869. つぼみと存在の流転
とても静かなピアノ曲が書斎の中を流れていく。旋律に耳を傾けては、書斎の窓の外に広がる景色を眺めるということを意識的に行っていた。 気づかない間に、書斎の窓の外に見える木々につぼみのようなものが生まれていることを発見した。あの厳しい冬の時期、私は毎日、窓の外から見える枝だけの...
868. 束の間の休息に
先ほど無事に、「創造性と組織のイノベーション」のコースで課されている、グループ共同論文の最初のドラフトをメンバーと一緒に担当教授に提出した。この課題に取り組むにあたって、産業組織心理学を専攻しているルクセンブルク人のヤンとドイツ人のマーヴィンに随分と助けられたように思う。...
867. 探索と関与を通じたキャリアディベロップメント
昨日の「複雑性とタレントディベロップメント」のクラスで行われたグループ課題について少しばかり振り返っていた。この課題は、まずは各人が自分のキャリアディベロップメントの変遷を振り返ることからスタートした。 具体的には、12歳から現在までの年齢を横軸に取り、「探索(explor...
866. アイデンティティの発達と創発について
昨日は、夕方から「複雑性とタレントディベロップメント」というコースの最後のクラスに参加した。前回のクラスに引き続き、今日もゲストスピーカーが講義を担当した。 今日の講義を担当したのは、私の論文アドバイザーであるサスキア・クネン教授だった。クネン先生は本来、アイデンティティの...
865. 発達科学の転換期の最中で
昨日、 “Principles of systems of science (2015)”を読み進める中で、成長(growth)と発達(development)の違いに関する記述が目に止まった。 そういえば、三年前に発達理論のセミナーを行った時、参加者の方から、日本語におけ...
864. 状態空間グリッドの創始者マーク・レヴィスからの学び
今朝は五時半に起床し、目覚めと共に、一昨日から昨日にかけて張りのあった肩の凝りがほぐれていることに気づいた。姿勢にはいつも気をつけていながらも、ここ数日間、文章を同じ姿勢で書き続けることが多く、そのために肩に凝りができてしまっていたようだ。...
863. オーストリア旅行計画とオランダ政府からの支援について
昨夜は、四月の頭にザルツブルグで行われる学会へ向けた、オーストリア訪問に関する旅程を練っていた。ザルツブルグへ訪れる前に足を運ぶウィーンでの宿泊先を確保し、ザルツブルグでの宿泊先も確保したため、その他に事前予約が必要なものはない。...