618. 帰国前日の止まない読書
この四日間ぐらい思考が乱れ、それが文章の乱れにもつながっていたように思う。言葉が出てこない状況が続き、そこから無理に言葉をひねり出し、それらを組み合わせるような状態が少しばかり続いていた。 そうした状態にあっても、日々の状態を文章で書き残しておくことを忘れたくはなかったのだ...
617.「複雑性と人間発達」第五回目のクラス
2016年も佳境に差し掛かっている。今年も自分にとって重要な一年であったように思う。振り返れば、静かな変容が進行する一年であったように思う。 一年の振り返りは、再度年末に行うとして、今日行われた今学期最後の講義について書き留めておきたい。今日はクリスマスの二日前であり、半数...
616. スペクトラル解析
書籍の全体を書き上げ、一夜が明けた。本日から再び、これまでと同じ生活に戻る。今日は、「フラクタル尺度」や「再帰定量化解析」に関する論文を読むことと、複雑系研究のメッカであるサンタフェ研究所が提供しているオンラインコースを受講することにほぼ全ての時間を使っていた。...
615. 執筆後の感覚
今日はいつもより多くの睡眠時間を取り、七時に起床した。起床後、朝の習慣的日課を済ませてから、書籍の執筆に取り掛かった。 午前中に最終章の前半を書き上げたところでランニングに出かけた。午後からは、最終章の後半に取り掛かり、本日をもって無事に一通りの文章を書き上げることができた...
614. 年内最後のクネン先生とのミーティング
フローニンゲンの街は、気温のみならず、日の出時間も冬の世界に入っていることを知る。朝の八時半にもかかわらず、まだ辺りは暗い。そうした暗さの中で人々が活発に動き始めているのを書斎の窓から見る。 昨夜は数ヶ月ぶりに、ある知人のご自宅でディナーをご一緒させてもらった。美味しい食事...
613. 啓示と観想の眼
電車のプラットホームから、一人の女性が線路に滑り落ち、駅を猛スピードで駆け抜ける電車によって身体が引きちぎられた。引きちぎられた身体から白い魂が抜けていくのが見えた。そんな夢を昨日見た。 このおぞましい光景に、私は飛び起き、しばらく恐怖心を感じていた。同時に、ある確信を得て...
612. 第二弾の書籍の進捗
昨日も終日の間、第二弾の書籍の執筆に取り掛かっていた。研究の中間発表を終え、研究の進捗度合いが望ましいものであるため、今の時期は執筆の時間が確保しやすい。 書籍の構想が当初のものとは異なり、会話形式ではなく、一般的な説明形式のものになった。前回の書籍は、一日に必ず20,00...