1030. 論文創出に関する思想体系と方法体系の構築へ向けて
今日は午後より、修士論文の手直しを行っていた。先日執筆した文章を再び読み返すと、執筆した本人ですら即座に意味を理解できない箇所があったり、パラグラフ全体の堅牢性が脆弱であったりする箇所が目立った。 特に、 “Discussion”セクションでは、私自身の考えを分析結果をもと...
1029. 認識の深まりと「真理」が持つ意味について
今日は朝一番に、ドビュッシーのピアノ曲をかけ始めたのだが、一曲目の途中で、これでは仕事を始められないと思い、別の作曲家のピアノ曲をかけることにした。 ドビュッシーの曲は否定されるべきものではなく、その時間帯の私の感情と感覚に全く合致していなかったというだけの話である。結婚式...
1028. 辻邦生著『パリの手記』を読み終えて
書斎に鳴り響くベートーヴェンの力強い交響曲とは打って変わって、今の私はとても神妙な気持ちに包まれている。たった今、昨年の夏に日本を離れる直前から読み始めていた、辻邦生先生の『パリの手記』全五巻を読み終えた。 私が米国での最初の二年間に陥った精神的な危機に再び陥ることを避ける...
1027. オットー・ラスキー博士との共同オンライン講座
昨日、無事にフローニンゲン大学での二年目の所属先が決まり、少なくともこれからさらに二年間はオランダで生活をすることになった。その後については確定的ではないが、米国に再び戻って探究を続けるか、ハンガリーでネットワーク理論に関する探究を行うか、そのままオランダに残って研究を続け...
1026. SSGに関するワークショップを振り返って
再び日々の生活が落ち着いたものになりそうだ。数日前に開催されたワークショップについて少しばかり振り返っていた。 このワークショップは、私が現在の研究に適用している「状態空間グリッド(SSG)」という手法に関するものだ。この手法を開発したのは、マーク・レヴィスという発達心理学...
1025. 複雑性科学と教育科学の架橋へ向けて
今日は一つ嬉しい知らせがあった。無事に「実証的教育学」のプログラムに入学が許可され、今年の九月からは教育科学学科に在籍しながら研究を続けることができる。 これでオランダにさらに二年間ほど滞在できることが確定した。実際には、このプログラムは一年間のものなのだが、その後に一年間...