【フローニンゲンからの便り】16780-16783:2025年6月1日(日)
- yoheikatowwp
- 6月3日
- 読了時間: 10分

⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。
タイトル一覧
16780 | 今日の計画 |
16781 | 今朝方の夢 |
16782 | 今朝方の夢の振り返り |
16783 | CRESTの申請書の作成を無事に終えて |
16780. 今日の計画
時刻は午前7時を迎えた。昨日は気温が24度まで上がっており、それに伴って室温も上昇していた。今朝方起床してみると、2階の温度が24.5度に達していたので、部屋の温度を下げるために、2階の両側の二重窓の内側を開けることにした。今も内側の窓を開けており、冷たい空気が微かにではあるが部屋に入ってきている。これで室温も下がるだろう。気温の上昇に伴って、今日は久しぶりに室内で半袖半ズボンで過ごせそうである。今日の最高気温は20度だが、今の室温だと半袖半ズボンがちょうどいい。ここから室温が変化すれば、また長袖長ズボンに着替えるかもしれない。体調管理をしっかりしようと思う。
今日は午前中に、CRESTの申請に向けた最後のミーティングが行われる。申請書のブラッシュアップとそれぞれのグループの予算を確定させることが今日のミーティングの肝になるだろう。昨日に応募書類を改めて確認すると、自分の立ち位置に関して急遽変更が要求されるかもしれない項目があることに気づき、今日のミーティングではその点についても話し合う予定である。とりあえず今日は、意識とリアリティの地動説に関する学術研究を一旦傍に置き、それぞれのグループの取り組み内容がまとめられた申請書を最初から順番に読んでいき、気になる箇所があったら適宜コメントを入れていきたいと思う。申請書の提出はもう明後日に迫っている。ここからそれぞれの研究者が各人のパートの文章を練り上げ、なんとか無事に提出が完了することを祈る。午前中のミーティングを受けて、今のところ午後に申請書の加筆修正をする予定である。ただし、自分の立ち位置が変更になると、自分が担当する執筆箇所がなくなる可能性もあり、その点についても今日のミーティングで確認できたらと思う。申請書の件で何も追加の作業が発生しなければ、今日も旺盛にインド仏教思想と量子論に関する専門書の音読読解を進めていきたいと思う。フローニンゲン:2025/6/1(日)07:08
16781. 今朝方の夢
昨日は天気予報が良い方向に外れ、曇りではなく、朝からずっと晴天に恵まれていた。今この瞬間はうっすらとした雲がかかっているが、それでもほのかに朝日が地上に差し込んでいる。今日は平穏な日曜日になりそうだ。
今朝方の夢としてまず覚えているのは、かれこれ7年以上協働関係にあるベンチャーキャピタルの会社に勤めている知人の方と話をしていた場面である。その方とは見慣れない部屋の一室にいて、そこでその方と一緒にテーブルに向かい合って座り、今取り掛かっている案件についての話をした。その方が、かつて父が勤めていた日本の大企業の会社の契約書の束を持ってきて、それを机の上に置いて見せてくれた。どうやら先日のクライアントミーティングの際に先方からもらってきたものらしく、それを読み込むことを通じて、その企業が抱えている課題を解決する案を考えることになった。私もその案件に関わることになったので、契約書を読むことは必須かと思ったが、その方が契約書の整理まで自分にお願いしてきたことには驚いた。それはアドバイザーとして関与する自分の仕事ではないと思い、誰か別の人にお願いしてもらうように述べると、その方は「失礼しました。確かにそうですね。他の人に任せます」と述べた。すると突然、その部屋に見知らぬ背の高い外国人の男性が現れた。その男性はピザを頬張りながら静かにこちらを見ていた。ミーティングが終わったので、この部屋は閉められてしまうことをその男性に伝えると、その男性は無言で笑みを浮かべ、「了解した」という相槌を打った。
