1957. 転調という音のパレット
新年を迎えた本日も、読書と作曲実践に多くの時間を充てていた。それらの探究活動の合間を縫って、今日も夕方前に海岸沿いを散歩と合わせてジョギングしていた。 軽い運動を通じて身体を調整することがいかに大事かを再認識する。不思議なもので、散歩やジョギングなどの運動のたびにその大切さ...
1956. 観念と美的経験
美学に関する専門的な知識があるわけでも、専門的な知的鍛錬を積んできたわけではないが、このところ美についてよく考えている。とりわけ、美の価値、美的経験の発達、美の永遠性などが主題として立ち現れている。 今道先生の書籍を読みながら、美的経験というものを単に感覚的に捉えるだけでは...
1955. 新年のテーマ
新しい年を迎えた。今日からいよいよ2018年が始まる。 昨年は自分の中でも変容の年だと位置付けていたが、今年はさらに大きな変容の年を迎えることになるだろう。自己のあり方と生き方に関して、不変的なものを携えながらも、自分の内側は大きな変貌を遂げていくように思える。...
1954.今年最後の夜に
2017年最後の日の晩餐を終えた。今、自室に戻り、今年最後の日記を書いている。 数年前に両親の結婚30年を祝って贈ったワインをまだ飲んでいないとのことだったので、晩餐時に私も飲ませてもらった。それは、1983年に製造された “Pernand...
1953. 生きた美術館
今朝は曇りがちな空であったが、天気予報通りに午後からは晴れ間が顔を覗かせた。昨日は穏やかな微風が瀬戸内海を撫でるように吹いていたが、今日は少しばかり風が強い。 それでも夕方前は散歩に適した天気であったため、迷うことなく私は砂浜に足を運んだ。昨日と同様に、最初は軽く海岸線をジ...
1952. 誰かのためではなく誰のためでもない形で
小さなお題を自らに課し、それを曲で表現するということを行っていきたい。穏やかな瀬戸内海を眺めていると、そのようなことを自然と思う。 葛飾北斎が波を主題として、波を何度も描き続けたように、同一主題を繰り返し曲として表現していく。その実践の継続により、自らの思想の変遷と技術の高...