1225. 灰色の影と前進
今日は午前中に、スピノザ記念館で先日購入した論文集を二つほど読んだ。どちらも小冊子であり、一つは、心身問題に関するスピノザの観点を主に扱うものであり、もう一つは、経済学者としてのスピノザを扱っているものであった。 当然ながらどちらも面白く読み進めていたのだが、スピノザが「利...
1224. 出版記念対談を振り返って
昨日は、オンライン教育に関する論文を数本読み、先日ライデンの「スピノザ記念館」で購入した論文集をいくつか読んだ。それ以外には特に何かを腰を据えて読んでいたわけではなく、知人からの質問に回答するために、書斎にある論文や書籍を拾い読みするようなことを行っていた。...
1223. 喰らう夢
今朝は五時に起床し、五時半より午前中の仕事に取り掛かることにした。今日は起床直後から、活力のようなものがみなぎっているのを感じた。 フローニンゲンの空には珍しく、今朝はうろこ雲が空に見える。ちぎれちぎれになった雲を見ていると、昨夜の就寝前に考えていたことを思い出した。...
1222. インテグラル・ジャパン代表鈴木規夫さんとの『成人発達理論による能力の成長』の出版記念対談より
先日、インテグラル・ジャパン代表の鈴木規夫さんと『成人発達理論による能力の成長』の出版記念対談をさせていただいた。 対談の冒頭で、カート・フィッシャーの理論とロバート・キーガンの理論の関係について質問を受け、その点についてもう少し補足が必要だと思った。書籍の中では、前者の理...
1221. 日本で根強いピアジェの発達段階理論に関する誤解
先日、知人の方から、日本の教育学者の方たちが、ピアジェの発達段階理論を極端に否定する傾向にあることを聞いた。実際にいくつかの議論を教えていただいたところ、その議論の進め方は、非常に乱暴であったことにひどく驚いた。 ピアジェが発達段階理論を提唱して以降、ピアジェの理論に対...
1220. 生きること・探究することの根源
今朝、普段と同じように、朝食にリンゴを食べた時、いつもとは異なる色と味に対して、肯定的な意味で驚かされた。実は、色に関しては、昨日このリンゴを購入する時に気付いていたのだが、味に関してもいつもと異なるものだとは思ってもみなかった。...
1218. 夢とエジプト
昨日は様々なことを考えさせられるような一日だった。ここでは、その一つ一つを取り上げることをしない。 というのも、それらの一つ一つが、自分の内側を真に通過し、大きなまとまりとしての言葉になっていないからである。それらが大きなまとまりとしての言葉の形になるには、しばらくの熟成期...