次に覚えている場面は、見慣れない体育館で小学生のバスケの全国大会の決勝が行われている場面である。私はその試合を1人の観客としてベンチから観戦していた。観客ではあったが、片方のチームの関係者でもあったようで、試合はこちらのチームが圧勝する形となった。というのもこちらのチームには、アフリカ系のハーフの選手がいて、彼は小学生にしてもうダンクができる能力を持っており、彼の身体能力を活かした形でチームは試合を優勢にす進めることができた。彼の豪快なダンクによって、相手を萎縮させ、リバウンドも基本的にはこちらが全て拾うことができ、力の差は歴然としていた。それだけではなく、こちらには坊主頭の見事なスリーポイントシューターがいて、彼が今日はいつもよりも絶好調で、見事なスリーポイントシュートを連続して決めていった。インサイドもアウトサイドも強力なスタープレイヤーがいたこともあり、決勝にもかかわず、チームは見事に大差で勝利し、優勝することができた。選手たちだけではなく、コーチや保護者を含む関係者一同も大いに喜んだ。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2025/6/1(日)07:22
16782. 今朝方の夢の振り返り
今朝方の夢に対するChatGPTのフィードバックを受けて、総合的な振り返りをしたい。晴天へと裏切った天気予報のエピソードが序章として配置されていること自体、この夢全体を包むメタレベルの布置であるとChatGPTは述べる。外界の気象が「予報」という人為的フレームを軽やかに超えたように、これから語られる内的気象もまた、既存の計画や役割を逸脱するエネルギーのうねりを示唆しているとする。曇天と快晴の反転は、意識にとっての「予想 ⇔ 創発」の往復運動を暗示し、成人発達理論で言えば専門家的自己(Self-Authoring)から自己変容的自己(Self-Transforming)へ跳梁する際に経験される構造変容のプロローグである。第一幕は、7年以上にわたり協働してきたベンチャーキャピタルの知人と見慣れぬ部屋に向かい合う場面である。長期的協働という時間軸はアーリーアダルト期以来の発達線を想起させるが、舞台が「見慣れない部屋」であることは、これまでの関係性が今まさに再編成の臨界に達している兆しである。テーブル上へ差し出された父親の旧職場の契約書の束は、血縁と職能が交差する象徴的遺産である。唯識で言えばアラヤ識に沈殿した種子としての家系的カルマが、現行のビジネス文脈へ呼び出されることで、主体はアルマジロのように多層化したアイデンティティを再統合する試練を突きつけられると指摘する。依頼された「整理」という作業は、表層では書類の分類だが、深層では世代間で継承された義務感や権威構造のフォーマットを整理し直す行為に他ならない。自分が「それは自分の仕事ではない」と応答する瞬間、自己は〈序列上の期待〉を断ち切り、自律的境界線を引き直す。ここに成人発達理論の垂直次元が露わになる。すなわち過去の脚本に従属する自己から、脚本そのものを書き替える自己への遷移点である。そこへ突如現れる背の高い外国人男性は、文化的·身体的異物としての〈シャドー〉を体現する。彼がピザというカジュアルな食べ物を頬張る姿は、厳格な契約文化の真逆に位置する遊びと享楽のコードであり、左脳的秩序を破る右脳的ダイオードの挿入であるとChatGPTは述べる。「部屋が閉められる」と告げられても彼が微笑みながら了解する表情には、拒絶ではなく受容が溶け込む。ここにシャドー統合の萌芽があり、インテグラル理論で言う“Include and Transcend”の小規模モデルが示される。第二幕は舞台を体育館へと一挙に転換する。小学生全国大会という設定は、主体が内包する「発達初期の自我原型」が公共的な競技空間で能力を競うメタファーである。観客でありながらチーム関係者でもあるという二重ポジションは、観照者意識と当事者意識が量子的重ね合わせ状態に置かれていることを示す。観客席というマクロ視点は分析的観念論の「心的フィールドとしての世界」に相当し、ベンチ脇というミクロ視点は行為者としてのエゴの局所的フォーカスに相当する。ハーフでダンクを放つ選手は、身体‐情動ラインのポテンシャルが遺伝的·文化的多様性によって拡張されるイメージであり、坊主頭のスリーポイントシューターは認知‐戦略ラインがミニマリズム(剃髪)によって研ぎ澄まされた象徴である。