1967. 松が教えてくれたこと
今日は先ほど散歩に出かけた。ただし、今日は砂浜を歩くのではなく、近くの文房具屋に立ち寄り、ボールペンのレフィルを購入した。 その帰り道、国道を通るのではなく、家の近くの松林に立ち寄った。私はしばらくそこに佇みながら、立派な松をじっと眺めていた。...
1966. 福永武彦氏の文学と欧州での残りの生活
日本での滞在期間がもう残すところわずかとなった。二週間強の期間を日本で過ごしたが、本当にあっという間に時間が過ぎていったように感じる。 時の流れは非常に早く感じられたが、充実感に溢れる日々だったように思う。昨日ふと、欧州に戻ってからは、平日は学術研究に専心し、週末は福永武彦...
1965. MOOCと作曲に関する研究の実現へ向けて
今朝方メールを確認すると、来年に所属予定の大学院の教授から返信メールがあった。嬉しいことに、共同研究に対して非常に前向きに考えてくれているようであった。 その教授は音楽科に在籍している作曲家かつ作曲理論の専門家であり、作曲技術の発達と作曲理論の理解力に関する発達を研究する上...
1964. 再開
今日もまた、山際から神々しく輝く朝日が出始めた。連日このような朝日を拝むことができるということが、どれほど自分の心を穏やかにするだろうか。この時間帯の太陽は本当に美しい 昨日から、再び自分の曲を作ることに力を入れ始めた。この二、三週間はあえて曲を作ることをせず、専門書を...
1963. 時間と発達:文学と音楽
時間はどこにあるのか?という問いを考える際に、今朝から読んでいる書籍の中に興味深い記述を見つけた。 それは、「時間とは運動や変化のうちにある」という記述である。時間とは、私たちの外側にあるものではなく、私自身の内的な運動や内的な変化の中に宿るものなのかもしれない。...
1962. カオスの縁・複雑適応系と作曲
朝食後、再び複雑性科学と音楽の関係性に考えが及ぶ。特に、「カオスの縁」と曲の関係について少しばかり考えていた。 カオスの縁とは、秩序と混沌が絶妙な調和をなしている領域のことを指す。作曲に際して、曲が見事に展開されていくのはもしかすると、カオスの縁に曲がある状態なのではないか...
1961. 複雑性科学と作曲
早朝、複雑性科学に関する哲学書を読み進めていると、大変興味深い記述に遭遇した。それは、物質において、その階層ごとに固有の時間スケールが存在しているというものだった。 これは物質のみならず、私たちの精神にも当てはまるのではないかと思った。精神的な発達を考えてみた場合、どうも成...