926.【ザルツブルグ訪問記】今が永遠に、永遠が今に変わるとき
再び読みに読み、書くに書く生活が始まるとなると、私は居ても立っても居られない歓喜に包まれる。ウィーン国際空港を出発し、オランダに向かう飛行機の窓からは、ドイツ上空を覆う分厚い雲が眼下に見えた。 これからどのような分厚い雲が自分を取り巻いたとしても、もはや私はそれらの雲を突き...
923.【ザルツブルグ訪問記】モーツァルトの能力発達要因
いよいよザルツブルグを出発し、オランダに戻る朝を迎えた。起床直後、今回の旅がもたらした侘び寂びが私の中に依然としてとどまり続けていることに気づいた。 今回の旅を簡潔に総括することができないぐらい、旅が本質的に持つ自己回帰作用が複雑に自分の内側でうごめいている。この複雑に絡み...
922.【ザルツブルグ訪問記】モーツァルトが与えてくれた炎と光
学会を終えた今日は、一日中観光に時間を当てることができた。昨夜は少しばかり自分の考えをまとめる必要があり、一時間ほど通常よりも睡眠時間が遅れてしまった。 そのためか、起床時間も一時間ほど後ろにずれ込んだ。起床直後、学会が終わったことに伴う何とも言えない気持ちに浸されていたこ...
917.【ザルツブルグ訪問記】ザルツァハ川の橋の上で:文化的体験の意味と意義
ザルツブルグに到着してからの二日目の朝。今朝は、とても良い目覚めであった。 疲労感なども特になく、今日からの学会に集中して参加できそうな心身状態だ。今回の旅行の過程で、自分の中で考えを深めておきたいテーマがあれこれと湧き上がっている。...
916.【ザルツブルグ訪問記】モーツァルトの生誕地ザルツブルグに到着して
ウィーンから三時間弱の時間ほど列車に揺られ、ザルツブルグに到着した。列車がザルツブルグ駅に到着する少し前から、小高い山の上にあるホーエンザルツブルク城が見えた。 また、その遥か先にはアルプスの山々を眺めることができた。山頂が雪で白く輝いていた。...
910.【ウィーン訪問記】モーツァルトの魂が宿る肉筆から
ウィーンに到着し、真っ先にドームガッセ5番地にあるモーツァルト記念館に向かった。モーツァルト記念館は、シューベルト記念館やベートーヴェン記念館に比べ、閉館する時間が遅いため、空港からウィーンの街に着いたその足でこの記念館に訪れる時間的な余裕があった。...