インサイドとアウトサイド、身体爆発と静的精度という二極の協奏が相手を圧倒する様は、自己内部の複数ラインが高効率に協調した際の破壊的イノベーションを指示するとChatGPTは述べる。特に小学生という年齢設定は、成人発達段階ですでに確立された能力が、再び初心の遊戯性を取り戻すことで指数関数的に伸びる可能性を語る。これはサイケデリック体験でしばしば報告される「チャイルド·ライクな可塑性の回復」を連想させる。夢の終幕において、選手·コーチ·保護者一同が歓喜する情景は、個人的発達の成果がコミュニティ全体へ波及し、集合的幸福へと転化するヴィジョンである。ユング的には個体化の進行が文化的コンテナを光で満たす象徴であり、唯識的には八識和合の一瞬を映し出す。量子論的メタファーを採るなら、複数のコヒーレントなエネルギー状態がマクロスケールで位相を合わせ、結果としてひとつの顕在的波束が巨大な振幅で実在界に投影された瞬間であると言えるだろう。 総じてこの夢は、「古い契約の再編」と「原初的活力の躍動」という2つの筋を通じて、自己システム全体を恒常的最適化(homeorhesis)へ導く大局的圧力を物語っている。晴れをもたらした気象の裏切りは、内的天候すらテクノロジカルな予報(計画)を超えて創発しうるという希望の前触れである。成人発達理論の階梯を上る主体が、唯識の深部で発芽した古い種子を整理し、シャドーを招き入れ、遊戯的身体と研ぎ澄まされた知性を同時に躍動させることで、コミュニティ規模のトランスフォーメーションへと至る。その軌跡を、夢はひとつの光景の連鎖として映写したのである。フローニンゲン:2025/6/1(日)07:45
16783. CRESTの申請書の作成を無事に終えて
時刻は午後5時に近づいている。今日は久しぶりに、ここまでの学術書に全く触れていない。朝から晩まで何をしていたかというと、CRESTの申請に向けた申請書の加筆修正に従事していた。オランダ時間の午前中に、協働研究者の方々との2時間弱のミーティングがあった。ミーティングが始まるまでにも他の研究グループの取り組みを改めて理解するべく、共同編集している申請書の最初から最後まで読んでいくことにした。なので起床して夢日記を執筆して以降、昼食までの時間はすべてCRESTの申請に向けた作業に時間を充てていた。結果的に、他のグループの取り組みを知ることを通じて、今回の研究全体の流れや意義が明確になったので良かったと思う。昼食を摂り終えてからも、自分が担当するグループの内容については自分に執筆責任があるので、それを全うするべく、すでにドラフトとして執筆した文章に対して加筆修正を加えていった。結果的に、自分が書いた文章を何度も読み返すことになり、それを通じて先ほどようやくその作業が完了した。夕食を摂り終えてから、研究代表者の方に作業完了の旨の連絡をしておきたいと思う。各グループの執筆の期限は、日本時間の明日の午後2時半に設定されており、それはオランダ時間の早朝のため、今日中に完成させる必要があった。なんとか無事に申請書の執筆が完了して安堵の気持ちで一杯である。あとは今回の申請が実際に通るかが重要であり、人事は尽くしたのであとは天命を待ちたいと思う。申請書の執筆を終えたので、今から少しばかり学術書を読み、夕食後も文献読解を楽しみたい。それは申請書完成に対する自らへの褒美になるだろう。フローニンゲン:2025/6/1(日)16:53
Today’s Letter
I finished writing a research proposal for CREST, which focuses on the ethics of AI and the co-evolution of humans and AI. Once the proposal is approved, I look forward to engaging in this project, which I believe will be meaningful to society. Groningen, 06/01/2025
Comments