2007. 冬季休暇最後の日曜日
明日からは、フローニンゲン大学での二年目の生活の折り返しの節目となる。早いもので、オランダで過ごす二年目の生活も半分がすでに過ぎ去り、残りの半分がこれから始まろうとしている。 冬季休暇はそれほど長くないと思っていたのだが、結局一ヶ月ほど休暇があったことを今初めて知る。大学に...
2006. 犬の走法と創作特性
一見くだらないように思えるかもしれないが、昨日は一つの真剣な問いに捕まっていた。それは、犬はいかように走るのか、という問いだった。 そもそもこの問いが立ったのは、数日前にランニングに出かけた時、犬の散歩をしている何人かの人たちとすれ違ったことがきっかけになっている。私の記憶...
2005. 音楽のアルファポイントと自己組織化能力
夕食前の入浴中に思考が完全に止む無の状態に陥った。それは突然やってきた。 いつものように浴室で音楽をかけようとし、私はバッハの曲を選択した。バッハの音楽が高らかに鳴り始めたのと同時に、私は浴槽に浸かった。 すると突然に思考が完全に消えた。思考が音になったのである。...
2004. 家畜化される現代人
大阪に住んでいた数年前のことを先ほど思い出していた。大阪に住んでいたのはもう八年から九年ほど前のことになる。 その年数を考えてみると、大阪に住んでいたのはそんなに前の出来事だったのかと不思議に思う。ちょうど昨日は、ニューヨークの郊外に住んでいた五年前のことを思い出していた。...
2003. 大阪にいた頃
今も脳裏に夢の中の光景が焼き付いている。それは光景だけではなく、夢の中の感触もそのままリアルにこの瞬間の自分の中で生きている。 特に、夢の冒頭で、私が一人でボールを壁に蹴りつけている時の一つ一つの感覚は極めて鮮やかに内側に残っている。そういえば、私は社会人になってからも、夢...
2002. 壁打ちの夢
「ドーン」「ダーン」と壁にボールを打ち付ける音が聞こえる。サッカーボールは軽いのに、それが壁に打ち付けられる音はどこか重たい。 夢の中で私は、サッカーゴールに似た壁に向かってボールを蹴りつけていた。利き足ではない左足で何度も何度も壁に向かってボールを蹴っている。...