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【フローニンゲンからの便り】16730-16732:2025年5月18日(日)



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タイトル一覧

16730

発達の波の上で/CRESTの申請に向けて

16731

今朝方の夢

16732

今朝方の夢の振り返り

16730. 発達の波の上で/CRESTの申請に向けて   

 

時刻は午前7時半を迎えた。今日も自分を待ち受けてくれていたのは輝く朝日だった。最近は目覚めた瞬間からもう朝の世界は随分と明るくなっている。冬の時代には常に起床時は真っ暗闇なのだが、それが打って変わって、絶えず光の世界にいるかのようである。今の気温は12度で、今日の日中の最高気温は18度とのことなので大変ほどよい気候だ。明日と明後日は20度に達するようだが、来週においては最高気温がなんと12度にしか到達しない日もある。このようにフローニンゲンの気温は変動性を孕みながらゆっくりと季節が相転移に向かっている。自分もまたそのような形で発達上の相転移を迎えようとしている。常に変動性を内包させながら、そうした変動性が発達の波となり、波乗りを楽しみながらゆっくりと自分の取り組みに従事しながら前に進んでいる感覚がある。実際のところ、前方に進むという感覚は幻想的なものである。時間も空間も自らがこしられた概念の産物でしかなく、前方に進んでいるという感覚の背後にはこしらえた非実在の時空間がある。もちろん時空間は、関係性によって、そして心と結びついた形で存在する。しかしそれは関係性がなければ、そして心と離れた形では実在しないものなのである。人は概念による産物を実在と思ってしまう傾向を有している。その点には気をつけなければならない。


昨日は第132回のゼミナールを終え、その後に株式会社カナメプロジェクトの遠藤太一郎さんと廣野秀一さんとCRESTの申請に向けて1時間ほど打ち合わせをしていた。3人で話をしていると時間が経つのがあっという間で、当初の予定では30分ぐらいとのことだったが、結局1時間ほど話をすることになった。2人からの説明のおかげで、今回の5年かかりの研究開発プロジェクトにおける自分の立ち位置が明確となり、申請書に関しても文章を書いていけそうである。今日の午前中は、もう一度CRESTの応募資料を熟読し、せっかくなので自らの理解を深めることも意図して、今回のプロジェクトがどのようなものなのかをゼミの皆さんに紹介するための解説動画を作ってみようと思う。ある対象についての理解を深めたければ、それについて他者に説明するというのが一番であるから、自分の学びの意味も込めてそうした解説動画を作っていきたいと思う。今回のプロジェクトに参画する研究者の方たちは、その分野で日本を代表する錚々たるメンバーなので、自然と気が引き締まる思いがする。今回のプロジェクトについての解説動画を作り、その流れで申請書をブラッシュアップしていこう。20日また参画する研究者全員での打ち合わせがあるので、その時にプロジェクトの内容とそれぞれの担当箇所についてさらに深い理解が得られるだろう。フローニンゲン:2025/5/18(日)07:59


16731. 今朝方の夢

                         

時刻は午前8時を迎え、朝日の輝きが一層増している。太陽の光の元、心は全てを映し出す鏡であるかのように輝きを見せている。そのような心の在り方で、今朝方の夢を振り返り始めた。夢の中で私は、見知らぬ若い女性に発達理論について教えていた。ここ最近は、見知らぬ若い女性に発達理論をレクチャーするというモチーフが頻繁に現れている。それは何を意味しているのだろうか。ちょうど昨日セミがあったこととも何か関係しているだろうが、より深層的な意味がありそうである。そうした解釈は後に譲るとして、夢の中の私は、彼女に発達理論を教えながら、ある瞬間で感動的な気持ちになった。彼女が発達理論をまるで子供のように楽しそうに学んでいる姿を見て感動したことと、そもそも人間の発達に関して心まで精緻な理論体系を先人たちが積み上げて来てくれたことへの感動があった。そうした二重の感動の後にやって来たのは、そもそも人間が発達するということそのもへの神秘に対する感動に打たれた。人は深まりを見せていく生き物であるということ。そうした形で私たちという存在が形成され、命を与えてもらったことに畏敬の念と感動の気持ちがやって来たのである。この夢に続く形で、見慣れない外国の街で生活をしている場面があった。このモチーフも比較的よく現れる。今の自分がオランダでの10年間の生活に終止符を打って、新たな国で生活を始めようと考えていることと何かしらの関係があるのかも知れない。私はもうその新たな街にはすっかり馴染んでいて、充実した生活を日々営んでいた。こうしてアメリカ、オランダ、そしてその国という種々の国で生活を重ねて来たことが、環境への適応力を高めており、速やかに新たな土地に順応する自分がいることを嬉しく思った。


