628. 名園と名画の共演:足立美術館へ訪れて
島根・鳥取旅行の二日目は、足立美術館を訪れた。この美術館も、七年前の社員旅行の際に足を運んだことがあるのだが、当時は時間の都合上、ゆっくりと展示されている作品を閲覧することができなかった。 七年振りにこの美術館を訪れてみて、大きな感銘を受けた。足立美術館が持つ庭園はどれも格...
627. 小泉八雲旧居で見た小宇宙
年末に久しぶりの家族旅行を行った。年末年始を実家で過ごすのは実に四年振りであり、今回のように家族全員で旅行に出かける機会に恵まれて有り難く思う。 今回の旅先は、島根県と鳥取県である。厳密には、宿泊先は鳥取県の大山を見張らせる場所にあり、主に観光をしたのは島根県の名所である。...
626. 新年を迎えて
気がつくと新年を迎えていた。初日の出は、横山大観の作品に出てくる太陽の光のように力強く美しい。四年ぶりに実家で年末年始を送ることができ、このような初日の出を拝めることを嬉しく思う。 昨年の年末年始は、東京の自宅で過ごしており、書籍の原稿の手直しを行ったり、普段と変わらず専門...
625. 伝承
日本に一時帰国することによって、新たな日本語を獲得しつつあることを実感している。当然のことながら、それは新たな日本語の語彙を獲得することではない。 自分の中で新たな言葉を見つけるということである。日本に一時帰国する一週間前に、自分の言葉に新鮮さがないことに気づいていた。...
624. 呼吸のように
今年も年末にかけて、集中的に文章を執筆し、第二弾の書籍の原稿を書き上げることができた。文章を書いている最中と書き上げた後に、日記に言葉を綴る余力がなかったことは以前に言及していたように思う。 日本に一時帰国してからも、東京の街を観光していたり、島根に旅行に行ったりしていたた...
623. オーロラと統一体
今年のクリスマスイブは成田行きの機内の中で過ごした。今回はアムステルダムからヘルシンキを経由して成田に向かう便であった。 北欧路線の搭乗中に、運が良ければオーロラが見えると前々から聞いていたため、あえてパリ経由やフランクフルト経由ではなく、今回の路線を選んでいた。それぐらい...