1970. 生活環境の変化について思うこと
昨日、米国のとある大学院の教授からメールの返信を受けた。今年の秋からその教授と共に協働研究を行うことができれば幸いだ。 あと半年ほどしたら、私はまた生活環境を変えるかもしれないということについて、いろいろと思うことがある。直近の10年間を振り返ってみたときに、なぜ私がこれほ...
1960. 元旦に購入した書籍について
元旦に引き続き、今日も朝日が美しい。その輝きは、どこなく日本的なものを香らせている。いつかこの輝きを曲にしたい。そんな思いを喚起してくれる朝日である。 おそらく、この朝日のだいだい色の輝きを言葉で表現するよりも、様々な音色で奏でていく方がより正確な表現が可能なのではないかと...
1864. デューイの全集・ベートーヴェンの手紙
昨夜は少し早く就寝しようと思っていたが、ひとたび作曲実践を行い始めると、創作行為との没入感が生まれ、いつもと同じように10時に就寝した。 今朝、六時に起床した時に、再び自分の身体と精神に活力が戻っている感覚があった。昨日は季節の変動のせいもあってか、昼食後と夕食後に少しばか...
1664. 旧西ドイツの首都ボンの市内より
新幹線が追突する大惨事の夢は、無意識の大きな連続的な流れの一部であった。それを証明するように、その夢から次の夢への移行は滑らかになされた。 無意識の中の同じ階層内を移動したという感覚、あるいは、違う階層なのだが、階層間の移行か極めて速やかになされたような感覚があった。夢の次...
1627. ヘリコプターと翼
早朝の気分がどうしてもドビュッシーの曲に合わず、ベートーヴェンのピアノソナタを聴くことにした。今から10時間ほど、マウリツィオ・ポリーニの演奏するピアノ曲を聴くことになる。 朝食を摂りながら、曲に耳を傾けていると、改めてクラシック音楽の持つ不思議な力に気づかされた。これは音...
1605. 父の誕生日
「あぁ、今日は父の誕生日である」と早朝に気づいた。今朝も昨日に引き続き、マリア・ジョアン・ピレシュのピアノ演奏を聴いている。 一昨日と昨日にかけて、21時間に及ぶ全演奏を聴き終え、昨日再び演奏を聴き返すことにした。早朝のフローニンゲンの闇を切り裂くかのように、ベートーヴェン...
1582. 自己偽装と六人の作曲化
どこか少しおかしい。昨日は、日本語である程度の日記を書いていたのだが、日本語で文章を書き留めようとする衝動が収まらない。 このような状態における最善策は、衝動を抑圧することではなく、衝動に適切な形を与え、ふさわしい姿で外側に出すことである。一体何を書き足りないのかさえわから...