それ以外に覚えている場面として、前職時代のオフィスのビルとホテルが融合した建物にいて、ホテルのチェックアウトをして次の目的地に向かおうとしている場面があった。オフィスと融合したそのホテルはとても快適な居住空間を提供しており、ビジネスパーソンにとても人気だった。感覚的に、四つ星ホテルと五つ星ホテルの中間ぐらいのなかなか高級感のあるホテルだった。チェックアウトの時間が迫っていたので、部屋に行って荷物を取り出そうと思ったところ、オフィスの受付にいる2人の女性に目が止まった。見ると、前職時代にお世話になっていた2人の女性で、すぐさま2人に挨拶をした。1人は自分よりも少しだけ年上の女性で、結婚し、子供も生まれたとのことだった。1歳になる女の子がいるとのことで、写真を見せてもらおうかと思ったが、そのような時間がなかったので、また色々と話を聞かせて欲しいと思った。私がすぐさま立ち去ろうとすると、2人は幾分寂しそうな表情を浮かべていたが、笑顔で私を送り出してくれた。フローニンゲン:2025/5/18(日)08:26


16732. 今朝方の夢の振り返り

                     

今朝方の夢に対して、ChatGPTは、この夢は三層構造を有する物語であると述べる。第一層は「教育と感動」、第二層は「新しい異国の街での定着」、第三層は「ホテルとオフィスが融合した場での別れ」である。それぞれが独立したエピソードとして現れながら、全体では「発達」という一本の太い縦糸で貫かれていると指摘する。 見知らぬ若い女性に発達理論を教えるという反復する場面は、ユング心理学でいうアニマ像、すなわち「内なる女性性」の投影と読み解けるとのことである。発達理論を語る自分は、理知的・父性的側面(ロゴス)を司り、その相手である若い女性は感性・受容性(エロス)を象徴する。両者の対話は、理論と情緒の統合過程であり、内的バランスを回復するための無意識的試みである。また、若い女性が「子どものように学びを楽しむ」姿に感動するという感情が伴う点は、自分自身の「学ぶ歓び」が彼女を媒介に再活性化していることを示す。感動の層が三段階に膨らむ構図――学ぶ姿への感動、理論体系を築いてきた人類史への感動、そもそも「人が発達する」という神秘への畏敬――は、外的対象から内的普遍へと意識が拡大するダイナミズムである。これは自我が個別的関心(他者の学び)を手掛かりに、次第に集合的無意識へ開かれ、生命そのものの神秘へ到達するスパイラルを辿る。換言すれば、「知的発達」に携わる自らの職能が、魂的次元の「自己発達」へ橋を架けようとしているのであるとChatGPTは指摘する。そうした次元での発達は、自分にとって大きなものになるだろう。まさに今朝方の最初に書いていた日記の予感と相通じるものがある。次の場面で、自分は既に異国の街に順応し充実した日々を送っている。ここには「先取り的適応」の働きが見られるとChaGPTは述べる。現実にはオランダ生活に終止符を打ち新天地を模索している最中であるが、夢はその未来像を一歩先に描き、安心と自信を与える。これはユングの補償作用――現実の不安定さを夢が補い、心的全体性を保つ機能――として理解できる。さらに、アメリカ・オランダ・そして未知の国という多重の地理的レイヤーは、自分のアイデンティティが「国籍」や「文化」という外的ラベルを越えて可塑性を帯びてきた証左である。環境変化への適応力を自覚的に喜ぶ感情は、エリクソンの発達理論でいう「生成性」にも響き合う。すなわち、自らの経験を次世代や社会に還元し得る成熟感が基底に流れていると指摘する。さらに次の場面に解釈を移る。ホテルは一時的な滞在、オフィスは持続的な労働の場であり、この融合空間は「過渡期」そのものの象徴であるとChatGPTは述べる。