはとても静かである。街の中心部とは異なり、高い建物が一切なく、ホ...


2435. 【中欧旅行記】ブダペストに到着
搭乗時刻は10分ほどの遅延があったが、ブダペストにはほぼ予定通りに到着した。リスト・フェレンツ国際空港からブダペストの市内までは電車が通っていないようだったので、シャトルバスに乗って市内の宿泊先のホテルに向かった。 バスの中から見える景色はワルシャワとはまた異なっていた。バ...


2434. 【中欧旅行記】ワルシャワ上空から
たった今、ブダペストに向けた飛行機が飛び立った。ワルシャワでの滞在を振り返ってみると、滞在期間中は天候に恵まれており、本当に幸運であった。 ワルシャワ・ショパン空港に到着し、しばらく経ってから雨が降り始めた。しかし今はもうワルシャワ上空に飛び立っており、この瞬間の私は雨雲の...


2433. 【中欧旅行記】教育が持つ治癒的・変容的作用
フローニンゲンを出発してから四日が経つが、この四日間はめぼしい夢を見なかった。厳密には夢を見ていたことは確かなのだが、それが印象に残るほどのものではなかった。 大抵旅に出るときは強い印象を持つ夢を見るのだが、今回に限ってはあまり印象的な夢を今のところ見ていない。私の無意識が...