No.4449 ヒューマニティーを超えて_Beyond Humanity
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本日の2曲
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タイトル一覧
9853. 今朝方の夢
9854. 実践や行動の見直し
9855. 今後のゼミナールで取り上げたいこと/音楽理論と作曲実践に関する予感
9856. サウナを楽しんで
9857. 『メッセージ（2016）』を改めて鑑賞して
9858. 日曜日は映画の日に
9853. 今朝方の夢
時刻は午前6時半を迎えた。今朝もまた静けさに包まれている。どうやら昨日の深夜から朝方にかけて雨が降っていたようである。天気予報を見ると、ここから晴れに向かっていくようなので嬉しい限りである。
今朝方の夢についていつものように振り返っている。夢の中で私は、見慣れない外国の街にいた。時刻は夜で、辺りは暗く、道ゆく車はヘッドライトを灯していた。私の近くには数人の人がいて、彼らと行動を共にしているようだった。そのうちの1人は自分と同じ世代の元サッカー日本代表の選手で、ちょうど彼は試合を終えたところのようだった。試合後の彼はまだ興奮気味で、試合での活躍について熱く語ってくれていた。彼の興奮は収まることを知らず、そこからは夜の街に出かけて行き、楽しく飲もうということになった。しかし時間も時間だったので今から入れる店があるかわからなかった。彼は飲み屋街の高級ホテルを予約しているらしく、どれだけ飲んでも時に問題はないようだったが、自分を含めてその他のメンバーはそういうわけにもいかなかったので少し困った。結局お店に行くことをせず、彼が宿泊するホテルの部屋に行ってゆっくり話をすることにした。彼の部屋に入ると、彼は最近出版した書籍を私たちに見せてくれた。ちょうど自分も書籍を出版したばかりだったので出版に関する話で盛り上がった。彼の本は私の本よりもページ数があって分厚かった。しかし、1ページあたりの文字数が彼の方が少なく、文字も大きい作りになっていた。彼は自分の本をパラパラとめくりながら、どのような本かを見せてくれた。ちょうどその様子を動画に撮影し、YouTube上の自分のチャンネルにアップすると述べていた。彼に書籍を見せてもらっているときに面白いことに気づいた。彼は初読の際は赤ペンを使って線を引いたり、書き込みをしたりしている。そして再読の際は青ペンでそれを行っている。自分の場合はちょうどその真逆の色で、初読は青ペン、再読は赤ペン、それ以降も青と赤を交互に使っていく形で書籍を読んでいたのでその点で話が盛り上がった。彼が初読の際になぜ赤を選んでいるのかという理由と私がなぜ青を選んでいるのかという理由に関しては、大した理由はなく、そちらの色の方が線を引いたり、書き込んだりした際に見やすいからという理由である。その感覚がお互いに逆であることを笑った。今朝方はそのような夢を見ていた。実際のところはその他にも夢を見ていたような気がする。見知らぬ若い女性と部屋で2人っきりで親密に話をしていた場面もあった。彼女は日本人で、性格はとても大人しく、話をしていてすごく心地良かったのを覚えている。彼女が夢の世界から消えていく過程の中で夢から覚めた。フローニンゲン：2023/2/5（日）06:44
9854. 実践や行動の見直し
日曜日の朝の世界はすこぶる静かである。夜明けを迎えるのはまだ先で、そのため静寂さがさらに増しているように思う。目の前に広がる暗闇が静けさを増幅させている。今日も小鳥たちの鳴き声が聞こえてくるだろうか。それを待望する。
今日は午後に、毎週日曜日の習慣になったサウナに入りにジムに行く。またそれと同じく習慣になった24時間のファスティングを行う。その他の日は週に2回のジムでの筋力トレーニング後の栄養を補給するという観点から無理に24時間のファスティングは行っておらず、朝食を食べない16時間のファスティングを行っている。その際には朝にプロテインを飲むこともしておらず、胃を動かすような99%のカカオチョコレートなども摂取していない。16時間ほど胃腸を休めるというのはとても良い習慣だ。
今日はジムに行くことに加えて、ゼミナールの今後のトピックに関する書籍を午前中に読み進めていこうと思う。当初の予定では、日曜日は書籍に対してもファスティングをすることを考えていたが、朝の時間帯は少なくとも読書をしたいという思いがあり、仮に書物から離れるのであればジムから帰って来てからになるだろうか。読書は自分の好きな活動でもあるから無理に離れる必要はなく、過度に読書に傾くことだけを気をつけていればいいだろうか。当面は実験的に、日曜日の午前中は読書を許容し、午後からは映画を当倍速で見たり、箏の稽古をいつもより時間をかけて取り組むなどしたいと思う。自分の日々の実践や行動を見つめ直し、新しいことを試してみたり、軌道修正することはこれからも意識したいことである。毎日の実践や行動の積み重ねとして自己があり、人生があるのだから。フローニンゲン：2023/2/5（日）07:06
