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3024. ハーバード大学教育大学院の出願に向けて


列車は順調にフローニンゲンに向かっている。車窓からはのどかな風景を眺めることができ、それは私の心を落ち着かせてくれる。明後日の朝にもフローニンゲンからスキポール空港に行く際にこの景色を見ることになると思うと、少しばかり嬉しい気持ちになる。

先ほどの日記で、今年は四年ぶりにハーバード大学教育大学院(HGSE)に出願しようと思っていることについて書き留めていた。基本的に私は通いたいと思う大学にたいてい一度は不合格になる。

フローニンゲン大学に関しては、過去に連続して二回不合格になり、HGSEにも六年前と四年前に一度ずつ不合格になっている。フローニンゲン大学で不合格になったのは、研究者養成用の修士課程に応募した時であり、その時は統計学のバックグランドにおいて不合格になった。

HGSEの博士課程に応募した際には、HGSEで修士課程を取得せずにいきなり博士課程に進学しようと思ったのだが、その狭き門の前に二度ほど不合格になっている。フローニンゲン大学に二年目に入学できたのは三度目の受験であり、三度目の受験の前には日本からフローニンゲンまで足を運び、アドミッションに直接あれこれと質問しに行った。

具体的には、統計学のバックグランドの不足分をいかにして補えるのかについて自分の考える方策で問題ないかを確認しに行った。そういえば、HGSEに過去二回不合格になった際には、直接大学に足を運んで質問をすることなどなかったように思う。

また、七年前に唯一初回の受験で合格をしたジョン・エフ・ケネディ大学の受験の際には、この時も会社の夏休みを利用して、日本からサンフランシスコに飛び、プログラム長に直接会って話を聞きに行き、アドミッションにも話を伺ったことを思い出す。この訪問のおかげで、書類選考後の面接試験を免除してもらうことができ、私は晴れて合格をした。

今回HGSEを受験するにあたっては、一度HGSEを訪問しようと思っている。実はちょうど偶然にも、9月末か10月の初旬にボストンに行く用事があり、その際にHGSEに訪問をしたいと思う。

実に四年振りの訪問だ。四年前の訪問は、出願のためのものではなく、日本の大学の研究者の方がカート・フィッシャー教授に会いたいということで、その通訳を担うことになったものだ。

あれから四年の月日が流れたことを思うと感慨深い。その時は、フィッシャー教授がプログラム長を務めるプログラムにも関心があり、フィッシャー教授からもそのプログラムを勧めてもらったため、翌年以降受験しようと思っていたが、その時にはもうフィッシャー教授は引退しており、そのプログラムに応募することをやめた。

今回応募しようと思っているプログラムは、芸術教育に関するものである。基本的には、絵画教育や音楽教育など、創造性を育む教育に関心を持っている人たちが集まるプログラムだ。

プログラムについて調べてみればみるほどに、今の自分の関心事項と合致していることがわかり、今年はこのプログラムに出願する。出願前に一度、プログラム長に挨拶に行き、プログラムの内容についてより詳しく話を聞いてみたい。

9月末にはちょうどHGSEの修士プログラムの説明会がボストンで行われるようであるから、そのイベントに参加し、そこでアドミッションの方に色々と話を聞きたいと思う。もしそのイベントに参加することが難しそうであれば、プログラム長に面会をする前後の日にアドミッションの方に話を聞ければと思う。

新たな学期が始まると、プログラム長も忙しいであろうから、30分程度のミーティングでもいいので一度顔を合わせることができればと思う。もし可能であれば、プログラム長が担当するクラスに参加させてもらえればと思う。

四年前にフィッシャー教授の通訳をしにHGSEのキャンパスに訪れた時、建物内でウロウロしていたら、教育研究におけるデータ分析を専門とする教授に声を掛けられ、その流れでクラスに参加させてもらう機会があった。今回はこのような幸運に恵まれるとは限らないので、事前にその確認をしておきたいと思う。

もし都合がつけば、クラスを受講したいと思う教授に挨拶に行きたいと思う。それは例えば、ハワード・ガードナー教授や教育哲学者のキャサリン・エルギン教授である。

昨年二人には自分の関心領域について助言をいただく機会があり、メールでも何度かやりとりをさせてもらった。忙しいことは承知だが、二人には是非一度直接会って話を聞いてみたい。

二人に関しても長くて30分ほどの時間を取ってもらえるかどうかを確認したい。そうしたこともあり、本日自宅に帰ったら、早速プログラム長にメールをしてみようと思う。その際に、念のため秘書の方のメールアドレスをccに入れておく。

また、ガードナー教授とエルギン教授にも久しぶりに連絡を取り、面会が可能かを確認しておきたい。仮にHGSEに入学することになれば、プログラム長のコースを二つ、ガードナー教授のコースを一つ、エルギン教授のコースを二つ履修しようと思っている。

つまり、半分以上の履修コースがこの三名の教授によるものであるため、この三人に会って話を聞くことは大切であり、そこでの話を元に出願動機書を作成していこうと思う。

理想としては、9月の最後の週に面会ができないかに関するメールを今日の夜に送り、三人からの返信をもって航空券やホテルの予約をしておきたい。また、渡米に際してはESTAの申請を事前にしておく必要があるだろう。

今回の出願結果がどのようなものであったとしても、出願に向けた準備によって、今自分が関心を寄せているものがどれほど自分にとって大切か、そしてそれはどのような理由から大切なのかが明らかになるため、出願のプロセスを辿っていくことが今から楽しみだ。フローニンゲンに向かう列車の中:2018/8/23(木)15:32

No.1256: Sentiment Toward the Autumn Night Sky

It is almost 9:30 PM, and the outside world became dark.

Looking at the night sky, various feelings flooded into me. Groningen, 21:17, Saturday, 9/22/2018

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