219. 母校の思い出と大月康弘先生——世界を識ることは己を知る途でもある——大月康弘 変わることのない景色が、ある日突如として別の姿を露わにする瞬間に立ち会ったことはないだろうか?4年間通った母校を久しぶりに訪れた時、あの時と変わらない佇まいの兼松講堂や時計台は、もはや当時とは質的に異なる何かを発しているよ...