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【サイケデリック学・瑜伽行唯識学探究記】12336-12340:2024年3月19日(火)

⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


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タイトル一覧

12336. 『唯識三十頌』の読経行とここから唯識学研究の方向性について

12337. 今朝方の夢

12338. 唯識学の観法の魅力と意義

12339. 江戸時代の唯識学研究に注目して

12340. 半年に1度の歯科検診を終えて


12336. 『唯識三十頌』の読経行とここから唯識学研究の方向性について


時刻は午前5時を迎えた。辺りはまだ真っ暗だが、もう小鳥たちが鳴き声を上げ始めている。昨日と同様に、今日もまた比較的気温が高いこともあり、日の出はまだだが、暖かさゆえに小鳥たちも早くから鳴き声を上げて活動を始めているのかもしれない。今日の日中の最高気温は14度とのことなので、半年に一度の歯科検診に午後に出かける際にはマフラーは必要であっても手袋は必要ないかもしれない。今日の歯科検診では、歯をクリーニングしてもらい、虫歯がないかのチェックをしてもらうのだが、虫歯が無く、歯の状態が良いことを願う。夕食後にココナッツオイルでオイルプリングを継続して以降は歯の状態がすこぶる良好で、過去の歯科検診でも何の問題もなかったので、今回も何も問題がないことを期待したい。


今日もまた歯科検診のために出かけていく時間を除いては、全て唯識学研究に時間を充てたいと思う。早朝の読経行としての音読から始まり、専門書でまだ未読のものを読み進めていくことを旺盛に行っていく。音読に関して言えば、"Seven works of Vasubandhu: The Buddhist psychological doctor (2nd. ed.)”に掲載されている『唯識三十頌』を昨日何度か音読するうちに、いまいち翻訳がスッと頭に入ってこなかったので、“Inside Vasubandhu's Yogacara: A practitioner's guide”に掲載されている『唯識三十頌』を音読してみたところ、こちらの方が翻訳がこなれているように思えたのでそちらを音読していくことにした。本書にも『唯識三十頌』の全文の英訳が掲載されていて、そちらを今日から集中的に音読していく。その音読をかなり繰り返したら、“Seven works of Vasubandhu: The Buddhist psychological doctor (2nd. ed.)”に戻り、次は『唯識二十論』の音読をしたいと思う。どちらも世親が残した重要な作品であり、それらを音読することを通じて唯識学の思想の骨格を掴めるだろう。そのような期待がある。


昨晩の日記で書き留めたように、手持ちの全ての書籍の初読が終わったら、その段階で書籍の難易度を基礎・標準・応用と3段階に分け、3ヶ月を目処に基礎から標準へ、標準から応用へという順番に該当カテゴリーの書籍を何度も繰り返し読み込んでいくことを行っていく。応用の書籍も読み終えたら再び基礎の書籍に戻ってきて、再び知識基盤を確固とするための再読を行っていく。この3つの分類の書物を集中的に読み返すサイクルを回していくと、自然と知識基盤が豊かなものになり、唯識学を活用した成長実践の質も自ずから向上するであろう。もちろん、基礎のフェーズにおいても標準や応用のカテゴリーの書籍が読みたくなることもあるだろうし、応用のフェーズにおいても基礎や標準のカテゴリーの書籍が読みたくなる場合もあるだろう。その時はその内なる欲求に従って、読みたい書籍を読んでいけばいい。そのような柔軟な方針でここからある程度の枠組みの中で探究を進めていきたいと思う。フローニンゲン:2024/3/19(火)05:26


12337. 今朝方の夢   


ここ数日間は比較的気温が上がっているとは言え、朝から暖房が自動で動いてくれている。室温を20度以上に保つことがシロシビン・マッシュルームの栽培に要求されていることでもあるので、こうして暖房がせっせと働いてくれていることには感謝しなければならない。暖房という設備もまたシロシビン・セッションを行うためのマッシュルーム栽培において欠かすことのできない諸縁の1つなのだということがわかる。


