top of page

【フローニンゲンからの便り】17463-17465:2025年10月1日(水)


ree

⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。


タイトル一覧

17463

イギリス旅行に向けた各種の予約を終えて

17464

今朝方の夢

17465

今朝方の夢の振り返り

17463. イギリス旅行に向けた各種の予約を終えて  

     

時刻は午前6時を迎えた。辺りは真っ暗であり、この時間帯がかつて明るかった時期を思い出す。その時期はもう過ぎ去り、新たな季節の真っ只中にいる。気温も7度と低く、今日の日中の最高気温は16度と気温の上昇も限定的である。


昨日、無事に11月のイギリス旅行の各種の予約を完了させた。前回の旅は5月のスイス旅行だったので、およそ半年ぶりの旅行となる。かつては1ヶ月や2ヶ月に1度どこかの国に旅に出かけていたが、旅よりも優先したい学術研究の重要性が増していることもあり、ここ最近は旅に出かける頻度はめっきり減った。欧州を中心にして、訪問したい国は大抵訪れることができ、旅に関する気持ちがすでに満たされている状態である。今回のイギリス旅行も大学院の見学が主な理由であるから、それがなければイギリスに行くことはなかったと言える。もちろん旅から得られることは引き続きあるが、それはかつてと比べたら減退していることは否めない。今後はより一層何か特定のテーマに紐付けた形で旅をするようになるのかもしれない。


すでに航空券の予約は数日前に行っていた。今回はまずアムステルダム空港からスコットランドのエディンバラ空港に向かう。距離としてはわずか1時間半ぐらいであるから、イギリスとオランダの近さを思う。エディンバラのホテルも同じくすでに予約済みだったので、昨日はロンドン、ブリストル、オックスフォードのホテルを予約した。偶然にもエディンバラのホテルとブリストルのホテルが同じ系列のものだった。とりわけ印象的だったのはオックスフォードのホテルである。当初は駅から一番近そうなホテルを選ぼうとしていたが、かつて話に聞いていたオックスフォード大学が宿泊施設を提供していることを思い出し、今回は大学が提供する宿泊施設に滞在することにした。オックスフォード大学が提供している宿泊施設はかなりの数に上り、中にはカレッジの学生寮に宿泊できるところもあり、朝食会場を含め、大学生活の雰囲気を満喫できるようなところもあるらしい。今回の滞在施設も朝食を提供しているが、カレッジではないため、ハリー・ポッターの映画に出てくるような朝食会場とは異なるだろう。航空券とホテルの予約が無事に完了したので、あとはイギリス入国のために2025年の1月から始まったETA(電子渡航認証)を取得するだけである。申請から3日以内で入手できるらしいので、来週末ぐらいにでも申請をしておこうと思う。フローニンゲン:2025/10/1(水)06:30


17464. 今朝方の夢  

   

今朝方の夢の中で、屋外で寝ている場面があったのを覚えている。そばにはおそらく知人か誰かがいて、彼もまた眠りについていた。しばらく寝ていると、突然自分の首元に何かがいることに気づいた。起きてみると、それは蛇だった。蛇と言っても毒蛇ではなく、普段はおとなしい小さな蛇だった。しかし、蛇に変わりはなく、少し緊張感が体に走った。取り乱してしまうと蛇も驚いて噛みついてくることがあると思ったので、とにかく冷静にして、そっと蛇を首から地面に下ろした。すると蛇は地面をスルスルと這いながらどこかに消えていった。


次に覚えているのは、見知らぬアニメ映画の世界に入り込んでいた場面である。その映画は、2人の姉妹の成長物語をテーマにしており、2人は芸術家志望だった。より正確に言えば、物作りの職人を目指して修行中の身であるといった方が正確だろう。2人の姉妹はお互いを励まし合い、協力し合う形で種々の困難を乗り越えていきながら、徐々に職人としての技術を高めていっていた。ある場面では、天空を架ける巨大な橋が突如消え、橋の下の川の水が一気にどこかに流れ去っていく場面があった。その時に、橋を消したのはある人物による一声で、その一声で橋が消え、川の水が流れていくことを知らない人は、川の水の流れに巻き込まれてしまっていた。ある男性が一気に流れ出した川に流されそうになると、姉妹のうちの姉の方が川に身を投げて、その男性を救助した。それを見て私は、その姉の身体能力と勇敢さに感銘を受けた。単に職人として手先が器用なだけではなく、まさか川に流される男性を救助できるほどの身体能力と勇気があるとは思っていなかったのである。そこからも物語は続き、終始2人の姉妹は自分に励ましをもたらすような形で着実に苦難を乗り越え、着実な成長を実現させていた。フローニンゲン:2025/10/1(水)06:42


