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【サイケデリック学・瑜伽行唯識学探究記】12309-12313:2024年3月14日(木)

⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


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タイトル一覧

12309. 今朝方の夢

12310. 唯識思想の研究にさらに打ち込むために

12311. 唯識思想のレクチャーに向けたPPTスライドを作成する楽しみ

12312. 唯識思想に関する勤め

12313. ここからの確固たる足取り


12309. 今朝方の夢


時刻は午前4時半を迎えた。いつもと異なり、なんとこの時間帯に小鳥が鳴き始めた。辺りはまだ真っ暗なのだが、気温が9度とすでに高いので、その暖かさを受けて小鳥たちも活動を始めたのかもしれない。今日はここから14度まで気温が上がるようなので、マフラーはもう必要ないかもしれない。今日の午後にジムに出かける際にはもうマフラーをしないで外出してみようと思う。今日はたまたま暖かく、まだ気温の変化が激しく、フローニンゲンに春がやって来るのはしばらく先になりそうだ。


小鳥たちの鳴き声に耳を傾けながら、今朝方の夢について振り返っておきたい。夢の中で私は、見慣れない外国の町の郊外にいた。郊外のそこには巨大な宿泊施設があった。そこはリゾートホテルのようでいて、同時に研修施設を兼ねたような場所でもあった。より正確には、ホテルのようなのだが大学の立派な寮でもあるような雰囲気だった。そんな場所で私は、その日に行われる欧州のサッカーの重要な大会の決勝戦を観戦することになっていた。その施設にはパブリックビューができるスタジアムがあり、スタジアムにはすでに大型のスクリーンが設置されていた。試合が始まる前からスタジアムは大盛り上がりで、熱気は凄まじく、試合前に飲み食いを楽しんでいる人たちの姿を多く見かけた。試合の開始時間が迫って来ると学生たちが住む寮も賑わい始め、どの部屋でも試合を観戦する準備をしているようだった。いざ試合が始まると、スタジアムも寮もさらに興奮の渦に包まれていた。私はスタジアムでの観戦と寮での観戦の両方を考えていたので、試合の最中に両者を行ったり来たりしていた。スタジアムでは、スタジアム内に入れなかった人たちがスタジアムの外に溢れていて、彼らは隙間から見える大型スクリーンを見て試合観戦を楽しんでいた。寮に戻って、どの部屋が一番盛り上がっているかを確認しようと思ったところ、ある一室に大学時代のゼミの友人たちが集まっていることに気づいた。彼らはその部屋で試合の展開についてあれこれ議論をしながらも、純粋に試合観戦を楽しんでいるようだった。その部屋を少し覗いてみようと思ったところ、やはり自分は1人で静かに観戦を楽しみたいと思ったので、彼らの部屋を覗くことをやめた。そのような場面があった。


それ以外には、唯識思想を1人学んで悦に入る体験をしている場面があった。唯識思想の探究三昧を通じて三昧の状態に入るということが日常化されており、それに対して至福さを感じている自分がいた。唯識思想を学び続けていれば、自分はどこまでも心の成長を実現させていくことができるという確信があった。成長の極地である菩薩の境地に至るまで、毎日少しずつ楽しみながら成長の旅路を進めていこうと笑みをこぼしながら考えている自分がいた。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/3/14(木)04:51


12310. 唯識思想の研究にさらに打ち込むために


今日もまた唯識思想の探究に従事できる喜びと楽しみ。それが自分の心の奥から湧き上がってきており、幸福感が自ずから滲み出る。今朝方の夢にあったように、唯識思想に関する探究ができるのであれば、自分はもうその他に何も望まないと思えるほどに唯識思想の研究に没頭している。幸いにも唯識思想の研究に必要な文献は随分と出揃い、ここから追加で購入することはしばらくなさそうだ。8月あたりにもう1度、その他に必要な文献を一括注文したいと思う。今年は2年ぶりに日本に一時帰国しようと考えていて、秋の一時帰国の前に古書店から研究に必要な書籍を注文し、実家に送ってもらうようにお願いをしようと思う。それもまたこの夏の8月に行っておきたい。