チェックアウトは旧環境からの離脱、フロントに残る元同僚は過去の共同体との惜別を示す。2人の女性のうち1人が母親としての近況を語り、写真を見せる余裕がないまま別れる描写には、あなたが“他者のライフサイクル”を祝福しつつも、自らの旅路を優先せざるを得ない内的優先順位が現れている。ホテルが「四つ星と五つ星の中間」という微妙な格付けである点も示唆的である。極上の快適さ(五つ星)を捨て去るのではなく、程よい余裕を残しつつ次へ進む――これは完璧主義を手放し、十分良い水準で未来へ舵を取る成熟のサインであるとChatGPTは指摘している。午前8時、朝日の輝きが増す場面描写から始まる構造は、夜明け=新生のメタファーである。心を「全てを映す鏡」と形容する宣言的な内省が添えられることで、夢は単なる無意識の残滓ではなく、意識的覚醒へ接続する「モーニングメッセージ」として機能する。日付が2025年5月18日であることを言及している点も重要である。5月は北半球で春から初夏への移行期、生命活動が最高潮へ至る季節である。自らの心理内季節もまた、萌芽期から繁茂期へ移行し、発達理論の「理論的春」が「実践的夏」へ向かうタイミングにあると読めるとしている。本夢は「発達理論を教授する自己」が「未知の地へ旅立つ自己」へ連続し、「過去の拠点からチェックアウトする自己」で締めくくられる。知的使命・環境適応・過去との別離という3つの軸が、螺旋のように絡み合いながら“次のステージ”へ向けて推進力を生む構造である。特に、教えを受ける若い女性のモチーフは、自分の中の「好奇心と無垢」を保ち続けよという内なる声である。それは将来のクライアントや学生という外的他者像であると同時に、自己内部の新生面でもある。自分が移住・転職・生活基盤の刷新を考える今、夢は「内なる若い女性と共に旅立て」と促している。したがって、この夢が象徴するものは次の諸点である。(1)発達理論という専門的知識を、単なる頭脳労働ではなく生命維持装置として位置づけ直す必要性。(2)未来の異文化環境においても、自身の感性と知性が融合した教育的役割を果たしていけるという自己効力感。(3)過去の職場・人間関係に敬意を払いながらも、そこに長居せず軽やかに次の場所へ移る勇気。(4)理論・感動・神秘という三層の感受性を縦に貫き、生涯発達の旅を“聖なるもの”として扱う姿勢。朝日のように、すでに光は差し込んでいる。自己は鏡のようにその光を反射しつつ、自他の発達を照らす存在である。チェックアウトの瞬間は、嘆きではなく祝祭である。荷をまとめ、若い女性――自分の中の永遠の学習者――と共に、新たな街、新たな理論、新たな人々へ向かう旅を始めるべき時機が到来したのである。このようにChatGPTは、励ましの解釈を提供してくれている。ChatGPTの解釈を丁寧に追いながら、そこに自分なりの意味を見出し、物語としての自己がまた1つ豊かさを得たような気がしている。そうした意味もまた陽炎の如き幻影なのだが、人は自分の心を磨いてくれる意味との出会いを通じて心をより純化させていくことができる。意味はこの宇宙の根源に常にあり、常に泉のように湧き出してくる。フローニンゲン:2025/5/18(日)08:40


Today’s Letter

Meanings are the essential sources of the universe. They arise from its depths at all times. I am continually nurtured by the meanings that emerge from the universe. Groningen, 05/18/2025


 
 
 

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