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1908. 将来に受け持つコース


今週は晴れ間が多く、来週もこのような日が続くようだ。フローニンゲンの冬はこれから始まると言っても過言ではないが、雨季の時代を終えたことはとても喜ばしい。

晴れの日の冬の欧州は、実に厳粛かつ壮麗な雰囲気を放っているように思えることがあるが、雨の日が続くと鬱蒼とした様子だけが開示されるように思えてしまう。この二ヶ月間ほどの、雨が多く降る時期を終え、これからはようやく晴れ間を取り戻した欧州の空を眺めることができる。

明日はちょうど、オランダでの居住許可証の延長のため、フローニンゲンから列車で一時間ほどの距離にある街、ズヴォレの移民局に行く必要がある。幸いにも明日は晴れであり、さらには一時帰国をする水曜日も晴れの予報が出ている。

やはり天気が良いことに越したことはなく、晴れであることは私の気持ちを高揚させてくれることに疑いはない。昨日、ユトレヒトに行くまでの列車の中で、窓の外に広がる田園風景を眺めながら色々なことを考えていた。

その一つは、私が仮に今後大学機関で講師や教授として勤務するようになった時、そこでどのようなコースを教えるかというものだった。今の私は、発達心理学や成人発達理論を教えるような意思はほとんど無い。

その代わりに、発達研究や教育研究に関する研究手法のコースを担当したいという思いがある。より具体的には、発達研究や教育研究を行う際に、ダイナミックシステムアプローチや非線形ダイナミクスの手法をどのように活用すればいいのかに関する、理論的かつ実践的なコースを担当してみたいという思いが湧き上がってきた。

そこで私は早速、仮に一つのセメスターを通じてこのコースを担当するのであればどのようなカリキュラムが望ましいかを検討していた。およそ16週間にわたるクラスを想定し、16回分のクラスの目次を作成してみた。

初回はダイナミックシステムアプローチや非線形ダイナミクスの概略に関する話をし、第二回から第三回にかけて「状態空間グリッド」と呼ばれる手法の理論的解説と実習を行う。その後も、「再帰定量化解析」「交差再帰定量化解析」「トレンド除去変動解析」「標準化分散解析」などを各二回ずつのクラスを用いて紹介をしていく。

その他にも扱いたい手法があり、さらにはダイナミックシステム理論の重要な概念を紹介するクラスも設けておきたいという考えがあり、それらを含めると16回ほどのクラスになりそうだった。

ダイナミックシステムアプローチや非線形ダイナミクスの手法を発達研究や教育研究に適用することを目的にしたコースは世界的に見ても例がなく、一つのクォーターであったが、そうしたコースがあるのはフローニンゲン大学の発達科学科ぐらいだった。

そうしたことを背景にし、これまで自分が学んだこと、そして今でもそれらの手法に関する関心を強く持っていることから、いつか上記のようなコースを世界のどこかの大学で教える機会に恵まれたら幸いである。

今日の午前中は、引き続き作曲実践に打ち込む。午後からは、日本に持ち帰るための書籍の選別を行いたい。

水曜日からの一時帰国に際して、実家からかなりの和書を欧州に持って帰る予定であり、仮に来年米国に生活拠点を移すことになれば、その時に輸送する書籍をできるだけ減らしたいという思いから、今後の研究で必要になりそうにない書籍を一旦日本に持ち帰ることにする。

気づかない間に一時帰国の日がもう目前となった。2017/12/17(日)09:44

No.553: Japanese In-Fiight Meals

I ate Japanese in-fiight meals, which can be called “soul foods” for me, though it may sound exaggerated.

Yet, seriously, I realized again that Japanese foods were my soul foods. They regained my “Japaneseness.”

I bursted into laugh when I couldn’t understand several kanjis——Chinese letters——on the menu.

You don’t have to worry about the difficulty in reading kanjis if you are not native Japanese speakers. 22:16, Wednesday, 12/20/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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