研究に必要な書籍は購入する必要があるが、書籍を購入するという行為もまた何らかの自分の煩悩と執着から生まれたものではないかを逐一確認したいものである。ここ数年間は本当に狂ったように大量に学術書を購入し、それをひたすら毎日読み進めるということを行っていた。毎年、欧米の大学院の1年間の授業料を遥かに上回るような金額を投じて学術書を購入してそれを毎日読み進めていた。その背後には確かに自分の何かしらの煩悩もあるかもしれないが、煩悩だけではそこまでのことはできなかったのではないかと思う。冷静に自分の心のありようを眺めると、やはり自分は純粋な気持ちで学術研究に打ち込んでいたように思う。自分と世界をさらに広く深く知りたいという純粋な知的好奇心と、自分と世界をより良く知ることが他者の成長支援や社会のためにもなるという思いがあったのも間違いない。そこには自利・利他の双方の思いがあったのである。それが自分に力を与えてくれ、ここ数年間は本当に多くの学びを学術書を通じて得ることができた。そのことにただただ感謝したい。そんな学術書たちも、今はもう唯識思想に関係するものだけを読み進めていこうと思っている。ふとした時にインド思想にまで手を広げたり、仏教のその他の学派に関する書籍を眺めたり、自分のサイケデリック実践やサイケデリクスに関する協働プロジェクトを前に進めるために、サイケデリクスに関する学術書を時折眺めるぐらいに今後はなるだろうか。それ以外は基本的に毎日とことん唯識思想に関する書籍だけを繰り返し、繰り返し、自らの深層領域に学びが薫習されるように読み込んでいく。そうした都合上、昨日から何回かに分けて、2階の書斎に山積みになっている書籍を片付けていこうと思った。唯識思想を含んだ仏教研究やサイケデリック研究に関係しない書籍は全て1階に持っていき、段ボールの中にしまっておこうと思ったのである。そうすれば、2階がすっきりするだけではなく、目に雑多な情報が飛び込んでこないので、さらに唯識思想に関する研究に邁進することができるだろう。与えられた環境をどのような環境にするかは自分自身である。部屋の模様替えもまた自分からの環境への働きかけであり、それを通じて唯識思想の研究がさらに進展するのであれば、しかるべき環境に変えていくことに力を出し惜しみしたくはない。さて、今日もまた喜びと楽しさに包まれながら唯識研究に打ち込んでいこう。フローニンゲン:2024/3/14(木)05:05


12311. 唯識思想のレクチャーに向けたPPTスライドを作成する楽しみ


今朝は小鳥たちの美しい鳴き声の大合唱に早朝から恵まれている。時刻は午前6時を迎え、それがダークブルーに変わり始めた。夜明けは近く、それを祝うかのように数種類の小鳥たちが思い思いに違う場所で鳴き声を上げている。それが1つの音楽世界を形成し、自分はその世界にすっぽり包まれている。音の恵みがここにある。静寂さの中にこだまする小鳥たちの鳴き声は本当に美しい。至極の美しさがそこにある。


今日もまたまずは『成唯識論』の英訳書を読経行として30分ほど音読する。それもまた唯識思想の探究であり、尚且つ書物に書かれている事柄を体現させる意味での実践でもある。朝のその日課を終えたら、今日もまたゼミナールで5月から取り上げていく予定の唯識思想の講座に向けてPPTを作っていこうと思う。昨日からこれを本格的に始めたのだが、実に面白い。作業のプロセスそのものが非常に学びになるし、PPTを作ることの創造的喜びを久しぶりに味わっている。デロイト時代には多数のPPTスライドを作り、知性発達学者として活動している時にも膨大な数のPPTスライドを作ってきた。しかし、そこからキャリアと肩書きを変えてからは、PPTスライドを作ることからは離れていた。今こうして唯識思想を通じてまたPPTスライドを作成する機会に恵まれたご縁に感謝する。とりわけ唯識思想は仏教用語が多く、漢字の読み方も難しいので、用語のルビを振りながらPPTスライドを作成していくことは自分のためにもなるし、レクチャーを聞く人のためにもある。まさに自利即利他が体現されたPPTスライドの作成が実現されている。何よりも自分にとってPPTスライドを作成することは、デジタル絵画の作成や作曲実践と同じく、創作実践に他ならない。しかも対象が自分が最も情熱を注いでいる唯識思想であれば、尚更PPTスライドの作成は楽しいものとなる。幾つになっても学ぶ喜びは尽きず、幾つになっても何かを作り、そして生み出す喜びは尽きない。


現時点では、ゼミナールのクラスで取り上げる予定の課題図書について解説レクチャーのPPTスライドをコツコツと作成している。今後は課題図書を問わず、唯識思想に関する書籍を読みながら、その都度PPTスライドを作っていくと非常に能動的な読書になるかと思う。絶えずゼミの受講生の皆さんを意識して、皆さんに唯識思想の智慧を出し惜しみなく共有していくという思いで探究を進めていると、存在の奥底から本当に巨大かつ無尽蔵なエネルギーが湧いて来る。そうしたエネルギーをもとに、今日もまた少しずつPPTスライドを作成していこう。作成したスライドは完成版ではなく、今後その他の書籍を読む過程で少しずつ情報や説明を付け加えていくようにすると、中身の濃いいスライドが作成されていくだろう。とにかく少しずつ形にしていくこと。そして生み出された形に上塗りする形で彫琢していくことを意識していこう。フローニンゲン:2024/3/14(木)06:20


