新幹線が追突する大惨事の夢は、無意識の大きな連続的な流れの一部であった。それを証明するように、その夢から次の夢への移行は滑らかになされた。
無意識の中の同じ階層内を移動したという感覚、あるいは、違う階層なのだが、階層間の移行か極めて速やかになされたような感覚があった。夢の次の場面では、ドイツのボンにいた。
この街は、ベートーヴェンが生誕した場所であることを私は知っていた。私は何のためにボンに来たのか、その理由については不明である。
気づけばボンにいたのだ。どうやら今は三月らしい。
三月のボンは、乾燥しており、寒さがまだ厳しかった。しかし、天気には恵まれており、その瞬間のボンの空は、雲ひとつない青空だった。
私はボンの街中にたたずみ、青空をただぼんやりと眺めていた。辺りを歩く人の姿は見られず、空を眺めているのは私だけのようだった。
「空が自分を呼んだから空を見ていた」とでも言えるように、私は薄い青色をした空をじっと眺めていた。すると、本当に空が自分を呼んでいたことを証明するかのように、私は空の中へ溶け出していった。
その感覚に包まれた時、私はボンの市内にある建物の中の一室にいた。そこには、中学校時代にお世話になった数学の先生と、私の友人が数名いた。先生が突然私に質問をしてきた。 数学の先生：「ボンの三月の気候を説明する文章として、正しいのはこの二つのうちどっち？」
先生は私に、ボンの気候を説明する文章を二つ提示した。なぜだか、それらの文章は英語で書かれていた。 私：「Aだと思います」 数学の先生：「残念、正解はBね」 私：「いや、三月のボンは雨量が少なく、乾燥した気候が特徴なので、正解はやはりAですよ」 先生は笑顔を浮かべながら私の説明に耳を傾けていた。私もその質問に対して本気で回答していたわけではなく、私も笑顔を浮かべながら、もう少し説明を加えた。 私：「確かに、客観的な天候データはBを示すのでしょうが、主観的な体験から持たされるデータはAを示すと思いますよ。いや、より正確には、Bの回答は随分と古い天候データを用いており、自分たちの肉眼や体感を用いれば、それが誤りであることにすぐに気付き、Aの記述が正しいことが分かるかと思います」 先生は私の説明に対して笑顔でうなづいていた。その部屋の窓の外には、ボンの市街が開放的に広がっていた。
そこで夢から覚めた。夢から覚めた後、この夢について少しばかり考えを巡らせていた。
その前に見た、新幹線が追突する夢も非常に強い印象を残しているが、その夢については、何かを考える時期ではないような気がしている。「夢が考えられることを避けている」と表現することができるだろうか。
その夢がいかに印象的であったとしても、私の方もあまりその夢を取り上げようという気持ちにならない。その夢よりも、ボンの市内にいた夢の方に私の関心が向かっている。
とはいえ、この夢について考える糸口のようなものはほとんどない。一つだけ言えるのは、私が以前からボンの街に関心を持っていたということだ。
ベートーヴェンが生誕した街であるということだけが、私を惹きつけていた。実際に、ボンの街にはいつか足を運ぼうという思いがあった。
ボンの街について私が言えるのは、その程度のことしかない。だが、ボンの街へ実際に足を運んでみようという気持ちが再度ふつふつと沸き立つことを促すような夢だった、ということは確かである。2017/10/19（木）07:16
No.309: Anticipation I will attempt to synthesize my previous expertise when I am in the university that I will go to next.
My central theme is human development and learning. I want to research on them from the perspectives of developmental science, educational science, systems science, and network science.
At the same time, I have a strong passion to explore philosophy of education and music composition.
I need to go to a university that is a knowledge power house to enable me to accomplish what I am thinking right now.
I found a few candidates of such a university all over the world. My anticipation soars. 08:26, Friday, 10/20/2017