3283. 異国の地から
今日は無性に和書が読みたい。ここ数ヶ月間、和書から離れており、自分の心身と存在そのものが英語空間の中に浸りきっていたように思う。 そうしたさなかにあって、自分が執筆する日記だけが日本語空間に触れる唯一の機会であり、今日はふと、久しぶりに和書を旺盛に読みたいという思いが芽生え...
3282. 叡智が宿る場所
早朝に空を覆っていた雲が随分と晴れ、ライトブルーの空が見えるようになってきた。ここ数日間の暖かさから変化があり、今日からは再び秋の涼しげな気候となる。 今日の最高気温は15度とのことであり、明日以降も同様の気候が続く。フローニンゲンでの生活も三年目を迎えたが、この時期のフロ...
3281. デカルトとスピノザが行うチェス
今日も十分な睡眠を取り、目覚めの瞬間に今日の一日の活動が充実したものになるという予感があった。時刻は午前八時を迎え、辺りはようやく明るくなった。 今日は少しばかり空に雲がある。だが幸いにも、それは雨雲ではない。 ここ最近は自宅でヨガを毎朝行い、午後も簡単に身体をほぐすような...
3280. 哲学への逢着と自己への帰還
時刻は午後の六時に近づきつつある。今日は一日を通して随分と読書に時間を充てることができた。 昨日購入した哲学書のうち、教育哲学に関する一冊と運動哲学に関する一冊の初読を終えた。二つの書籍を読みながら、随分とメモを取ることが多かったが、それらはまだ単なる知識でしかないのである...
3279. 技術の自動化とヴィゴツキーの発想
ここ最近の朝と同様に、今朝も非常に心地の良い朝だった。午前中はまずモーツァルトに範を求めて作曲実践をした。 ちょうど先ほど成人発達理論に関する“Handbook of Adult Development and Learning...
3278. 巨大なビルに向かう夢
サマータイムの終了の日があと十日後に控えている。その日に向かっていくに従って、朝日が昇る時間が遅くなっていく。 これまでは七時半にはすでに明るくなっていたのだが、今日はまだ薄暗い。この調子だと八時を超えなければ辺りが明るくなることはなさそうだ。...