1927. 禅病
昨日から今朝にかけて頭痛がひどかったが、今は随分と落ち着いている。今この日記を東京から山口県に向かう新幹線の中で書いている。 今朝方、頭痛と相まって、激しい幻聴に襲われた。全身が巨大な音に包まれ、その音に私は怯えていた。...
1926. 旅の疲れ
昨日の早朝から胃腸が悪い。移動の疲れが突如として現れたのかもしれない。 行きの機内の中ではほとんど睡眠を取ることがなく、欧州から日本に来る時は時差の都合上、少しばかり睡眠を取っておいた方が良かったのかもしれないと今頃になって思う。...
1925.『ゴッホ:最後の手紙』
昨日は一日中動き回っていたため、日記を書き留めておく余裕がなかった。今朝は五時に起床し、ようやく昨日についての日記を書き留めておこうという気持ちになっている。 昨日はまず最初に、上野のTOHOシネマズに行き、『ゴッホ:最後の手紙』を鑑賞した。公開されてからすでに時間が経って...
1924. 滑稽さに満ちた品川での朝
日本に一時帰国してからの二日目の今日も笑いと感動に溢れていた。今日は早朝の四時に起床し、滞在先のホテルでもオランダでの生活とほぼ同じような形で早朝の時間を過ごしていた。 普段は朝食に果物しか食べないが、どこかに旅行に出かけた際には宿泊先のホテルでしっかりと朝食を摂ることにし...
1923. 連続的な至福時間
起床してから二時間半が経ち、少しばかり自分の思考も落ち着き始めたように思う。早朝の六時半の東京は、すでに夜明けを迎えており、もう辺りが明るい。 この素朴な自然現象が、どれほど自分の心を落ち着けることだろうか。オランダではまだこれから二時間ほど真っ暗闇が続き、九時を迎える頃に...
1922. 実在感
結局、昨日から取り憑かれている複数の主題の輪郭をなぞるようなことを今もまだやっている。昨日は、列車や飛行機での移動の最中、日本語で日記を書くことを避けていた。 その代わりに、英語で日記を書くことを頻繁に行っていた。そうした自分の行動の背景にあるのは、結局恐怖なのだということ...