今朝方の夢について振り返ったら、いつものように呼吸法とアニマルフローの実践をして、カカオヘンプドリンクを作ってから本格的に朝の活動に取り掛かりたいと思う。


今朝方は夢の中で、ある若い女優の方と仲良く話をしていた。彼女も私もまだ大学生で、同じ大学に通っていた。しかも偶然ながらお互いの下宿先のマンションが向かい合わせであることを知り、お互いの家を行き来するほど仲良くなっていた。彼女は女優業に加えて学業にも力を入れていて、成績はとても良かった。しかし彼女が今問題として直面しているのは、女優業を始める前の仕事が社会的にあまり評判の良いものではなく、その時の職業体験を綴った書籍がかなりの売れ行きを見せており、学内で彼女を見かけた学生たちが騒ぎ出すことなどが起こっていて、大学側が彼女を何らかの処罰の対象にしようとしていることだった。彼女はその問題を私に相談してきた。その問題についてしばらく話をすると、彼女は仕事のために部屋を出て行った。その間に彼女の分も含めて夕食を作っておこうと思ってキッチンに行き、夕食を作り始めると、時計の針がスッと素早く進み、彼女が帰ってくる時間帯となった。夕食を準備していることを彼女にテキストメッセージで伝えると、とても嬉しそうな反応が返ってきて、夕食を一緒に食べることになった。その日の仕事の話を聞きながら、引き続き大学からの処罰の問題について話し合った。その後、ひょんなことからお互いの生活リズムの話となった。どうやら彼女も午前4時までには起床しているようで、何時に就寝しているのか尋ねたところ、驚くことに私よりも随分と早く、午後7時半にはもう眠くなって就寝しているとのことだった。それは仕事の疲れからなのか分からなかったが、いずれにせよ随分と早い就寝時間だなと思った。生活リズムの話をしばらくし、そこからも楽しい会話を続けていた。彼女は会話によってだいぶ元気を取り戻したようで、しばらくしてから帰って行った。彼女が返った後、突然高校時代のクラスメートが自分の背後に現れて驚いた。私は彼女の書籍を読み返していたところで、彼はどうやら自分が何か如何わしい本を読んでいたのではないかと私に疑いをかけてきた。別に如何わしい本を読んでいたわけではないことを伝えたが、確かに普段自分が読まないような本ではあったので、サッと手元のカバンにしまい、彼には速やかに帰ってもらおうと思った。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/3/19(火)05:40


12338. 唯識学の観法の魅力と意義


時刻は午前6時を迎え、ようやく辺りが薄明るくなってきた。この時間帯ですでに明るくなり始めている様子を見ると、日照時間に関してはもう新しい季節に入っていることを実感する。実際に来週の日曜日から、欧州はサマータイムに入る。そうしたことからも季節の着実な進行が窺える。


唯識学が内包する心の成長理論と実践技法には本当に驚かされてばかりである。その豊かさは成人発達理論やインテグラル理論を遥かに凌ぐ。心の成長を実現するという観点で言えば、それだけ唯識学は奥が深い。唯識学が大切にする実践はもちろん瞑想実践も挙げられるが、単に黙って座るというよりも、観法としての瞑想実践が大切にされる。心身を整え、意識を集中させた状態で徹底的に自己の内側を観察していくのである。ここでも上座仏教的な単なるマインドフルネスとは少し毛色が違い、唯識学の観法はシャドーワークの要素を含んでいる点が特徴的である。そして何よりもその点が考慮されているかどうかが心の成長の実現において決定的に重要になる。大抵の瞑想技法はスピリットの領域としての実践に留まっており、それ単体で実践を行っても、スピリットの領域の成長はあり得ても他の心の成長領域の成長は実現しない。一方、唯識学には私たちのコンプレックスやシャドーとしての煩悩を徹底的に観察していく観法がある点に魅力と意義がある。巷で行われているような自らの思考や感覚だけに注目するマインドフルネスの瞑想は、集中力は身につくかもしれないが、本質的な心の成長は決して実現しない。心の成長を妨げているのが私たちの煩悩や執着心なのであるから、それを滅却するために光と炎を照射する観法が必要なのである。こうした認識があまり共有されていないことは残念であるが、自ら徹底的に唯識学の観法を実践し、その実践体験と成果を持って今後広く世の中にその大切さを共有していければと思う。ここから日々徹底させていく煩悩や執着心に対する観法は、一見すると自らの成長のみを希求した自利的な実践に思えるかもしれないが、決してそうではなく、その過程で得られた発見事項や学びについては逐一色々な方面で共有していき、利他行としての観法を実践していきたいと思う。唯識学の探究の何よりもの面白さは、単に唯識学について学術的な知識が身につくだけではなく、その実践を通じて智慧が獲得され、心の成長が着実に実現されることである。フローニンゲン:2024/3/19(火)06:28


