648. 非線形ダイナミクスの興味深い研究手法
いよいよ今日から2017年の学期が始まった。今日はフローニンゲンに戻ってきて初めてのクラスがあった。具体的には、「複雑性と人間発達」というコースの第六回目のクラスである。 早いもので、全七回のクラスのうち、今日のクラスを除けば残すところあと一回のクラスとなる。自宅を出発し、...
640. 欧州生活第二章の開始
日本からフローニンゲンに戻ってきての二日目の朝を迎えた。自分がより大きな総体と一体となっている感覚のもと、全ての活動に従事するための活力が、淀みなく内側を流れているのが手に取るようにわかる。 一昨日、フローニンゲン駅に到着した時に感じた帰郷感が示すように、オランダ北部のこの...
609. 書籍の執筆とオランダ語
今日は、午前中から昼食後にかけて、第二弾の書籍の執筆に取り組んでいた。今日取り掛かっていたのが、本書のチャプターとして最も難解な箇所であり、何をどれほどまでに説明し、何を説明しないのか、ということに注意を払っていた。 当初の予定通り、決められた分量を執筆することができた。こ...
604. スキャフォールディングに囲まれて
フローニンゲンの本日は、朝からしとしとと雨が降り注いでいる。午前中に取り掛かっていたのは、第二弾の書籍の構成案を練り直すことだった。 偶然ながら、昨日の日記の中で「スキャフォールディング」について取り上げていたように、まとまった量の文章を執筆する際には、構成を事前に練ってお...
601. 再帰定量化解析と言葉の開花
今朝も朝一番の日課であるオランダ語の学習に取り組んでいた。オランダ語に費やす学習時間は、ほんの数十分に過ぎないのだが、これを毎日継続していると、気づいたときには、自分の学習の蓄積を感じられることがある。 今学期は日程的にオランダ語のクラスを受講することができなかったため、毎...
598. 新・新ピアジェ派としての私
今日は早朝から、現在進行中のオンラインゼミナールの最終回の講義資料を作成していた。最終回は、知性発達科学の歴史的変遷を辿りながら、知性や能力の発達に関する近年の思想や理論などを取り上げる予定である。 厳密に知性発達科学の源流にまで遡るのであれば、仏教の意識の発達思想やヨガの...