

1440. 複数の表現形式で自己を著述し続けること
北欧旅行からフローニンゲンに戻ってきての初日が終わりに差し掛かっている。今日は午前中に洗濯などをし、少しばかり北欧旅行についての日記を執筆していた。 しかし、再びフローニンゲンでの生活を始めるにあたって諸々のことを行っていると、あっという間に一日が過ぎた感じがする。九月から...


1439.【北欧旅行記】北欧旅行の帰路に思うこと
昨夜無事にフローニンゲンに戻ってきた。コペンハーゲン空港からフローニンゲン空港に向かう飛行機はとても小さく、初めて乗るような大きさだった。 飛行機の乗り場も空港内の辺鄙な場所にあり、それはコペンハーゲンからフローニンゲンに向かう乗客の少なさを物語っていた。機内は確かに狭いの...


1438.【北欧旅行記】コペンハーゲン空港から:自由自在な作曲へ向けて
ベルゲンを出発し、コペンハーゲンに到着した。早朝のベルゲンは小雨が降り注いでいたが、コペンハーゲンは快晴である。 時刻は夕方の四時半を回り、もうそろそろしたらフローニンゲン行きの飛行機の搭乗が始まる。当然ながら列車の移動は旅の趣きがあり、移動中の景色を堪能できるという点にお...


1437.【北欧旅行記】エドヴァルド・グリーグとエドヴァルド・ムンクの共通点
エドヴァルド・グリーグとエドヴァルド・ムンク。この二人のエドヴァルドと出会えたことは、今回の北欧旅行がもたらしてくれた最大の恩寵であった。 この二人の思想や仕事について、書き留めたいことが山ほどあり、私が二人のどういった点に多大な感銘を受けたのかをまた改めて書き留めておかな...


1436.【北欧旅行記】ベルゲンでの最終日の朝に
ベルゲンでの四日目の朝を迎えた。今日はいよいよベルゲンを離れ、オランダに戻る日だ。 朝食をゆっくりと摂り、ホテルで少しくつろいでからベルゲン空港に向けて出発したい。今回の北欧旅行は、本当に充実したものだった。 今回の旅を通じて考えさせられたことや得られた感覚などについては、...


1435.【北欧旅行記】あるのは熱情、ただそれだけを持って最後の日まで
グリーグの作曲小屋とそれを取り囲む自然を眺めながらの昼食コンサートを終えると、コンサートホールを後にして、市内への帰りのバスまでの自由時間をゆっくりとトロールハウゲンの自然の中で過ごした。 グリーグが曲に込めたこの自然の恩寵を自分の感覚を通じて確かめるかのように、ノルドオー...


1434.【北欧旅行記】「妖精トロールの住む丘」に建つエドヴァルド・グリーグ博物館より
この世界に存在する表現物の中に、二種類の不要物がある。それは、客観性だけを追求するものと主観性だけを追求するものだ。 残念ながら、どちらの表現物も向き合うに値しない。前者の表現物の無価値さは、知識や概念というものが、本質的には主観性を追求した先に現れる普遍性を体現したもので...


1433.【北欧旅行記】エドヴァルド・グリーグの熱量に引き寄せられて
エドヴァルド・グリーグ博物館に訪れることができたこと、そしてグリーグというノルウェーを代表する作曲家の思想と生き方に触れることができたこと。それらはどちらも今回の北欧旅行を語る上ではなくてはならないものであり、今日の感動を忘れることはないだろう。...


1432.【北欧旅行記】エドヴァルド・グリーグ博物館へ向けて
エドヴァルド・グリーグ博物館へのバスツアーに参加するために、そろそろホテルを出発しようと思う。バスはベルゲンの観光スポットの一つである魚市場の観光案内所から出発する。 今日もホテルの朝食を十分に食べた。相変わらずノルウェーサーモンの新鮮さには舌鼓を打ち、このレストランの素材...


1431.【北欧旅行記】ベルゲンでの三日目の朝
ベルゲンでの三日目の朝を迎えた。早朝起床してみると、喉の痛みもほぼ完全に取れ、すっかり体の調子が戻っていることに気づいた。 昨日は日中から体がとてもだるかったので、そのだるさが取れていることは嬉しい。今日も寒さには気をつけなければならないが、活動できるほどの状態に身体が回復...