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ハーバード・ビジネス・レビューへの投稿記事の公開「部下の成長は「器」と「能力」の両面で考えよ」


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皆さま

 

いつもお世話になっております。

成人発達学者の加藤洋平です。

 

このたび、ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)に寄稿記事が公開されました。

タイトルは――「部下の成長は『器』と『能力』の両面で考えよ」になります。

 

多くのリーダーが抱える共通の悩みがあります。それは「部下が自律的に動かない」「同じ課題を繰り返す」「他者と協働できない」といった問題です。

 

これらを単なるスキル不足や経験の差として片づけてしまうと、指導の方向性を誤り、本人の成長も組織の発展も停滞してしまいます。

 

本稿では、人の成長を「能力(スキルや知識)」と「器(人間性・度量)」という二つの側面から捉える視点を提示しています。能力だけを伸ばしても、器が小さいままでは力を活かせません。逆に、器だけが大きくても、スキルが伴わなければ成果につながらない。成長とは、この二つがかけ合わさることで初めて意味を持つのです。

 

理論的な背景として、記事ではハーバード大学教授ロバート・キーガン(Robert Kegan)の成人発達理論と、同じくハーバード大学教授カート・フィッシャー(Kurt Fischer)のダイナミックスキル理論を取り上げています。

 

キーガンが示す「器」の垂直的成長(視点の拡大)と、フィッシャーが説明する「能力」の水平的成長(スキルの統合・複雑化)という二つの発達軸を組み合わせることで、人の成長をより立体的に理解できるようになります。

 

本稿は、理論を紹介するだけでなく、それを現場のマネジメントにどう活かすかに焦点を当てています。部下の課題がスキル不足なのか、あるいは器の未成熟なのかを見極める。そして、リフレクション(内省)や視点取得の問いを通じて、部下の成長を支援する――そんなリーダーシップの実践知をまとめました。

 

ぜひお読みいただき、「人はどのように成長するのか」という問いを、改めてご自身の組織やリーダーシップの在り方と照らし合わせていただければ幸いです。

 

記事はこちらになります。ぜひ本記事を多くの方に共有していただければ有り難く思います。

 

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