608. 適切な距離感
昨日は、ほぼ一日中、第二弾の書籍の執筆に取り組んでいた。当初の予定通り、毎日決められた分量を着実に執筆していく、という方針に従っている。 当初の構成案に従って、重要なことをだけを盛り込むようにしていても、書籍の中に盛り込みたい内容が無数に湧き上がってきてしまう。「何を書くか...
607.文章の執筆について
昨日は、午前中のオンラインゼミナール終了後から、就寝までの時間にかけて、第二弾の書籍の執筆に取り掛かっていた。フローニンゲン大学の講義や研究の方も今は落ち着いており、冬休みに入る雰囲気が漂っているため、書籍の執筆に取り組む時間的な余裕がある。...
606. 出発からの出発
11月の初旬から開始したオンラインゼミナールも、いよいよ佳境を迎えた。最後の振り返りのクラスを除くと、今日は実質上、最後のクラスであった。 本日のクラスでは、この五年間において、一度も本格的に扱ったことのなかった発達心理学の巨人ジャン・ピアジェについて取り上げた。一般的な専...
605. 専門領域の「密教化」に抗って
今日は、絶えず霧に包まれた一日であった。確かに、雲ひとつない晴天の一日も好きなのだが、このように鬱蒼とした霧がかかっている一日も、それはそれで趣きがある。 午前中と午後に二つの論文を読み、それらがとても洞察に溢れる内容だったので、打たれる感情を噛みしめるのに少し時間がかかっ...
604. スキャフォールディングに囲まれて
フローニンゲンの本日は、朝からしとしとと雨が降り注いでいる。午前中に取り掛かっていたのは、第二弾の書籍の構成案を練り直すことだった。 偶然ながら、昨日の日記の中で「スキャフォールディング」について取り上げていたように、まとまった量の文章を執筆する際には、構成を事前に練ってお...
603. 小学生の頃
夕方の五時となり、一服休憩を挟むと、一日に飲む最後のコップ一杯のコーヒーが半分になったことに気づいた。コーヒカップを片手に、書斎の窓から、真っ暗になった外の世界を眺めた。 二台の自転車がストリートを走り去るのを目撃した瞬間、小学校一年生の時の記憶がまざまざと蘇ってきた。その...