2369. バッハの優れた演奏者と作曲の新たな習慣に向けて
今日は早朝からバッハの曲をかけている。ここ最近、毎朝一人作曲家を選び、一日中その作曲家の曲を聴いているため、今日はバッハを聴き続けることになるだろう。 これまではグレン・グールドの演奏ばかりを聴いていたため、他にバッハの優れた演奏者がいないかどうかを調べてみた。すると何人か...
2255. 標準化分散解析の理解
書斎の中にバッハのアヴェマリアが鳴り響く。それに共鳴するかのように、夕方から突然激しい雨が降り始めた。 今も激しい雨が降っている真っ只中である。フローニンゲンを覆う雨雲から垂直に地上に降り注ぐ雨は、とても美しい。まるでそれは世界を洗い流すかのような光景である。...
2222. 不思議な夜:不可知領域への明け渡し
今週も週末が静かに終わりを告げ始めた。時刻はもう少しで夜の八時を回る。 日々いかなることがあったとしても、それは全て自分の人生というプロセスの一部として尊いものであるという認識が日増しに強くなる。自分が自らの人生を歩いているというよりも、歩く主体と歩かれる道というのはもはや...
2117. 土曜日の静かな夜に
静かな夜がやってきた。今日は早朝が特に寒かったが、夜を迎えた今の部屋の中は暖かく感じる。 ちょうど明日から少し気温が上がるためだろうか、夜の方が朝よりも気温が高いという印象がある。夕方に、今年の六月にロンドンで行われる国際学習科学学会の論文を再提出した。...
2036. 模倣の困難さ
先週末にアーネスト・ベッカーの書籍を読んでいる最中に、心理学者のオットー・ランクの仕事に触れることがあった。ベッカーの書籍に引用されているランクの書籍を調べてみると、いくつか興味深いものが見つかった。 中でも、ランクの芸術論に関する書籍は私の関心を強く引いた。芸術とイデオロ...
2045. 作曲の意味と現在の課題
時刻は夕方の五時半を回った。雨が一向に降り続けているのだが、まだ完全な闇が訪れていない。 どうやら日が伸びたらしいのだ。相変わらず寒さは厳しいが、季節は春に向けて着実に足取りを進めている。そう思わずにはいられない。 今日も自分のなすべきことに取り組み続けているような一日...
2036. バッハの曲とモーツァルトの曲
昨日に引き続き、早朝からモーツァルトのピアノソナタのある曲を参考しながら曲を作っていた。ここ数日間バッハの曲に範を求めていた時には、バッハが曲に込めた意図とその技巧に思わず唸ってしまうことが多々あった。 バッハの曲は法則の宝庫であり、ある法則を見つけることができればそれは自...