1040. 早春の日曜日より
昨日に引き続き、今日も昼前から素晴らしい天気になった。今日の起床時は、薄白い雲が空を覆っていた。 午前中、まずはジャン・ピアジェの “Structuralism (1968)”を読んでいた。「発達段階とパフォーマンスは不可分である」というピアジェの指摘は、注意深くそれが意味...
1039. 無気味な夢
天気予報によると、今日は晴れ間を覗かせる日曜日になるそうだ。しかし、起床直後に空を眺めると、薄い雲が空を覆っている。 書斎の窓から見える新緑の木々は、昨日のように春のそよ風に揺られることもなく、静止している。しかし、それは静止しているのではなく、実際には絶えず脈動しているの...
1038. 五線譜上の絵画
昨日は午後から夜にかけて作曲を行っていた。今のところ他の仕事との兼ね合いから、毎日曲を作ることはできない。 作曲に充てられる時間は、主に土日のどちらかの一日の中の数時間ほどである。今はこのように短い時間しか作曲の学習と実践を進めることができないが、とにかく継続させていくこと...
1037. 作曲活動の進展
作曲という表現手段を得てから、私の生活は様変わりしたように思う。世界を認識する方法、そして世界との関与の仕方に関して、全く別の感覚器官が新たに加わったかのような感覚がするのだ。 昼食後、近くのスーパーに買い物に出かけた時、そこは音楽の種で満ち溢れていた。いや、音楽そのものが...
1036. 新緑の季節
目を見開かされるほどに、新緑の木々がそよ風に揺れながら輝いている。今日の午前中は曇り空が続いており、今日も先週のような晴れ間のほとんどない天気になるのかと思っていた。 ところが、正午から一気に晴れ間が広がり始めた。厳密に日数を数えていたわけではないのだが、このような晴れ間を...
1035. 五年前の夢から:宇宙の誕生と自己の誕生
朝食のリンゴをかじった瞬間、五年前に見た感動的な夢を突如として思い出した。今から随分と前に見たはずのその夢が、突然落雷に打たれるかのように予期せぬ形で思い出された。 当時の私はサンフランシスコに住んでいた。あの日は確か、普段通りに大学院に行き、普段通りに生活をしていた何の変...