9855. 今後のゼミナールで取り上げたいこと/音楽理論と作曲実践に関する予感
日曜日の朝の時間がゆっくりと進行している。昨日に引き続き、ゼミナールで取り上げる課題図書を読みながら音声教材を作っている。そこでふと、今後のゼミナールで取り上げたいものとして、改めて日本国憲法、日本人の死生観、日本語の特性、日本の神話などを列挙している自分がいた。様々な角度から深層的に日本の文化や制度、そして日本人の行動様式を客体化していくことを通じて、日本の社会問題の治癒と変容に向けた実践を組み立てていくことをゼミナールで行っていきたい。そのような思いを改めて持った次第だ。すでにそれらのテーマに関する良書が手元にあるので、あとはゼミの受講生の方々と相談しながら何をいつ学んでいくのかを決めていければと思う。
昨夜、人生のどこかのタイミングで音楽理論を深く学ぶ時期が再びやってくることを思った。作曲に関してもより力を入れていく時期が訪れることを予感している自分がいた。今は毎日少しずつ作曲実践を積み重ねていくことを続けていこうと思うが、いつかどこかで作曲実践に大きく舵を切る日がやってくるだろう。AIが作曲できる時代において、人間が作曲することの意義と価値を問い続けていきたいと思う。
先ほどまで少し雨が降っていた。今空が少しずつ明るくなって来ていて、ここから晴れ間が広がり始めるだろう。それを予感させるかのように、小鳥たちが清澄な鳴き声を上げ始めた。午後にジムに行く際は晴天の中歩けるのではないかと思う。ジムのサウナでゆっくりと寛いで自宅に戻って来たら、映画『メッセージ（2016）』を等倍速でじっくり味わおうと思う。この作品はすでに鑑賞済みであるが、改めて見たいという思いが先日湧き上がっていた。それ以外にもいくつか等倍速で視聴したいものがあり。それらを今後も日曜日の午後に鑑賞していくことにしたい。日曜日はそうした楽しみとゆとりのある日としよう。フローニンゲン：2023/2/5（日）09:54
9856. サウナを楽しんで
時刻は午後2時を迎えた。今、穏やかな太陽の光が地上に降り注いでいる。天気予報の通り、午前中の途中から天気がとても良くなり、今は雲ひとつない快晴に恵まれている。今日は少し早めにジムに行き、ゆっくりとサウナに入って来た。日曜日はサウナが盛況なことが多かったが、今日はそれほど混んでいなかった。今後も昼前にジムに到着できるような形でサウナを利用しようと思う。サウナの中では2人の男性と交流をしていた。彼らは常連であり、これまでも会ったらよく話をしていた。そのうちの1人は自分がジークンドーをしていることを覚えてくれていて、少しその話をした。サウナの最初のセットはいつも汗はさほど出てこないのだが、2セット目からは良い汗をかくことができ、そこからは冷水のシャワーも気持ちよく感じる。発汗を通じたデトックスと整う現象を味わってから自宅に戻って来た。
サウナに行くまでの時間を振り返ってみると、今後のゼミナールのクラスに向けて着実に読書と音声ファイルの作成を進めていた。インプットとアウトプットのバランスはとても良く、この調和が崩れるとおかしなことになる。そう考えるとゼミナールの運営はまさにその調和を最大化させてくれる場になっていることを実感する。今から映画を見てゆっくりするが、映画を見終えて時間があれば、引き続き読書と音声ファイルの作成をしていきたいと思う。日曜日が充実感の中で過ぎていくことに感謝をしたい。フローニンゲン：2023/2/5（日）14:11
9857. 『メッセージ（2016）』を改めて鑑賞して
たった今、『メッセージ（2016）』を見終えた。これは紛れもない傑作である。今回が2度目の鑑賞で、前回は倍速で見ていたが、今回は等倍速で見た。それによって作品固有の時間の流れの中に深く入っていくことができ、作品が開示する意味が遥かに豊かなものになった。この作品から教えられることはあまりに多い。改めて作品を見ながら自分なりに汲み取っていた意味を備忘録として書き留めておきたい。
この作品は、地球外生命体が地球にやって来る他の作品と一線を画している。エイリアンと地球人が争うというようなこともなく、それでいてそもそもエイリアンの姿がそもそも最後までぼやけて描かれているところも通常のエンカウンターものと異なる。