12312. 唯識思想に関する勤め       


時刻は午前8時半を迎えた。辺りはすっかり明るくなり、今、1羽の小さなスズメが目の前の木にやって来た。キョロキョロと辺りを眺めながら、またどこかに飛び去っていった。諸行無常。全ては本当に諸行無常なのである。自分の考えも経験する時も、そして自己自身も世界そのものまたいっときも同じであり得ず変化し続けている。全てが絶えず変化しているがゆえに、私たちはその変化に気付きにくいのかもしれない。


つい先ほど朝の瞑想実践を終え、心身ともにすっきりしている。隔週で行うシロシビン・セッションに加えて、毎日の瞑想実践はその体験を地に足の着いたものにするのに一役買っている。また小さく少しずつ意識を涵養していくことに関して無くてはならない実践だ。瑜伽行唯識学の探究実践者として平素の瞑想実践は不可欠である。


きっとここからの1年は、オランダに残って唯識研究とサイケデリック実践に打ち込むことを阿頼耶識が求めたのだろうということについて昨日考えていた。仮に今年の夏からアメリカに渡っていたら、唯識思想の研究が中途半端な状態だったに違いない。向こうに行って何か自分が貢献できたかというと、もちろん何かしらの貢献はできただろうが、しっかりと唯識思想に関する理解の基礎を固め、その思想について他者にわかりやすく説明できる状態に持って行くことがまず求められたのではないかと思う。それは自分にとって勤めのようなものであり、その勤めにしっかりと従事したい。必ず因があって今年1年またオランダで生活することになったのだ。ここからオランダでの生活がどれくらい長くなるのかは誰にもわからない。それは全て、今日一日の自分の行の積み重ねによってもたらされる業の結果としてどうなるかが決まる。オランダでこうして日々静かな環境の中で唯識思想の探究に打ち込めていることは本当に恵まれているし、幸せなことなのだ。こうした身近にある幸せにもっと敏感になり、それをもっと大切にしたいと思う。今年は基礎固めの年であり、身近な幸せを愛でる年にしたい。フローニンゲン:2024/3/14(木)08:42


12313. ここからの確固たる足取り


時刻は午後7時を迎えようとしている。ここ最近は本当に日が伸びており、今ようやく辺りが暗くなって来ている。2週間後の日曜日に欧州はサマータイムに入るが、それも頷けるほどの日の伸び具合いである。


振り返ってみると、今日はとても暖かい1日だった。最高気温が14度に到達していたこともあり、午後にジムに出かけた際には下にヒートテックを履く必要はなく、上も厚着する必要はなかった。久しぶりにマフラーと手袋をせずに外出したように思う。来週の月曜日と木曜日はまたマフラーと手袋が必要そうだが、いずれにせよ今日のような暖かい日がこれからちらほら出てくるだろう。もう春はもうすぐだ。


今日のジムでのパーソナルトレーニングはいつものように充実したものだった。トレーニングの開始の際にパーソナルトレーナーのエリーザと最初に話した話題は、先日伝えたハーバード神学大学院(HDS)からの結果に関するものだった。親友のメルヴィンとエリーザにはいち早く結果を伝えていたのだが、改めて結果を受けての自分の心境について少し話をした。やはり真摯に唯識思想を探究しているからか、今回の結果については既にうまく受け止めている自分がいる。結果そのものは無記であり、結果を受けてここから何をするかが重要なのだ。そもそも今回はHDSで宗教の観点からサイケデリクスについて研究を進めていこうと思っていたのだが、アドミッション側からすると、HDSにはサイケデリクスに関するコースはなく、HDSと提携している世界宗教研究センターのプロジェクトの中でしかサイケデリクスの研究ができないことを鑑みての判断を下してくれたのではないかと想像される。それは自分にとって有り難い判断だったのである。親友のメルヴィンが述べるように、きっと宇宙は、きっと自分の阿頼耶識は自分にHDSでサイケデリクスの研究に従事する以外のことを求めていたのだろう。そうそれは、やはり唯識思想に関する研究なのだと思う。

オランダにいる地の利を活かして、隔週でのシロシビン・セッションはこれからも継続していく。それは自分の心と向き合うための最良の実践である。そうした実践の機会が与えられていることに本当に感謝しなければならない。自分の深層意識や高次元の意識を探究する代替の効かない手段であるシロシビン・セッションを活用しながら、その体験を唯識思想から紐解いていくということを愚直に続けていこうと思う。今回のHDSから受けた結果はそれを後押しするものだったのだと意味付けされる。兎に角実践としてはシロシビン・セッションを大切にし、それ以外の日にはただただ地道に唯識思想についてどこまでも広く深く研究を進めていきたい。ジムで良い汗を流しながら、これからの自分の足取りはもう揺らぐことはないと確信していた。フローニンゲン:2024/3/14(木)19:10

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