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1508. フローニンゲン大学での二年目の研究生活の開始


今日からいよいよフローニンゲン大学での二年目のプログラムが始まった。自身にとって欧米で取得する三つの目の修士号となるが、このプログラムを終えた後に、一年間ほど客員研究員として米国の大学院に行き、その後フローニンゲン大学か米国のその大学院の博士課程に進もうと思う。

今日は午後から、二年目に所属する「実証的教育学」のプログラムコーディネーターを勤めるマイラ・マスカレノ教授とミーティングを行った。マスカレノ教授とはすでにプログラムインタビューの際に顔をあわせており、対面で話すのは今日で二回目になる。

前回のミーティング以降も、何度か定期的にメールでやり取りをさせてもらい、マスカレノ教授はとても親しみやすく、さらには知的な印象をいつも私に与える。今日のミーティングでもそれを実感した。

本日のミーティングでは主に、自分の研究を進めるためにどのようなコースを履修していくのかというプログラムデザインと、私の研究テーマに最適なアドバイザーが誰かを話し合った。

ミーティングが始まる前に、一つ驚くべき事実を知った。今回のミーティングの前に、結局自分以外の留学生として、このプログラムに一体何名受け入れられたのかということをマスカレノ教授にメールで尋ねようと思っていた。

しかし、直接会った時に聞けばいいことだと思っていたため、それを聞かずにいたのだが、今日のミーティングでマスカレノ教授の方からその点について言及してくれた。結論から述べると、実証的教育プログラムに受け入れられた留学生は私一人だけだった。

今年の春の面接の場で三人の教授と話し、私は有り難いことに全会一致でこのプログラムに受け入れてもらえた。その日の私の面接の前に、三人の教授は英国、米国、中国からの応募者と面接をしていたことを覚えている。

マスカレノ教授曰く、彼らは残念ながら、実証的教育学のプログラムを完遂させるのに必要な統計学の知識がなかったらしく、全員不合格になったそうだ。私も今から二年前に同じ理由で、今回修了した「タレントディベロップメントと創造性」のプログラムに不合格になっている。

だが、まさか今回のプログラムに留学生が私一人だけだとは思ってもみなかった。実際にはもう一人留学生で受け入れられた人物がいたそうなのだが、彼は一身上の理由から今年ではなく、来年に入学することになるそうだ。

三人の教授と面接をした時に、実証的教育学のプログラムは少数精鋭だと聞かされていたが、留学生が自分だけだとは思いもしなかった。もちろん、フローニンゲン大学には教育学科の中に他のプログラムもあり、その他のプログラムには留学生がいるようである。

また、実証的教育学のプログラムにはオランダ人の学生は多数在籍しているため、学習や研究の仲間がいないわけではない。そうした事情を聞いた後に、マスカレノ教授と私の研究テーマについて話をし、どのようなコースを履修しながらこの一年を過ごしていくかを話し合った。

このプログラムに応募する前から、すでに自分がどのコースを履修して自分の研究を進めていくかを決めていたので、それをマスカレノ教授に伝えるだけでよかった。終始和やかな雰囲気でミーティングを終えた後、実証的教育学に受け入れられたオランダ人の他の学生と共にウェルカミングミーティングに参加した。

そこで、面接の際にお世話になったダニー・コストンス教授と久しぶりに再会し、挨拶をした。最初の学期にコストンス教授の「学習理論と教授法」というコースを履修することになっており、来週の月曜日に始まるそのコースはとても楽しみなクラスの一つである。

このウェルカミングミーティングで、偶然にも、二年目の研究のアドバイザーになってもらおうと以前から思っていた、ジャン=ヴィレム・ストレイボス教授にお会いすることができた。ストレイボス教授は、教育テクノロジーやコラボレイティブラーニングを専門としており、特にデジタルラーニングにも精通しているため、私が二年目に行うMOOCの研究について的確な助言を与えてくれるだろうと思っていた。

今日は幸いにもストレイボス教授と直接話をすることができたので、簡単に私の研究テーマを紹介し、研究に対していくつか有益な方向性を与えてくれた。正式にアドバイザー契約を結ぶのは少し先だが、今日は口頭でその依頼をしておいた。

昨年の発達心理学科と同様に、教育学科に所属する教授人たちは総じて話しがしやすく、昨年に論文アドバイザーを務めてくださったサスキア・クネン教授と同じように、教育学科の何人かの教授と共同研究を今後行いたいと思う。フローニンゲン大学で過ごす二年目の研究生活がとても楽しみだ。2017/9/4(月)

No.154: Succession Yesterday, I received three music scores consisted of Franz Schubert’s piano works. These scores have Schubert’s unfinished works.

Gazing at them without thinking, I suddenly felt that I succeeded to his will of music composition.

His age when he died is the exact same age when I determined to begin music composition.

It is not a coincidence, but it must have some meaning. Friday, 9/8/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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