17465. 今朝方の夢の振り返り

       

今朝方の夢の最初の場面である屋外での眠りと、首元に蛇が現れるという出来事は、無意識の領域から突如として立ち現れる不安や葛藤を象徴していると考えられる。屋外という制御されていない開放空間は、自己が社会や自然とむき出しに接している状態を示し、眠りは意識の防御が緩み、深層の感情や欲望が顔を出す瞬間である。そこで現れた蛇は、古来より知恵と変容の象徴であると同時に、危険や恐れを喚起する存在である。しかもその蛇は毒を持たず、おとなしいが、やはり首という生命の中枢に絡みつくという微妙な緊張を与えていた。これは人生において避けられぬ不安や恐怖が、必ずしも破壊的ではなく、むしろ冷静さと慎重さを呼び起こす契機となることを暗示している。夢の中で自分は取り乱すことなく、蛇を穏やかに地面に下ろした。つまり、自らの中の不安や緊張を受け止め、衝動的に排除するのではなく、慎重に手放す姿勢を示したのである。この態度は、無意識の恐れを成熟的に扱い、成長へと変換する可能性を象徴している。続く第二の場面、アニメ映画の世界への移行は、夢が現実的象徴の次に、物語的・創造的な形で自己を映し出す段階に入ったことを意味する。アニメという形式は、現実を超えて象徴性を強調する舞台であり、そこで描かれる姉妹の成長物語は、内的な二重性――例えば理性と感情、創造と実践、自己と他者――を協働させることで人が成熟していく過程を象徴している。姉妹が職人を目指して修行する姿は、人生そのものを技を磨く長い修練と捉える視点を示している。橋が消え、川の水が一気に流れ去る場面は、外界の秩序や安定が突如崩れる瞬間を象徴している。その崩壊は一声で生じた。すなわち、言葉や1つの意志の力が現実の基盤を揺るがす可能性を示している。人生においても、外部からの小さな出来事や言葉が、自分の安定した土台を一瞬で失わせることがある。その中で流されそうになる人々は、準備のない意識の姿であり、それを救うために姉が川に飛び込む場面は、勇気と身体性の結合を象徴する。ここで印象的なのは、姉が単なる職人としての手技を超えて、全身をかけた行動力を示した点である。これは真の成長が単なる専門性や器用さだけでなく、困難に身を投じて他者を救済する力を伴うことを教えている。自分がその場面に感銘を受けたのは、自己の内側で「知識や技巧を超えた力強い自己像」を発見したからだろう。物語全体を貫くのは、姉妹が互いに励まし合いながら困難を克服していく姿である。それは単独での成長ではなく、協働と相互支援を通じて初めて実現する成熟を描き出している。蛇を冷静に処理する場面と、姉妹が勇敢に行動する物語は、内的世界と外的世界の二重構造をなしている。前者は自己内面の恐れの扱い方を、後者は他者との関わりにおける勇気と成長を象徴している。そして両者は「冷静に対処する内なる力」と「勇敢に飛び込む外なる力」が両輪となって、人生の成長を推進するという統合的メッセージを発している。この夢が人生に与える意味は明確である。すなわち、人は恐怖や不安を排除するのではなく、冷静に扱うことで内面の強さを培い、同時に外的世界においては、困難に飛び込み他者を救う勇気を持つことで自己を拡張する。その2つの態度が相互に支え合うことで、人生はより職人的に、より芸術的に磨かれていくのである。自分の夢は、内と外、静と動、恐れの克服と勇気ある行為を統合することこそが、これからの人生の成熟にとって不可欠であることを告げているのだろう。フローニンゲン:2025/10/1(水)07:01


Today’s Letter

Inner serenity and zest exist in harmony within me. Though distinct, they are one, and their wholeness represents my true nature. Groningen, 10/01/2025

 
 
 

コメント


bottom of page