1908. 将来に受け持つコース
今週は晴れ間が多く、来週もこのような日が続くようだ。フローニンゲンの冬はこれから始まると言っても過言ではないが、雨季の時代を終えたことはとても喜ばしい。 晴れの日の冬の欧州は、実に厳粛かつ壮麗な雰囲気を放っているように思えることがあるが、雨の日が続くと鬱蒼とした様子だけが開...
1703. 木枯らしに揺られる木々と発達の不可逆性
木枯らしのような風が道端を通り抜けていく。10月の最後の週の土曜日のフローニンゲンは、もうすっかり秋が深まり、冬の到来を告げ始めている。 朝の八時を過ぎてようやく辺りが明るくなった。明日からはサマータイムが終わり、日照時間がこれからどんどん短くなっていく。...
1688. 質的成長と量的成長について
今日も一日中、書斎の中で探究活動に精を出す日であった。先ほど、知人の方からいただいた、「質的成長」と「量的成長」の関係に関する質問について考えていた。 私たちは、ある瞬間にこれまでできなかったことが突然できるようになる、という経験をしたことがあると思う。つまり、私たちは成長...
1335. 久しぶりの一時帰国:名古屋での熱情と爽やかな風
この空気。とても懐かしい濃厚な日本の空気が、自分の肺に溢れるように流れ込み、それが全身の細胞を生き生きとさせる。 久しぶりに日本に帰ってきた私は、日本の大地を踏んだ瞬間にそのようなことを思った。今回の滞在先は名古屋だ。名古屋のあるホテルで、一つの学会に参加する。...
1324. プラグマティストとしての自覚と準備への邁進
早朝の雷を伴う雨が過ぎ去り、とても穏やかな世界が目の前に広がっている。薄い雲が空を覆っているため、相変わらず太陽の姿を拝むことはできないが、雷雨が止んだことにより、私の気分も変わった。 この天気であれば買い物に出かけることができそうだ。昼食前に、数日分の食料を購入するため、...
1321. 映像と情感を喚起する文章・ウィルバーの最新刊・人口知能に関する協働プロジェクトへ向けて
夕方に、嵐のような突発的な雨に見舞われた。私は幸い書斎の中にいたが、雷を伴うあまりに激しい雨に少々驚かされた。 地面に叩きつけるような雨が降り、同時に突風を伴っていた。窓ガラスに激しくぶつかり、しぶきを上げる嵐のような雨を見ていると、その激しさがある瞬間から美しく思えた。...
1297. 内なるダイモーンに導かれて:MOOCの多角的な研究
一日の仕事を全て終え、本日最後の日記を書き留めておきたい。やはり、今日の夕食前に突如目の前に現れた「客員研究員」としての道についてもう少し書き留めておかなければならないだろう。 客員研究員としての資格が自分にあるのかどうかもさらに詳しく調べてみなければならないし、それに向け...