3636. 発達に対する淡い期待と「発達的マゾヒズム」
ヨーロッパの冬は、本当に暗い。おそらく、多くの日本人が何か憧れのようなものを抱きがちなヨーロッパの国々は、ことごとく冬が厳しいのだと思う。それが現実だ。 暗い。今日も外が暗い。 今、コーヒーメーカーが一日分のコーヒーを一生懸命作ってくれている。その音は自分をどことなく励まし...
3276. 感覚的な誤りとジョージ・サンタヤーナの書籍について
本日フローニンゲンの街の中心にある古書店で“The Necessity of Errors (2011)”を眺めていると、そもそも私たちが何かを理解する際には、真実と誤りの双方が内在的に存在しているのではないかとふと思った。...
3095. 景色からの支援:身体と精神
時刻は午後七時半に近づきつつある。今日は雲が現れたり、雲が消えたりするような不安定な天候だった。 夕方には一時的に夕日を眺めることができ、雲間から差し込む太陽の光の暖かさとその輝きが印象に残っている。今この瞬間は、うっすらとした雲が空を覆っており、それは雨を降らせるかもしれ...
1328. プラグマティズムと文化的な価値と技術の伝承について
昼食前のランニングに向けて、午前中の時間は全て、ザカリー・スタインの論文を読むことに充てていた。昨日、自らがプラグマティストの側面を持っていることに気づかされたのも、ザックの論文による影響が大きい。 ザックと私は同年代に属しており、彼のほうが五歳ほど年上だ。ザックが今の私の...
1324. プラグマティストとしての自覚と準備への邁進
早朝の雷を伴う雨が過ぎ去り、とても穏やかな世界が目の前に広がっている。薄い雲が空を覆っているため、相変わらず太陽の姿を拝むことはできないが、雷雨が止んだことにより、私の気分も変わった。 この天気であれば買い物に出かけることができそうだ。昼食前に、数日分の食料を購入するため、...
945. 流れのない流れの中で
書斎の中で静かに鳴り響く音楽が、意識の流れのように流れていく。窓の外に見える流れゆく雲が、意識の流れのように流れていく。 流れゆく音楽や雲と同様に、私の内側の主観的な思考や感覚も絶えず流れる運動をやめようとはしない。心理学者のウィリアム・ジェイムズが指摘したように、私たちの...