

2471. 静寂への道
今朝は六時半前に起床した。昨日と似たような薄い雲が空を覆っている。ただし、風は昨日に比べて随分と弱い。目の前に見える街路樹を見れば風の強さが分かる。 一本一本の街路樹が静かにその場にたたずんでいる。今朝も昨日同様に気温が低く、昨夜から部屋の暖房をつけっぱなしにしておいた。五...


2470. 魂の特性と対象との出会い
魂は形がないがゆえに形を求めようとする衝動を持っているのではないか。そんな気づきが夕食中にもたらされた。 形を持つことなく私たちの内側に存在している魂は、どうやらその存在を通じてこの世界に形を生み出そうとするような力を秘めているらしい。人類史において今に残る仕事を成し遂げて...


2469. 欧州で迎える三年目の生活に対する予感
雨が再び降り始めてきた。先ほどよりも勢いのある雨だ。 遠くの空に一羽の小鳥が足早に飛び去っていくのを見た。あの鳥は雨宿りするための場所を見つけるために急いでいたのだろうか。 なぜだか分からないのだが、今目の前に降り始めた雨を見て、この街で生活していることの有り難さをしみじみ...


2468. 雨上がりの夕方に
雨が上がり、雲間から太陽の光が再びフローニンゲンの街に降り注いでいる。今日は雨が降ったり止んだりする忙しい天気だ。 夕方の四時半を迎えた今、書斎の窓から太陽の光で輝く青々とした木々を眺めることができる。窓ガラスに付着した雨滴もどこか美しく耀いている。...


⭐️【お知らせ】Back Number Vol 50(記事981-1000)
いつも「発達理論の学び舎」をご覧になってくださり、どうもありがとうございます。 過去記事981から1000に編集をし、所々に追記をいたしました。 お役に立てる情報は少ないかもしれませんが、皆さんのご関心に合わせて、必要な箇所を読んでいただければ幸いです。...


2467. 満ち溢れた世界の中で
雲の流れがとても早い。うっすらとした雲の塊が西から東へと早い速度で動いている。 地上からでは分からないが、上空に吹いている風はとても強いのだろう。確かに地上においても、今日は昨日よりも風があるようだ。 だが、地上に吹く風よりも空に吹く風の方が遥かに激しいように思える。空に吹...


2466. 夢のパターン
今朝は一旦早朝の四時に目が覚めた。直前まで見ていた夢によって起こされる形となった。 その夢の中では、自分の内側に潜んでいる攻撃性が表に出ていた。自分の中にある強い攻撃性が夢に出てくることは比較的多い。 それらの夢を観察していると、パターンのようなものが随分と見えてきた。大抵...


2465. 雨降る夜に
今日も気付けば一日が終わりに近づいている。いつもはこの時間帯には日記を書き留めないのだが、今日は夜まで論文を書き続けていたので日記を書き留める時間がそれほどなかった。 就寝前に今日の振り返りをしておきたい。今日は無事に、論文の大枠を執筆することができた。より厳密には、論文の...


2464. 予感
中欧旅行から帰ってきてふと気づいたが、近所の道路の工事がいくつか完成し、随分と綺麗になった道がある。私が見ていないところで働き続ける人たちの仕事がここに結実されているのだとはっきりと見て取ることができる。 誰の目にも止まらなないところで仕事を進め、それが誰かに資するものにな...


2463. 日々のドラマと物語
通りを走る車や自転車の数が増えてきた。いよいよ今日も本格的にこの街が動きだす時間となった この街で私は一人の人間の生き方の可能性を模索している。私という一人の人間の一生を真に自分の人生として生きることとは、一体どのような生き方を指すのだろうか?そんなことを長らく考え続け、今...