私たち人間は、作品中でも言及があったようにサピア=ウォーフの仮説に則ってこのリアリティを生き、世界を知覚している。端的には、私たちの認識や思考、そして感覚は言語によって影響を受けるということだ。到来したエイリアンは、今の人間が活用している言語とは全く異なる言語を授ける。外国語を学習することによって脳が変化し、それによって思考や感覚が変化するのと同じく、エイリアンの言語に接した主人公は知覚能力に変化が見られ始める。一言で述べれば、未来が見えるようになるのである。また別の言葉で言えば、線形的な時間の流れに従った思考ではなく、非線形的に思考ができ、それゆえに未来が知覚できると述べることもできるかもしれない。いずれにせよ、エイリアンは3000年後に人類の助けがいるということだけを残して消えていく。エイリアンはその時に鍵を握るのが未来を予知する能力、いや人類の今の分断的な思考の在り方や時間に縛られた思考の在り方ではなく、調和と全体を生きるための思考の在り方を授けにやって来たのだろう。未来を知覚するテクノロジーを授けにやって来たという見方もできるかもしれない。
作中の中で、地球人は既存の分断的言語によって文字通り各国バラバラに活動し始めるが、主人公が授かった予知能力によって、地球は再び1つになる。ここから、今の思考の在り方を超え、非線形的な思考というものが可能である可能性について教えられた気がするし、エイリアンの言語に接することによって人間の能力が開かれる様を見ると、人間の脳の無限の可能性についても考えざるを得ない。脳は宇宙からの贈り物であり、線形的な言語に沿って思考する以外の活用の仕方が私たちの脳にはまだまだ残されていることを知る。
そして重要なのは、主人公のルイーズのように、予知された未来を何の変更もなしに生きる意志の在り方である。これには深く感銘を受けた。起こる未来がわかったら変更を加えたくなるのが人間の性であり、同時に未来を変える形の映画は枚挙にいとまがない。しかしながら、起こる未来に何ら変更を加えず引き受けて今この瞬間を生きることの貫徹した意志と気概さをルイーズから学ばされた。
この作品からの教えは、人間が今の人間を超えていく可能性を内包しているというトランスヒューマニズム的なものと、分断ではなく調和、あるいは非二元を生きる可能性を人間が秘めているということ。そして、未来を引き受けて今を生きることの尊さに収斂されるだろうか。フローニンゲン：2023/2/5（日）16:42
9858. 日曜日は映画の日に
とても充実した日曜日がゆっくりと終わりに近づいている。そう言えば、午後にジムから自宅に帰って来た時に、オーナーのフレディさんが家の壁に何かを取り付けている作業をしている姿を見かけ、話しかけてみた。すると、小鳥たちが休める鳥小屋を取り付けているとのことだった。季節が春に近づいて来ていて、ここ最近は確かに早朝に小鳥たちの鳴き声を聞くようになって来た。どうやら黄色く小さい小鳥のためにその鳥小屋を作ったようだった。自分には鳥類学的な知識がなく、英語でその名前を言われても、オランダ語でその名前を言われてもピンとこなかったが、鳥の雰囲気を聞くだけでどんな鳥か容易に想像できた。彼らがその小屋で休む日を楽しみに待とう。
今日からの新しい試みとして、日曜日の午後はジムでサウナに入って来た後は自宅で寛ぎながら等倍速で映画鑑賞をすることにした。今後も日曜日は映画の日にしようと思う。傑作を等倍速でじっくり味わい、今後はゼミナールのクラスでも映画を取り上げて様々な事柄について探究を深めていきたいと思う。映画を通じた学び、そして治癒と変容を実現するというムービーヨガの実践を共有していこう。
すでに書き留めていたように、今日見た作品は『メッセージ（2016）』というものである。作品の中で、主人公の子供に「Hannah（ハンナ）」という名前が与えられる。この名前は前から読んでも後ろから読んでも同じなのだ。作品中にはまさに時間の流れのない時間感覚が取り上げられていたのと同じく、この前も前後という感覚のない時を超えた名前なのだということがわかる。
その他にも、作品中では中国がキープレイヤーとして描かれていて、この映画から見てわかるように、アメリカはもうロシアや日本は眼中になく、中国を絶えず意識していることもわかる。国際外交の力関係が透けて見えるような映画でもあったことが印象的である。この作品については今夜も考えを巡らせるかもしれない。そして夢の中に何かしらの影響が現れるかもしれない。フローニンゲン：2023/2/5（日）19:26
本日の散文詩（prose poetry）& 自由詩（free verse）
No.2171, A Morning Aspiration
My soul has a morning aspiration.
It hopes to be with the entire world.
Groningen; 07:52, 2/5/2023
No.2172, A Fortuitous Sign
A fortuitous sign is everywhere.
It is omnipresent.
Why don’t you try to find it?
Groningen; 11:34, 2/5/2023