1018. 哲学・数学・心理学・音楽
「逆説的な事柄は、哲学にとっての原動力である」というドゥルーズの言葉が印象に残っている。これは、哲学という思想体系を構築するという営みだけではなく、人間の発達においても等しく当てはまることだと思う。 逆説的な事柄は、発達の原動力であることは間違いない。それは単純に、弁証法的...
1017. 新たな朝の習慣
いよいよ本日から五月に入った。五月を迎えたにもかかわらず、朝夕はまだ暖房をつけて過ごしている。 今朝も足元が冷えていたため、暖房をつけた。このところ、これまで以上に、生活の一部として音楽が浸透しているように思える。あるいは、生活としての音楽がそこにあるように思う。...
1010.「実践書」について
午後からの仕事に取り掛かる前に、先ほど英国のアマゾンを通じて、四冊ほど作曲に関する書籍を購入した。厳密には、音楽理論に関する書籍が一冊ほど混じっているが、すべての書籍に共通するのはそれらが実践書であるということだ。 音楽理論に関するその書籍にも、音楽理論を体感として学べるよ...
1008. 逆周りから得られた気づき
今日のような日を春と呼ばずになんと呼ぶのだろうか。フローニンゲンもようやく春に入ったようだ。 確かに、朝晩はまだ暖房をつけている。しかし、今日はとても暖かい日曜日だ。 午前中の仕事を済ませ、私はランニングに出かけた。今日は自宅を出発する前に、なぜだかいつも走るコースを逆周り...
996. 本当の歓喜へ向かって
先ほど無事に“Principles of Systems Science (2015)”を全て読み終えることができた。本書を読むのは今回が初読であり、細部を丁寧に追っていくという読み方ではなく、全体と重要な箇所のみを把握していくという読み方を採用していた。...
981. 研究論文の終焉に向けて
昨日は、久しぶりに現在取り掛かっている研究とは直接関係しない書籍を読むことができた。研究で手一杯になる前に読み進めていた “Principles of Systems Science (2015)”の11章を昨日読むことができた。...
966. 書くことと読むことの山脈の往来
ザルツブルグに滞在中、記念館や博物館を通じて、過去の偉大な音楽家たちの業績を辿っていた時に、インプットの量が脆弱であれば、ある時からアウトプットの量が必ず枯渇するのではないかということに気づかされた。 モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト等、彼らにまつわる資料を直接こ...