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【本日発売開始!!】『心の複雑さに向き合うとは、どういうことか ~成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学~』

  • 8 時間前
  • 読了時間: 3分


皆様

 

いつもあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。

成人発達学者の加藤洋平です。

 

このたび、監訳者・翻訳者として関わらせていただいた『心の複雑さに向き合うとは、どういうことか——成人発達理論がひもとく痛みと成熟の心理学——』が、本日発売となりました。

 

本書は、リーダー、コーチ、コンサルタント、教育関係者、セラピストなど、人と深く関わり続けるすべての方に向けた一冊です。

 

善意からの関わりがなぜか届かない。

何度も対話を重ねているのに、どこかで理解が止まってしまう。

本人は本気で変わりたいと思っているのに、同じパターンを繰り返してしまう。

 

こうした現象を、性格や能力の問題としてではなく、「発達の構造」という視点から丁寧に読み解いていくのが本書の大きな特徴です。目の前の言動の背後にある「意味づけの枠組み」を見立てることで、支援の質が根本から変わっていく。その実践的なプロセスが、豊富な臨床経験に基づいて具体的に描かれています。

 

著者のマーク・フォーマン博士は、私が米国ジョン・エフ・ケネディ大学に留学していた際にお世話になった心理療法家であり、25年以上にわたり臨床の現場に立ち続けてきた実践家です。本書は単なる理論書ではなく、現場の葛藤と格闘から生まれた知の結晶であり、成人発達理論を「使える地図」として提示する希有な書籍だと感じています。

 

日本語空間における成人発達理論の理解が、理論紹介の段階を越え、実践知として成熟していく。その一歩を、この書籍が担えればと心から願っています。

 

今回の書籍は、知人の中土井僚さんと一緒に進めている「1人10冊100年プロジェクト」から生まれた最初の書籍となります。このプロジェクトは、社会的意義のある翻訳書を商業出版として継続的に世に送り出すために、1人10冊の購入を約束してくださる方を募る取り組みです。

 

専門書の翻訳出版は年々厳しさを増しています。どれほど価値があっても、一定の販売見込みが立たなければ、次の企画は通りません。実は、来年以降も成人発達理論に関する重要書籍を翻訳出版できるかどうかは、今回の一冊の成果にかかっています。

 

だからこそ、どうか本書を応援していただけると幸いです。

 

書籍は単なる情報媒体ではありません。著者と時空を超えて対話できる場であり、知識を超えた「智」と「想い」が宿る器でもあり、図書館に残り、100年後の誰かが手に取ることのできる文化資本でもあります。生成AIが広がる時代であるからこそ、深く思索された言葉を、責任ある形で未来へと手渡していく営みを守りたいと考えています。

 

すでにご賛同くださっている皆様には、心より感謝申し上げます。もしまだご表明いただいていない方で、この趣旨に共感いただける場合は、ぜひ「1人10冊100年プロジェクト」へのご参加をご検討ください。また、すでに応援くださっている方は、ぜひ周囲の方へ本書の情報を共有していただければ幸いです。

 

成人発達理論を日本に根づかせる歩みは、まだまだ途上にあります。この一冊が、その流れを太くする転換点になると信じています。

 

「知」と「智」と「縁」を未来へつなぐこの営みに、どうかお力をお貸しください。

 

心より、よろしくお願い申し上げます。

 

加藤洋平

 
 
 

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