1040. 早春の日曜日より
昨日に引き続き、今日も昼前から素晴らしい天気になった。今日の起床時は、薄白い雲が空を覆っていた。 午前中、まずはジャン・ピアジェの “Structuralism (1968)”を読んでいた。「発達段階とパフォーマンスは不可分である」というピアジェの指摘は、注意深くそれが意味...
1005. 円周率の不思議と円の中の縁
早朝、一杯の水を飲み、いつものように身体を動かすことから一日を始めた。ここ最近は、モーツァルトの交響曲を聴きながら身体を動かしている。 その際に、書斎の外を眺めるのではなく、壁にかかったニッサン・インゲル先生の二つの絵画作品を眺めながら身体を動かすことが毎朝の儀式的な実践と...
1000. 霊感と天啓
昨日、グレン・グールドのベートーヴェンピアノソナタ全集を聴いていた。全てのピアニストが個性を持っているがゆえに、各人の演奏は個性的なのだが、グールドの演奏はひときわ個性が際立っているように思える。 私はある時期に、グールドが演奏するバッハの曲を好んで聴いていたことがある。だ...
986. 観点を獲得することの意義
夕方に音楽関連の書籍を眺めていた時、バッハとベートーヴェンがある時期までは他者の意向に沿う形で作曲を行い、ある時期を境に自分が書きたいと思う曲だけを書くようになったことを知る。 当時の作曲家は、宮廷や貴族の依頼に応じて作曲をしていたという背景がある。そうした中、バッハに至っ...
985. 神聖視からの目醒め
先ほど入浴をしている最中に、多様な観点を持つことの意義は、世界を多様に眺めることを可能にすることにあるというよりも、自身のあり方と世界への関わり方を絶えず変容させていくことにある、ということに気づかされた。 今日は午後から、音楽関連の書籍に目を通していた。オーストリアの...
942. 研究に関する面白い発見事項
今日は非常に仕事のはかどる一日であった。今日が土曜日であることを忘れてしまうほどに、仕事に熱中していたように思う。 特に研究論文に関して、また少し進展があった。現在取り掛かっているのは、発話構造の複雑性の観点から教師と学習者間のシンクロナイゼーションを分析する箇所である。...
739. 生成の波と創造性の四つの発達段階
一昨日、昨日はともに、音楽の流れに乗っていたという感覚がある。それは音楽の旋律や律動に乗っていたということではない。 作曲家がその楽曲を作った根元にある生成の波に乗ったということである。どうも私には、何かを絶えず創造し続けることができた者たちの共通事項として、こうした生成の...