12339. 江戸時代の唯識学研究に注目して        


時刻は午前10時を迎えた。今日も午前中の唯識学研究がすこぶる順調に捗っている。“Inside Vasubandhu's Yogacara: A practitioner's guide”に掲載されている『唯識三十頌』の全文に対する音読を数回ほど行った後、“Seven works of Vasubandhu: The Buddhist psychological doctor (2nd. ed.)”『唯識二十論』の音読を始めた。そちらについては30分の音読時間で全てを音読していくことはできなかったので、午後の仮眠から目覚めた後に続きを読み進めていきたい。それにしても“Inside Vasubandhu's Yogacara: A practitioner's guide”に掲載されている『唯識三十頌』の翻訳は見事であり、同著者の“Vasubandhu's ‘Three Natures': A practitioner's guide for liberation”に掲載されている『三性論』も近々全文を音読して暗唱するぐらいに文章を血肉化させたい。


音読後、和書の専門書を2冊ほど初読を終え、今3冊目に取り掛かっている。その中で改めて、江戸時代の唯識学研究に焦点を当てていく方向性について考えていた。もちろん唯識思想が日本に持ち込まれた奈良時代における唯識学研究に従事できたらそれはそれで素晴らしいことだが、文献の残存具合や入手の難易度などを考えると、まだ江戸時代の方が文献が豊富に残っているように思え、複製版の入手難易度も奈良時代などの歴史の古い時代のそれと比べてさほど高くないのではないかと思えた。また、江戸時代は国学研究が盛んであっただけではなく、唯識学研究も盛んであったことが史料から窺える。どのような内容の問答が学僧たちの間で繰り広げられていたのかはとても気になることであり、それを知ることを通じて、日本のそれ以降の大乗仏教の発展過程をより理解することができるだろう。そうした意義を見出している。今年の秋に一時帰国する際には神保町の仏教専門の古書店を数日かけて巡ってみて、江戸時代辺りの古書を求めたいと思う。それは自分にしかできない自らが果たすべき使命としての研究を進めていく上での重要な文献になるだろう。フローニンゲン:2024/3/19(火)10:15


12340. 半年に1度の歯科検診を終えて    


時刻は午後4時半を迎えようとしている。つい今し方歯科医から帰ってきた。歯科医に向けて自宅を出発した際に、家の前の貸し倉庫を借りている同じジムに通っている中年男性と偶然会ったので少し立ち話をした。その男性はとても元気が良く、いつも明るい。ジムでも会ったら必ず挨拶をするようにしているのだが、こうして元気一杯で明るい人と話をしていると、こちらも気分が明るくなるのでとても有り難い。自分もまたそうした形で話をすることを通じて他者に肯定的なエネルギーを分け与えることができているだろうかと考える。そうであるように常に自分の状態を整え、意識せずとも人に温もりと明るさをもたらせるような存在でありたいと思う。


半年に一回の歯科検診を受けたところ、虫歯もその他の問題も何もなく終わった。今日の歯のチェックを担当してくれた歯科助手の女性は元気溌剌で、歯の検診をしている最中もずっと自分に話しかけてくれていた。さらには、院内でかかる音楽を口ずさむなどして、とてもテンションが高く、一緒にいるだけでポジティブな気持ちになれる人に担当してもらったことを嬉しく思う。検査を受けている間には旅行の話やアムステルダムとフローニンゲンの人々の気質や雰囲気の違いの話、さらには外国語学習についてなど話題は多岐に及び、退屈しない時間が過ぎていった。印象に残っている小ネタ的な話があるのは確かだが、それは脇に置き、今日の検査を通じて歯肉の状態がとても良好であることを聞けたのは嬉しかった。おそらくそれは日頃の電動歯ブラシでの適切なブラッシングとウォーターピック(水浄歯間ブラシ)の使用、さらには夕食後に行っているココナッツオイルによるオイルプリングなどがもたらしてくれたのだと思う。ただし、左上の歯の数本と左下の1本の歯に少し歯垢が付着しているとのことで、その箇所を今後は注意してブラッシングしていこうと思った。歯のクリーニングを済ませてから、今度は毎回担当してくれる優しい男性の歯科医に虫歯の検査をしてもらい、虫歯も何もなく、歯の状態はすこぶる良いとのことで安心した。腸内環境を良好に保つためには口内環境を良好に保つことが大事になるため、半年に一回の歯の検診とクリーニングはとても重要である。歯科医と歯科助手からのフィードバックも毎回ためになり、それをもとに毎日の歯のケアを質の高いものにしていくことができている。こうしたところにも様々な人や物の存在の恩恵を受けていることを実感し、諸縁に感謝したいと思う。次回の歯科検診は半年後の9月中旬であり、そこまでまた自分は一歩一歩の歩みを大切にしながら毎日を充実した形で生きていく。フローニンゲン:2024/3/19(火)16:38

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