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2465. 雨降る夜に


今日も気付けば一日が終わりに近づいている。いつもはこの時間帯には日記を書き留めないのだが、今日は夜まで論文を書き続けていたので日記を書き留める時間がそれほどなかった。

就寝前に今日の振り返りをしておきたい。今日は無事に、論文の大枠を執筆することができた。より厳密には、論文の構成を全て明瞭なものにし、論文の中でも重要な分析結果のセクションを執筆することができた。

もちろん、“Discussion”のセクションこそが著者の考えを存分に盛り込める箇所であることは確かだが、自分が行った分析の結果を正しく解釈していく“Results”のセクションはとても大切な箇所になる。とりわけ、今回の研究では非線形ダイナミクスの手法を活用していたり、統計的な手法を複数活用しているため、それらの分析結果を丁寧に執筆していくには時間を要した。

今日は朝から夜の時間帯にかけて論文の執筆に専念していたと言える。夕食を摂り終えた後、そこから少しばかり文章を執筆したところで、論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授に論文のドラフトを送った。

当初は今週の金曜日にミーティングを行う予定であったが、その日がオランダの祝日であることが昨日判明し、協議の末にミーティングは来週の月曜日に行われることになった。ミーティングの日が少し伸びたことに伴い、次回のミーティングまでにまた論文を書き進めていくことができるだろう。

明日はちょうど研究インターンの評価ミーティングが行われるため、自宅から歩いて30分ほどの距離にあるザーニクキャンパスに午後から足を運ぶ。明日はあえて論文の執筆に取り掛かることをせず、明後日から再び論文の執筆に取り掛かる。

意識的に一日文章を寝かせ、そこから四日連続で文章を書き続けていけば、来週月曜日のツショル教授とのミーティングまでに随分と論文の執筆が進むだろう。明後日からは、“Method”と“Discussion”のセクションに取り掛かる。

四日あれば、この二つのセクションもほぼ書き上げることができるだろう。月曜日までに論文の八割を完成させることができれば理想である。実際の論文の提出まであと二ヶ月弱あるため、来週の時点で八割完成していれば、提出までに余裕を持って詰めの作業に取り組むことができる。

時刻は夜の十時を過ぎた。普段はもう就寝をしている時間だ。そろそろ日記を書く手を止め、就寝に向けて準備をしたい。

夕食を摂っている最中から雨が降り始め、今もまだ雨が降っている。明日もどうやら小雨が降る一日となるようだ。

明日は論文の執筆を控え、その代わりとして、中欧旅行で購入した書籍を積極的に読み進めていきたい。また、旺盛な読書に加えて、作曲実践もより充実したものにしたい。

文章を読み続け、文章を書き続け、曲を作り続ける生活。欧州での三年目の生活では、それらを常軌を逸した形で推し進めていきたい。

欧州で過ごす三年目は、常軌を逸した創作行為が必ずや常軌になるだろう。そこからが自分の創作活動の本当の始まりだ。フローニンゲン:2018/4/24(火)22:09 

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