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2441. 【中欧旅行記】ブダペスト滞在の三日目の予定


先ほどホテルの朝食を摂り終えた。ワルシャワのホテルと同様に、現在ブダペストで滞在しているホテルの朝食も美味しい。

ビュッフェ形式ということもあり、先ほども十分な朝食を摂った。朝食の最中も今朝方に感じていた重たい感覚について考えていた。

今この瞬間は、先ほどのように苦しい重さを感じていない。今朝方のあの胸騒ぎにも似た心の動揺は一体何だったのだろうか。

中央ヨーロッパを旅行している最中にこうした気分の乱高下を経験するとは思ってもみなかった。おそらく、このように欧州を旅行できていることは恵まれたことなのだと思うが、一刻も早く心休まるフローニンゲンの自宅に逃げ帰りたくなった瞬間が今朝方に訪れたことについては改めて考える必要があるだろう。

今回の中欧旅行がこのような形で自己を揺さぶるとは思ってもみなかった。人はこうしたさざ波を自己に抱え込んだまま生きることを宿命づけられているのかもしれない。

朝食を摂る直前に、ふと「自分は無宗教だが信仰心は持つべきだ」という言葉が口からこぼれた。信心深く生きることの大切さ。

ここ数日間は信心深さが足りなかったのではないだろうか。今日からまたこの世界に対して信心深く接しながら生きる必要がある。そんなことを思うと、少しずつ気分が高揚してきた。

重くのしかかる気分を静かに貫いていくような感覚が内側にあった。また自分の内側で何かが爆発するかもしれない。

今日はこれからバルトーク博物館を訪れる。宿泊先のホテルからバルトーク博物館までは9kmほどあり、歩くと片道二時間ほどかかる。

歩くことは現実的ではないと判断したため、これからバスに乗ってバルトーク博物館を訪れる。午前中と午後の少しばかりの時間をそこで過ごしたい。

当初の計画では今日はバルトーク博物館だけを訪れる予定であったが、到着日に予約した聖イシュトヴァーン大聖堂でのパイプオルガンコンサートが今夜ある。それに備えて、バルトーク博物館を訪問したらホテルに一旦戻ってきてゆっくりしたい。

コンサートの開始は夜の八時からであり、コンサート参加者は教会前に集合して中に案内されるようであり、その集合時刻は七時半だ。バルトーク博物館から戻ってきたら、昨日と同じようにジャグジーで心身をほぐし、少しばかり休憩を取りたい。

宿泊先のホテルから聖イシュトヴァーン大聖堂までは歩くと40分ぐらいかかるので、そこへもバスを使って移動したいと思う。ブダペストの街はバスの交通網が非常に発達しており、東京の地下鉄と同じ感覚で次から次へとバスがやって来るため移動には便利である。

バルトーク博物館にせよ、今夜のパイプオルガンコンサートにせよ、今日は一日中音楽と共に過ごす濃密な日になりそうだ。ブダペスト:2018/4/19(木)10:01  

No.977: Drawing

Since I came back from Central Europe, I have started a new creative activity, which is drawing.

I will not draw to copy the external objects but draw to express my inner universe. Groningen, 20:52, Wednesday, 5/9/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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